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Parliament & Funkadelic

Parliament - Chocolate City (1975)

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 1975年リリースの超ファンク集団パーラメントによるアルバムの三枚目にして傑作「Chocolate City」。自分はロック畑で進んで来たのでパーラメントに辿り着くのも時間かかったし、そこから先のアルバムを聴くのも時間がかかった。今でも全部のアルバム聴けてないから、いくつか取り出して聴く程度だけど、それでも「Chocolate City」はぶっ飛んでた。実験的なサウンドと若さのバランスで最高潮。この後のスペースオペラ系列の作品はスタイルの確立は凄いけど、「Chocolate City」はぶっ飛びです。

 「Chocolate City」は要するに黒人が制覇するワシントンDC、即ち黒人政権の確立=オバマ政権で現実化したが、35年前に黒人政権を宣言していた。当時は反骨精神の主張だけど、ある意味ファンクが政治を変えた作品。あまり騒がれなかったけど「Chocolate City」はそういう願いの意味。こういう重さ主張はロックと変わらない。

 ブーツィ・コリンズのとんでもない音色のベースサウンドとベースプレイも超変態で楽曲はキャッチーでファンキーで甘い香りがプンプンする、鍵盤も凄カッコ良く主張して、後のパーラメントの原型で熟す前の熱い音世界。

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