何故写真を撮るのか?自分に問うた。
ブライダルやスクールフォトの写真撮影現場において、カメラ機材、カメラ2台、単焦点、望遠、広角レンズ、クリップオン二つさえあればプロとして現場に立てるそうだ。
逆に一つでも欠ければ現場にすら呼んでもらえない現実。知識や腕よりも機材がそれらを上回る世界らしい。
ちょろっとキッズでも撮ってやるかと案件に首終え突っ込んだら大恥をかいた。たかが機材されど機材。うんというしかなかった。何も言えないからだ。ハッセル持ってこいと言われる現場にフルサイズのCanon持ってったところでお前何しに来たん?となる。頷ける。
「その人にしか出来ない世界がある。」
そこを買われないといけないと今日この頃、その思いは強まる。悔しいから機材差を凌駕した世界、カメラマンはそこにたどり着けるはずだ。しかしみなではない。多くは機材差地獄に悩まされ続けるのだ一生。そして買い替え続けていく。これは少し羨ましいが、予算内であればの話。贅沢だ。しかしそれではいけない。何故やる。何故撮るかは、そこは僕はやはり情熱、浪漫である。浪漫があるから作り、情熱があるからこそ撮りにいく。そして世界を作るんだ。それが生き甲斐じゃないか。何故撮る?