ジャケ写 tonari no Hanako「君のトーストになりたい」制作裏側
こんにちはRockyです。
2021年8月3日に tonari no Hanako(@tonarinohanako)さんのニューシングル「君のトーストになりたい」がリリースされました。
- tonari no Hanako (トナリノハナコ) -
“切ないほど、人生は、愛しい” をテーマに、
拗れた故に辿り着いた、優しく繊細な世界線を描く音楽バンド
1stEP『切ったら、空』が”CDショップ大賞2020 北陸ブロック賞”を受賞。
抜け感のあるLOOPフレーズに、生のJAZZをあしらい、
独特の気怠さと浮遊感に浸れる、温度感低めな新感覚のサウンドが特徴。
バンド名の由来は “それでも、となりで恋をする”。
とっても素敵な曲になっているので今すぐyoutubeへ。
Produce : ame
Video creator : Takahito Sobue
Model : Rei (Nagie Lane)
Photographer : Rocky
今回私はジャケット写真を担当しました。
SNS上では詳しい作成の話を掲載していないので、実際どのように作業を進めていったのかを説明できればと思っています。
制作期間:2ヶ月(2021年6月~7月)
使用ツール:Photoshop, Illustrator, Lightroom, GoodNotes
担当:ジャケット写真
具体的にはジャケット写真の
コンセプトデザイン
アートディレクション
撮影
写真現像&編集
ジャケットデザイン
を行っています。
・コンセプトデザイン
事前に題名と楽曲を頂いており、そこから自分なりの解釈で伝えたいメッセージを汲み取り一枚絵として何を伝えるかを考えます。
曲の雰囲気とtonari no Hanakoのイメージそして新しさや意外性を取り入れるため、ポップ×儚い×クリエイティブの方向性へ固めます。
具体的には抽象化されている意味を具体化し、更にイメージを伝える例を考えます。
・アートディレクション
実際にコンセプトをビジュアルに落とし込むためにラフやプロトタイプを作り最終的な視覚的デザインを決定します。
コンセプトの方向性が決まったのでイメージ画像を用いて描いて見ます。この時点でしっくりくるか否かの判断は大事です。
特に今回は手のトースト部分を実際に実物で再現するか、合成させるかで悩んだのでどちらもプロトタイプを作成して見ました。
(このために食パンを大量に買って食パン生活になったのはまた別のお話)
・撮影
必要な素材を撮影するために機材をセッティングし撮影します。
最終的に手をトーストの焦げ目にすることになり、焦げ目の手と全体部分の2つ素材が必要となりました。
焦げ目の手はモノトーンとなるためしっかりと輪郭を際立たせる必要があり、上下からライティングをしています。
全体の写真は立体感を出させたかったため影が出るようにライティングをしました。
・写真現像&編集
撮影した写真を今回のイメージに合うようにそれぞれ編集していきます。
主にPhotoshopでの編集となります。
焦げ目の手→手の輪郭だけ切り抜き、モノクロ化してからセピア調にしパンの焦げ目の色になるように調整します。
全体は白色の部分に青味を加えトーンを下げることで落ち着きと怪しさを加えます。そして写真を合成しパンと焦げ目が馴染むよう再度調整を加えます。
・ジャケットデザイン
最終的に素材を一つにまとめジャケットとしての見栄えを整えます。
Illustratorへ移し枠取りや文字等の配置を検討して完成です。
デザイン例は基本的に10個ほど作り比べています。
最終的に出来上がったものがこちらとなります。
Apple Music, Spotify にて配信していますのでこちらもチェックください!
終わりに
今回はジャケット制作の裏側をお話してみました。
いかがだったでしょうか?
自分は写真を主としてコンセプトからアートディレクション、デザインまで取り組むことを得意としています。
新しいコラボレーションをできることを楽しみにしています。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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