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躍心JAPAN団長 胸の内を語る

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子供達の主体性が育まれる土壌づくりをテーマにして、ミニバスケを使ったワークショップを運営する任意団体「躍心JAPAN」関連マガジン。子供達を変えたければ、まずは我々大人から!
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2022年2月の記事一覧

「やればできる」と軽々しく言う大人達

世間一般に「やればできる」は、勇気付けの言葉として肯定的だ。 ところが、励ましたい気持ちが強い人には水を差すような私見ながら、二つのポイントを理解していないと、危険な言葉になりかねないと感じている。 ■ポイント1(やる前)「やればできる…You can do it !」…確かにそうかもしれない。 この言葉を冷静に解釈すると、「やり続ける」からこそ「できる可能性」は高まるということになる。 もっと踏み込んで紐解くと、「できる保証」は誰にもしてもらえないけど、「できるまでやり

調子に乗ればイイ♪…調子を掴めばイイ♪~「真面目」の本当の意味

■まず…そんなライオンはいない「獅子は我が子を千尋(せんじん)の谷に落とす」 この故事からイメージされている…「獅子は自分の子を深い谷に投げ落として、這い上がってくる者のみ育てる」というのは「俗信」であって、とんでもない誤解です。 そもそも、ここで言う「獅子」は、中国の霊獣を指すらしく、ライオンのことではないですし、実際の野生のライオンは、「我が子を深い谷に落とすのか」というと、母親は非常に子煩悩で、父親は見た目によらず意気地がないから、そんなことは出来ないとのこと。

誰も幸せにならない応援歌に替わる文化を築く

「ナ~イスファ~ルぅ~、ナイスファール…お~ナイスファ~ルぅ~!!」 相手チームがファールを犯した際、この応援歌をあたりまえのようにミニバスケの子供達に謳わせていることに、ボクらはずっと違和感があります。 バスケ経験者にしてみれば、「味方チームが、勝敗のポイントどころで、相手の流れを止めたり、必死なプレーでファールをしてでも止めないといけない場面への賞賛として、ナイスファール!と鼓舞することはある」と必ず反論されます。 このコラムは、「味方チームが」ではなく、「相手チーム選

アメもムチも要らない

西表島から由布島まで、水牛車に乗って10分。 牛車だけで重さ1トン…さらに大人が12名ほど乗り、足場のぬかるみの負荷も加えると、一体どれだけの重さを感じながら、水牛は引っ張ってくれているのだろう。 2016年2月に訪れた時の水牛使いさんのお話が興味深いものだった。 ■手綱がない!ひと昔前までは、牛車を曳いてくれる水牛には、手綱(たづな)をつけていたらしい。 その当時は、鞭や手で叩いてカラダに染み込ませる「調教」が主流。 もう生まれて3年目くらいからは、鞭でバシバシ! しか

学生競技経験は、その後の歩み方で輝く

■noteにも再掲する意味小学生、中学生、高校生、大学生…どのステージでも、学生スポーツは、必ずどこかの段階で競技生活を終える「引退」を迎える。 世間一般では、華やかな舞台で選手としてどれだけの戦績を残してきたかに注目されがち。 しかし、学生スポーツの「醍醐味」は、競技生活で培ってきたことを「次にどう活かすか」という点にある。 仮にプロに進んだとしても、競技生活の時間よりも、引退してから社会生活を過ごす時間のほうが、遥かに長い。 そうだとしたら…学生スポーツで、ココロ