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この国の常識を疑ってみる散文

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物事の捉え方や、言葉の意味を自分なりに掘り下げてみると、自分の思い込みだったことだけでなく、多くのオトナが誤解していたり、歪んだ常識に無関心になっていることに気づく。
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#学校教育

働き甲斐が高まる『簿外資本』

表題の「簿外資本」という言葉は、私が個人的に使っている造語です。 この造語を使うと、企業会計を知る人からは「それは簿外債務や含み資産の間違えでは?」と指摘され、企業会計とは無縁の人は「自分には関係ない」と無反応だったりします。 ところが、企業で働く人だけでなく子育て世代の親御さんや学校教育関係者など全ての人に無関係ではないという持論をもとに、この「簿外資本」という概念を提唱する者として、コラムにしたためることにしました。 働く人とお客様の幸せ 『働き手が幸せになれない

会社&学校&家庭の改革

「自分と他者の幸せを同時につくること」 私たちは、この「価値づくりの本質」を職場で毎日実装化していくことが、どんな職業でも誰であっても「働きの目的」であると確信しています。 この目的達成のために必要であれば以下のことも悪い事ではありません。 誰もが知る国家資格を取得する 誰もが知る有名企業に就職する しかし… 資格を取得することや大企業に就職すること自体が目的にすり替わってしまうと、働く本人にも顧客にも本質的かつ持続的な幸せにはつながりません。 それは、クレジッ

つなぐ つなげる つながる

手をつなぐ 手をつなげる 手がつながる これ…表現次第では、シチュエーションが大きく違ってくる。 「手をつなぐ」 本来切り離れるものではないことが、何かしらの事情で離れている時にひと続きにするもの。 人の絆や家族関係みたいなものか。 「手をつなげる」 はじめは別々のところにあったが、ひと続きとなったほうが良いと意思決定したもの。 恋愛関係やチームづくりだったりみたいなものか。 ケンカの仲裁なんかもそうかもしれない。 「手がつながる」 これは自分の意思とは別に、切

均質化社会から自分を解き放つと次世代を育む土壌づくりとなる

1.芯はしっかりしてる彼の「主体性」 先日、もうすぐ社会に出る一人の学生が運営するワークショップに参加しました。趣味の域を超えた彼の表現特技を、実際に体感できるワーク内容に関心があったからです。(そのワーク内容の詳細は端折ります) ワーク参加後に認識したのですが、その学生さんのお母さんの表現を借りると、彼は「適応障害も起こして不登校になったHSP」だそうです。 HSP(Highly Sensitive Person)は、生まれつき感受性が強くて人一倍敏感な気質のある人で