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帰ってきた紅白歌合戦 第1組
【鉄道とバス】
『逃避行』 麻生よう子
VS
『ジョニィへの伝言』 ペドロ&カプリシャス
どちらも「男性と一緒に街を出て、一からやり直そうと待ち合わせをするのだが、裏切られて一人で汽車で旅立つ女性の歌」
両曲とも1974年であり、作曲は都倉俊一。聴き比べには最適!
『逃避行』 麻生よう子 (作詞:千家和也 作曲:都倉俊一) 1974
この歌忘れてました。麻生さん歌上手いですなあ。結婚を機に引退されたとか。千家さんと都倉さんのコンビって、ちょうどこの頃山口百恵の『ひと夏の経験』などの「青い性」路線でノリノリの頃です。
『ジョニィへの伝言』ペドロ&カプリシャス(Vo:高橋真梨子)
(作詞:阿久悠 作曲:都倉俊一 1974)
こちらも男性に裏切られて一人でバスで旅立つパターン。しかし『逃避行』未練やあきらめ等の感情を表現してますが、こちらは「踊り子でまた稼げるわ」「賽は投げられた』「わたしはわたしの道をゆく』と男性への思いを断ち切り自立を宣言しているところが新しい。それを待ち合せ場所の飲食店のマスターであり男性の友人に伝えており、直接男性には伝えていない。感情を完全にコントロールしていると言える。
でもジョニィって誰? これ舞台はバスで旅立つという設定があり、アメリカをイメージしてますね。まだ1974ではこのような自立した女性は日本が舞台では受け入れられなかったのでしょうか。
阿久悠と都倉俊一のこのコンビは、山本リンダのブームが終りピンクレディで大爆発するちょっと前ですね。
どちらも名曲ですね、一組目からレベルの高いこと。では次二組目へ!
出場者(25組)一覧表は以下
https://note.com/rock_n_soul/n/nd6396cb1d82c/edit