小説「さまよう刃」ちょっとした感想文ちょいネタバレ 日記#136

今日は先ほど読み終えた小説「さまよう刃」の
ちょっとした感想文でも書こうと思う。

この物語は罪を犯した未成年たちを複数の人物が追うミステリー小説だ。
その罪とは凄く大雑把に言ってしまうと性的暴行を加えた後、殺害した。
そして追う人たちは警察、被害者の親族たち、加害者の知人、主にこの3視点だ。
物語の主題は「正義」だと思っている。
被害者の親族たちは未成年たちに復讐を誓っている。
自分の娘たちを殺害しておいて呑気に生きている奴らを許せないのだ。
だからといって警察には任せられない。
なぜかって?
それは日本の法律に限界があるから。
いくら犯罪を犯しても。
いくら人を殺しても。
未成年は法で守られて"しまっている"。
だから自らの手で裁く。
それが一つの正義。
警察は法に従って加害者たちを追う。
まだ未来がある未成年たちを更生させるため。
その正義に疑問を持ちながらも警察なので、
加害者を追う。
感想としては凄くよかった。
最初は繋がりのあまりなかった人物どうしが終盤になるにつれてどんどん一箇所に集まっていき
ぶつかり合うという展開…
視点の移り変わりも早くなりエンディングが近いという事が分かる演出だった。
だけど、一つだけ。
すご〜く私情なのだが、最後は被害者側ももうちょっと報われて欲しかった…!
だけど、あれで良かったかもしれないとも思う…
もし手に掛けて居たらと思った時に良い結末が待っていたとも言い切れない。
やはり日本の法律には限界があるという事が
わかった。
とくに少年法はそう。
その事がよく書けた小説だったと思う。

ちょっとどころかハチャメチャに上から目線な
レビューになっちゃった…
とりあえずめっちゃ面白い一作でした!
次は「殺人の門」を読もうと思っています。
「さまよう刃」の映画の続きも今から見るかぁ…

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