壁と車
物事と向き合うと、いくつもの壁が現れる。
始めるまでの壁
始めてからの壁
終えるまでの壁
だが、そのほとんどが心理的な壁ではないだろうか。
ともすれば、向き合う姿勢や考え方次第で乗り越えられるはずだ。
何かに取り組むことは車で遠出することに近い。
まず車で出かけるために車まで行くのがめんどくさい。
走り出してしまえば快適で、歩いたり自転車に乗ったりするよりも圧倒的に楽なのに。
要はエンジンさえかけてしまえばいい。
鍵を持って家を出る。
車のドアを開ける。
運転席に座る。
エンジンをかける。
なんとも簡単なことか。
始めるまでの壁は、そのほとんどが始めてからのことを意識しすぎて壊さないことが多い。
だが、始める動作だけに意識を向ければ、後はやる気と元気で乗り越えられる。
走り出してからの問題は、燃料だ。
走り続けるために何度も燃料補給しなければならない。
しかも、わざわざ止まって降りてお金を払って。
これも壁の一つだ。
だが、先ほどとは逆にそこでの目的を燃料補給だと思わなければいい。
少し気分転換する。周りの景色を見る。
運転とは違うことをする。
それだけで仕方なくやっている燃料補給とは別のものになる。
また、途中で止まるのもまた面倒だったりする。
車が止められる場所を探す。
降りて用事をする。
また歩いて車に戻る。
発進する。
結局、この過程にめんどうさを感じる理由は、車が楽だからに限る。
楽だからこそ、場所探しのハンデがある。
そして、一度止まってまた動き出すたびにこの面倒さを感じ、場合によっては最後までたどり着かずにそこで遠出を終わらせてしまう。
諦める。
だが、そのハンデは走り出した段階で覚悟しなければならない。一度止まったらまた進むのは大変だということを。
だが、車で走るのが好きならばその程度のことは苦にならないだろう。もうすでに一度走り出せているのだから。
つまり、
始めるまでは簡単さを意識して、
始めてからは気分転換を意識して、
終えるまでは楽しさを意識すればいい。
楽しんでいる人ほど長続きするのは当たり前のことだった。
めんどくさがり屋の私も楽しんでnoteを続けていこう。