U.K. 00s〜 Rock
The Amazons - The Amazons (2017)
2017年にシーンに登場したThe Amazonsのファーストアルバム「The Amazons」はギターロックそのまま。ロックに軸足置いてる作品に聞こえ、ポップシーンよりロック志向が強く、ワンマン体制に近い。楽曲レベルは記憶に残りにくいが、聞きやすくて良い。新人バンドと思えない堂々の作風ぶりで、どんな方向性に進いむか楽しみではある。
昔で言う普通のロックをやってるバンドで、頂点に近いトコロをやってる。既にフジロック来日でもトリを飾るくらいだから早くも素晴らしいバンドになってて、そういう会場で聴いたら気持ち良い曲も多い。大衆化するロックは必要だ。
Amy McDonald - A Curious Thing (2010)
ふとしたきっかけでエイミー・マクドナルドを知った。2007年に話題を振りまいてシーンに登場したハタチくらいの女の子で、アルバム「This Is the Life」が好評を博して売れた。そして2010年にセカンド・アルバム「A Curious Thing」をリリースしている。今年のロジャー・ダルトリー主催のティーン・カンサー・トラストのイベントに出演して、持ち前の歌唱とキュートさを振りまいていたが、英国では良い感じに人気のある女の子。グラスゴー出身でスコットランドと納得する雰囲気の曲が並んでいる。
2010年にリリースされたセカンドアルバム「A Curious Thing」は、物哀しいスコットランドの望郷の想い遥か彼方に、と言った感触が心地良い。昔で言えばクランベリーズ的なサウンドに近く、軽快なビートで歌ってるけど、旋律がマイナー調で物哀しい。楽器の音もロック的ながらキュンと来る感じで凄く良いです。まだ音楽の世界は楽しくなる。
ただ、この手の人は最初は話題振りまいてくれるけど徐々にトーンダウンしていくから、自身の音楽性を確立して、最初の勢いだけでなく溢れる才能を信じて作り続けてほしい。ぼちぼち3枚目のアルバムが出てくる頃なので前向きにステップアップしてると期待したい。アルバムの随所に軽快さと哀愁ある曲が散りばめられてて、冒頭の「Don't Tell Me It's Over」から胸キュンです。
好きなロックをひたすら聴いて書いているだけながらも、聴くための出費も多くなりがちなコレクターの性は皆様もご承知の通り、少しでも応援していただければ大感謝です♪