『本は読めないものだから心配するな』
本を読むのが苦手である。
曲がりなりにも編集の仕事をしているにもかかわらずだ。
子どもの頃は図書館の本を読み漁るほどだったが、大学に入り、専門書を手に取ると、そういうわけにはいかなくなった。小説とは違ってすらすらと読めず、理解しないと先に進めないという強迫観念にかられた。
読み終えた本を入力すると「今月は何冊読みました、1日平均〇ページ」と教えてくれるアプリがあるが、専門書には向いていないと思う。一部だけ読めばいいもの、文字ばかりものからほとんど図とキャプションばかりのもの