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躍心JAPAN団長 胸の内を語る

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子供達の主体性が育まれる土壌づくりをテーマにして、ミニバスケを使ったワークショップを運営する任意団体「躍心JAPAN」関連マガジン。子供達を変えたければ、まずは我々大人から!
運営しているクリエイター

#やり方よりあり方

大人は試され…子供は輝くスコアシート「躍心JAPAN独自スコア」

■大きく頷ける小さな輝きを拾う「子供の主体性が自然と育まれる土壌をつくる」…これを運営目的にして、ミニバスケを使った任意団体で、「躍心JAPAN」というものがあります。 親子参加型のワークショップを行う「躍心JAPANフェスティバル」では、午前中は、親も入り混じって、声を出したくなるワークや、自分にできることから挑んでみたくなるワークを行い、スポーツの目的とあり方を確認し合います。 午後には、チームに分かれてミニバスケの試合もするのですが、そこで使われるのが「躍心JAPA

誰も幸せにならない応援歌に替わる文化を築く

「ナ~イスファ~ルぅ~、ナイスファール…お~ナイスファ~ルぅ~!!」 相手チームがファールを犯した際、この応援歌をあたりまえのようにミニバスケの子供達に謳わせていることに、ボクらはずっと違和感があります。 バスケ経験者にしてみれば、「味方チームが、勝敗のポイントどころで、相手の流れを止めたり、必死なプレーでファールをしてでも止めないといけない場面への賞賛として、ナイスファール!と鼓舞することはある」と必ず反論されます。 このコラムは、「味方チームが」ではなく、「相手チーム選

アメもムチも要らない

西表島から由布島まで、水牛車に乗って10分。 牛車だけで重さ1トン…さらに大人が12名ほど乗り、足場のぬかるみの負荷も加えると、一体どれだけの重さを感じながら、水牛は引っ張ってくれているのだろう。 2016年2月に訪れた時の水牛使いさんのお話が興味深いものだった。 ■手綱がない!ひと昔前までは、牛車を曳いてくれる水牛には、手綱(たづな)をつけていたらしい。 その当時は、鞭や手で叩いてカラダに染み込ませる「調教」が主流。 もう生まれて3年目くらいからは、鞭でバシバシ! しか

学生競技経験は、その後の歩み方で輝く

■noteにも再掲する意味小学生、中学生、高校生、大学生…どのステージでも、学生スポーツは、必ずどこかの段階で競技生活を終える「引退」を迎える。 世間一般では、華やかな舞台で選手としてどれだけの戦績を残してきたかに注目されがち。 しかし、学生スポーツの「醍醐味」は、競技生活で培ってきたことを「次にどう活かすか」という点にある。 仮にプロに進んだとしても、競技生活の時間よりも、引退してから社会生活を過ごす時間のほうが、遥かに長い。 そうだとしたら…学生スポーツで、ココロ