Irish & Canadian Rock
Horslips - Happy to Meet, Sorry to Part (1972) : Ireland
アイリッシュフォークと融合を果たしてメジャーに出てきたバンド、Horslips。アイルランドの伝承音楽をロックの中に持ち込んだバンド。
1972年のデビューのHorsripsの最初のアルバム「Happy to Meet, Sorry to Part」。変形ジャケットで、凝った作りなので面白味はその時点から満載。紙ジャケットでリリースされた時もかなりの精度で再現していたらしい。
骨太なロックバンドの先入観があったけど、驚くほど純粋にアイルランドの伝承音楽をベースにしたサウンドで、ロック面がかなり薄い。ルックスがアレなのでこんなに繊細な音ばかりとは思わず驚いた。その分新鮮に楽しめて聴けるけど、すぐには分かりにくい音。ちょっと英国を聴いていた耳からはアイルランドの伝承音楽はちょっと違う感触はある。
ハードな曲が少なくて伝承メロディに縛られたリズムとノリで、ロックノリではないから、後にThin Lizzyが「Black Rose: A Rock Legend」で打ち出したスリリングさと対極にあるアイルランドロック。進化系ロックの一つです。
好きなロックをひたすら聴いて書いているだけながらも、聴くための出費も多くなりがちなコレクターの性は皆様もご承知の通り、少しでも応援していただければ大感謝です♪