Roy Buchanan
Roy Buchanan - Second Album (1973)
レスリー・ウェストのような稀代のギタリストが出てくるとああいうギターもっと聴きたいと思うし、一気にギター少年へと戻ってダラダラと弾いていたりする。レスポールジュニア・スペシャルのシングルカッタェイは大好きなギターのひとつだし。
ロイ・ブキャナンの1973年リリースの2枚目の作品「Second Album」。多彩な才能を世に知らしめていくロイ・ブキャナンがキャリアを通じて一番ブルースサウンドを打ち出したアルバムで、あのトーンのブルースが全開です。トリッキーなスタイルのプレイも聴けるけど、基本路線はブルースプレイと曲なので馴染みやすい。聴くほどに不思議なトーンが出て来るし、どうやって弾いてるか気になるシーンも多い。根本的なトーンはテレキャスだから分かりやすいけど弾き方が不思議。
ゆったりとしたリズムの中でギター弾いてるからよく聴ける。2枚目のアルバムでこれだけ自由自在にギター弾いている作品がリリース出来たのも30代になって下積みを長々経験したキャリアだったからで、レーベル側もそれを知ってのリリース。ともすれば独特のブルースフュージョンがロイ・ブキャナンから出てきた作品。ジェフ・ベックやクラプトンが聴きまくってたのも分かる音です。決して奇特な弾き方ではないけど上手い。
好きなロックをひたすら聴いて書いているだけながらも、聴くための出費も多くなりがちなコレクターの性は皆様もご承知の通り、少しでも応援していただければ大感謝です♪