過去の手帳を読み返してみた!
8月のこの時期になると、ひとつワクワクすることがあります。それは、
来年のほぼ日手帳ラインナップ発表!
9月1日の発売に合わせて、毎日ちょっとずつラインナップが発表されていくんよ。来年はどれにしよ〜っていう楽しみがあってね。
そんな楽しい手帳「ほぼ日手帳」を販売している、ほぼ日刊イトイ新聞はこちら。
https://www.1101.com/home.html
さてさて。
過去に書いた自分の文章を読むと、すこぶる羞恥を感じて土に埋めるか宇宙まで打ち上げるかして無かったことにしたくなるタイプの人間なので、手帳や日記は書くだけ書いて、読み返すということをしてこなかった。
しかし今何故か、(夏休みで時間があるからか)ちょっと読み返してみようかな…という気持ちになっている。この気持ちが冷めたらたぶん今後読み返さない気がする…!
なので、勝手に個人企画を立て、これまで封印してきた過去のほぼ日手帳を見てみようと思います。
たぶん「イタイな〜」ってなって終わると思う。笑
ではレッツゴー!📖
今手元に8冊ある。ほぼ日を使わなかった年もあるので西暦が飛んでるのもあるね。
2011から見ていくか…
2011年(中3)
中学生かよ…!もう既に恥ずかしくって死にそう。
マンスリーページを見ます…
うわ〜〜〜〜キツ〜〜〜〜〜!
何も無い日に「FREE!」とか、レベルアップ講座みたいなのを「レベルうp」って書いてるのマジでキツいな… 週4回塾に通ってたんやな。
デイリーページはもっともっと見てられないものでした。どうやら手帳をストレスの捌け口にしていたようで、よくない言葉がわんさか。表現力も語彙力も無いわね… あとテストの点数とか記録していました。
この頃めっちゃRADが好きやったんよな〜。半券以外に、食事したお店の箸袋とか紙ナプキンも貼ってた。
なんか、、、もっと中学生ならではの苦悩とか考えとか思いとか綴られてるかなって期待して見てみたけど、ほとんど勉強のことしか書いてなくて面白くなかった(笑)。次の年に行こう!
2012年(高1)
まずいきなり、カバーのポケットから使ってないテレホンカードが4枚出てきた。なんで?
消化できてないToDoリストが多すぎる問題。意味調べしか遂行してへんな。勉強サボってたもんな。
この時代は、日記というよりメモのような使い方をしていたようです。どんな風に使ってもいいのがほぼ日手帳の良さなんだよな〜
合唱に力を入れていた頃。「歌は『訴う』という言葉からきている」と顧問に教えてもらったのが心に残っていたよう。でも漢字で書けよ!あと「抑揚」くらい書けてくれよ。
混声四部合唱を4人で歌うっていう強行突破もええとこな環境で歌っていたのが懐かしい。
大人数だと、周りが歌ってる時に一瞬だけ音を途切れさせて呼吸する、騙し騙しの息継ぎ(カンニングブレス)ができるんですけどね。カンニングブレスが許されない合唱。水泳部でさえ息継ぎしてるのに。
部活に関する記述多めの2012でした。次!
2013年(高2)
この辺ではまあまあ可愛らしいページも多く。わざわざ写真を印刷して貼り付けて、その日の思い出を記録しているページがあった。
部活や友達と過ごす日常は充実してたらしい。
でも勉強はめっぽうダメダメで、戒めにかこんなもの貼ってた。
不合格通知面白いな〜
今となっては笑い話。
2014年(高3)
この年から、ページをデコレーションすることにこだわり始めたらしい。SNSで他の人の手帳の使い方を見て、真似したかったんだろう。
大学受験の勉強から現実逃避をして手帳書くのに時間を費やしてる。勉強しろや。
2015年(大学1年生)
死ぬほどびっくりしたんですけど、このズボラがちゃんと時間軸を使っておる… そんなに暇やったんかな。カラーペンも使い分けて…その細かさをキープできりゃいいんだがな。がははは!(数ページで飽きた模様。)
絵に自信がないのでめったに描かない人なんですが、高校生〜この頃くらい、アホかってくらい艦これにハマっていたようです。こういうイラストのページがちょこちょこ出てくる。絵は飛龍ちゃんだけど嫁は加賀さんでした!!!元気にしてるかしら。
…艦これで思い出した。最近、今の教え子(中学生)の、話の合うオタク君とふつ〜に艦これの話題で盛り上がったけど、中学生ってまだ艦これしちゃいかん年齢なのでは…🤔 ひぇ
個人的に大学1年生のときは、楽しい出会いや知見の広がる経験が多くてめちゃくちゃ充実した年度だったので、日記の内容もかなり明るかったです。
2016年(大学2年生)
この年の手帳をひらくと、手帳の中身が始まる前の厚紙のページにでかでかと、某ライブの猫アイドルの画像が貼ってあった。
いやデカすぎやろ。サイズ綿密に計算しすぎやろ。
※個人の趣味の範囲で利用してるので権利のこととかで怒らないで…!でも一応モザイク処理。
小っ恥ずかしいけど、でも、その当時に夢中だったものとか、好きだったものが手帳に詰まってるのっていいよね。
この頃から万年筆にも手を出した。格安のものから始めて、より良い万年筆とインクにバイト代を溶かしていく様子が伺えます。マスキングテープもかなりコレクションしてた頃で、ページがもうそれはそれは鮮やかで笑っちゃう。ほんまに暇やったんやな〜
このスタンプかわいくないですか?お気に入り。
焼肉屋でバイトしてたんですけど、あまりにも忙しくてタレ皿の洗い物が追いつかなくなり、その悲痛がしたためられたページ。ふだん横書きなので、縦書きにしたってことは相当やられてる。そして私が働いてる間に小皿は買い足されなかった。無念。
2017年(大学3年生)
ほぼ日手帳には、マンスリーとデイリー以外にも色々な機能的なページがある。それを活用しようとして失敗したのがこれだ!!!!
