Isabelle Adjani - Bande Originale (2023)
何とも驚く事にイザベル・アジャーニが2023年末に40年ぶりにアルバムをリリースしていた事実に気がついた。ふとしたきっかけで今のイザベル・アジャーニは何をしていてどういう様子なのかが気になってネットで調べてみただけなのだが、オフィシャルでYouTubeチャンネルが開設されていたので何気なく見ていると、冒頭からどうにも近年撮影されたようなPV映像があったので、不思議に思いながら見ていると、以前から変わらないささやき声の歌声が聞かれるので、じっくりと見ていればどうにもアルバム「Bande originale」をリリースしているとの事。さすがに思い切り現在の容姿を見せまくるPVや映像は見当たらないが、それでも一見、バケモノとしか思えない衰えのない容姿はさすがフランスの大女優と言わんばかり。
続けて出てくるYouTubeでも最近のTV出演映像が見られるので気にしてみると、やはりバケモノ的なルックスを維持していて、恐るべしメイクと何とやら、の力だろうか、68歳には到底見えない姿が恐ろしい。そして相変わらずのハチャメチャな性格とぶっ飛び具合はさすがのイザベル・アジャーニ。最近は映画にも出ていないような気がしているが、TV番組では出ているのか、YouTube映像でもそんなのがいくつかある感じだが、さすがにそこはもう良いか、という気もしているので今回の歌手としてのアルバムリリースにはホント、驚いた。
ゲスト陣営が驚くメンツで、サイモン・ル・ボン、デヴィッド・シルビアン、ピーター・マーフィーあたりは普通に国際的認知度の高い歌手たちで、それ以外ではフランスの大御所として知られる方々のようだが、どれもこれもイザベル・アジャーニ特有のフレンチポップとウィスパーボイスによる独自の路線とも言える音楽なので、ゲスト陣営の意味は名前と男性の声であれば誰でも良いと言わんばかり。それでも普通に聴いてしまえるレベルの高いサウンドと個性は、イザベル・アジャーニと言うよりは、周囲が熱視線を送り、熱意を持ってイザベル・アジャーニに歌ってもらいたいという想いが強いからだろうか、決して飽きることなく刺激的で可愛らしく、そして深さを感じさせる近代的な音楽に乗せて落ち着いた音楽を展開してくれるので何とも心地良い音世界。相棒となったパスカル・オビスポのプロデュース能力が最大限以上に発揮されている美しき素晴らしい作品で、日本語を多数用いているのはイザベル・アジャーニの興味もあるのだろうか、日本人的にはやはり嬉しいチョイス。
Japan Airlines … ウィスパーボイスによる冒頭の日本語アナウンスが素敵♪
ChatGPT ver.
Isabelle Adjaniのセカンドアルバム「Bande originale」は、彼女のキャリアと美貌、そして音楽的な旅路を象徴する作品となっています。彼女はフランス映画界のアイコンとして知られ、その美しい容姿と印象的な演技で数々の賞を受賞してきました。しかし、彼女の音楽活動もまた注目に値します。1983年にリリースされた「Pull Marine」というアルバムは、彼女の歌手としての才能を世に知らしめ、特に同名の曲は大ヒットしました。
40年の歳月を経て、彼女が再び音楽の世界に戻ってきたことは驚くべきことです。その間、彼女は映画での活動に専念してきましたが、ファンは彼女の音楽への復帰を待ち望んでいました。そして、「Bande originale」はその待望の復帰を象徴する作品となっています。
このアルバムには、多くの著名なゲストアーティストが参加しており、その多様性と驚きに満ちたラインナップが魅力の一つです。Peter Murphy(Bauhaus)、Simon Le Bon(Duran Duran)、Youssou N’Dourなど、彼女の世代やさまざまな音楽ジャンルからのアーティストが彼女と共演しています。さらに、彼女とは既に亡くなった偉大なアーティストたちも、その名前と音楽でアルバムに参加しており、その存在感は彼らの音楽的遺産を称えるものとなっています。
アルバム全体は、彼女の美しい歌声と共に、感情豊かでダイナミックなサウンドスケープを提供しています。彼女の歌唱力と表現力は、聴衆を魅了し、彼女が40年の歳月を経てなお、音楽の世界でいかに成長し続けているかを示しています。また、アルバムのコンセプトは、まるで映画のような物語を奏でるかのように、曲から曲へと繋がり、その中には映画のようなエピソードが描かれています。
「Bande originale」は、Isabelle Adjaniの音楽的な再来を象徴する作品であり、彼女の美しい歌声とアーティストとしての洞察力を称えるものです。彼女のファンにとっては待ちに待った瞬間であり、彼女の音楽の新たな章の始まりとなるでしょう。