その日の出来事を短く書いて、見出しみたいにしたかったようです。ここだけ見ると2月4日から私は息絶えてる。性格出るなぁ…
新年を迎えると何か新しい習慣をつけたくなるんだよね。で、続かないんよね。いつもそう。
この年はイラスト少なめ、万年筆による文章多め。初めの頃に比べると語彙も増えて、何にどう悩んでいるのかをちゃんと書けるようになっていました。
人間関係や、就職向けてとか。人並みにちゃんと悩んで戦っていたみたいだ。自分で言うのもあれだけど。
↑大学で教員免許の取得だけして教員にはならず、民間企業に就職することを悪とする話を聞かされてモヤモヤした時の。この時、先生になるかならないかでものすごく悩んでいたので、免許の取得=就職先を学校に限定する、という考え方に納得がいってなかったんだと思う。結局先生になりましたが!
そういえば最近、教員免許は10年間で更新しなくてもよくなり恒常的な資格になりましたね。
この時の様々な悩み事なんて今はきれいさっぱり忘れてしまってて。今読んでも「ふ〜ん」ってくらいで。
「そんな〜時代も〜あ〜ったねと〜」って頭の中の中島みゆきが歌い始めてるけど。
でも当時の私はおそらく、必死にこれらのページを書いたんだ。
たぶん泣きながら、たぶんご飯が喉を通らなかった日も、書いてる。残そうとして。
忘れたくなかったからなのか、書かないと落ち着けなかったからなのか、書くとスッキリするからなのか、理由は分からない。悩み事を書いたところで、抱えている問題が解決するわけではない。出来事を手帳に書くのは、根本的な解決方法とは言えない。
それなのになぜか書いてるんだなぁ。不思議と。
今は、仕事の忙しさを理由にここまで丁寧に手帳に日記を書いていない。数年後、たぶんちょっと後悔しそう。就職してからの3年間は、手書きで残したものがほんの少ししかない。あとから思い出した時に「無」って感じになるんだろうか。やだなぁ。
ちょっと感傷に浸りながらページをめくっていくと、いらんもんも書いてた。…体重!今よりすごい痩せてる!なんでや!おいこら!
冒頭の写真で2019年の手帳も載せちゃったけど、仕事のメモばかりで読み応えなかったので割愛します。
読み返してみて
このnote書いてる時に何度も「誰が読みたいねん」「どこに需要があるねん」と思い、公開しないでおこうかなと思いました。
けど、私自身に結構、他の人の手帳を見てみたい、眺めてみたいという気持ちがあり(悪趣味すぎる)、手書きの日記を公開されている方のインスタとかめちゃくちゃ見て、見映えのする魅力的な手帳を書きたい!と思うことが多かったんです。
だから真似をしたし、センスないのにいっぱい飾り付けもした。好きじゃないのに絵も描いた。結果、黒歴史になったけども。
でもそれも全部ひっくるめて、今見てみると愛おしいものになっていた気がします。気持ちが荒んでる時の雑な文字、楽しいことがあった時のルンルンでちょっと気持ち悪い文体、頭の中を整理するために書き出された箇条書き。全部、その時の私が100%の気持ちで書いたもの。
忘れてしまうから、覚えておきたいから、忘れてもあとで思い出せるように。書いて残しておくって素敵だなって思いました。数年後、もっともっと記憶が薄れた時にも、同じように愛おしく思えますように。