第32節 名古屋ダイヤモンドドルフィンズvsFE名古屋 GAME2
「絶対に負けられない戦い」
俺はダービーマッチってそういう試合だと思ってます。
関係性の深い両チームによる意地のぶつかり合い。
お互いに負けられない、彼らに負けてなるものか…と関わる誰しもが思うような熱いゲーム。
不用意にいがみ合う必要はありませんが、バチバチとした空気感を両チームで作り上げていかねばなりません。
ドルフィンズの選手・ブースターのみなさんは真っ直ぐにぶつかってきてくれて、我々としても真っ向勝負で立ち向かいたいと奮い立たせてくれる素晴らしいライバルです。
前日のGAME1、FE名古屋は奮戦するも最後は相手の圧力の強さとゲームプランの遂行力に屈する形となり、非常に悔しい敗戦となりました。
27勝25敗の中地区5位(全体12位)。
まだ上を目指せる可能性もありますが、その為にこれ以上は絶対に落とせない。
正に正念場というGAMEを迎えました。
名古屋DDは7連勝中。
FEをしっかりとスカウティングし、自分たちの強みであるエサトンの強かさとウイング陣の力を活かすというゲームプランを完遂した前日。
35勝17敗の西地区2位(全体5位)。
CS出場確定、そして悲願の地区優勝達成の為にここはスイープして終わりたい。
こちらもターニングポイントとなりそうなGAMEです。
試合前、ドルフィンズブースターでFE名古屋の試合にもよく来てくださるYさんにエスコートして頂いてお出迎えをしているダイヤモンドルージュさんたちの写真を撮らせてもらえました💎💄
ドルフィンズからバスケを見始めた俺にとってルージュは特別なチアチームのひとつです。
みなさん笑顔が素敵でキラキラしてました✨
FE girls、特に👻さんには見つかりませんように🙏🙏🙏←
まあ俺のアレな話は置いといて本題といきましょう。
戦前の予想を遥かに上回る熱戦となったGAME2を振り返ります🔥
#試合全体雑感
ジャンプボールはスコット・エサトンが勝利もオフェンス失敗、オマラがリバウンド→ヘンリーが沈めてFEが先制。
立ち上がりからFE守備陣の圧が今季最強と言って差し支えないほど高い。
リバウンド、スティール、ブロック…立ち上がりから目の色が違います。
特に前日は外からのスリーポイントを山のように決められたこともあり、外から自由に撃たせない、マークを絶対に甘くしない、という強い意志を感じます。
またインサイドではオマラとルークがエサトンとジョシュア・スミスを封じる為に動き回ります。
守備に重点を置いたFEのペースがハマり、スコア展開はスロー。
FEはまずしっかり守る→そこから走って速攻、という前日封じられた自分たちの強味を前面に出そうとしているのが素人目にもわかります。
ルークが連続得点を叩き込んだところでDが仕切り直しのタイムアウト。
この展開はDベンチも想定外だったようで早々のタイムアウトに焦りが感じられます。
しかし流れは変わらずFE。
スミスが3秒バイオレーションでターンオーバーし、直後にヘンリーが得点。
次のポゼッションではDのエースガード・齋藤拓実からJJがスティール→佐藤卓磨のファールをものともせずオマラが決めきってバスケットカウント!
オマラはFTも落ち着いて決めましたね。
齋藤がスリーを決めてDも追いすがるものの立ち上がりは11-21でFEが先手を主張。
いつも立ち上がりに課題を持っているチームですが、よく守れていますし得点も取れています。
この試合にかける選手たちの強い気持ちが伝わってくるようです。
2Qに入ってもFEペースは変わらず。
ハンドリングの怪しいエサトン、スミスから笹山、ルークが連続スティール。
ファストブレイクで加点しつつ、Dの外からのショットは撃たせないという形を維持。
それでもエサトンやスミスを中心としてインサイドをこじ開ける形でジリジリとにじり寄ってくるD。
嫌な感じが漂いますが、振り払ったのはここ最近少し元気のなかった浩陸。
2Q残り2:26、渾身のスリーを沈めて21-36と15点までリードを拡大させます。
このままの形で前半を終われれば…と思ったのですが、2Q残り0:07に佐土原が佐藤のスリーに反応してファール。
佐土原は前日も同じようなファールをしており、もしかするとDはわかっていて狙ってきたのか。
ここ最近レギュラーに定着した感のある佐土原ですが、まだまだ日々勉強ですね…
佐藤が落ち着いて3本決め、残りワンポゼッション。
決めきって終わろうという場面。
相手とゴチャゴチャしたところで浩陸が上半身からコートに叩き付けられるような形で転倒。
スティールしたDは佐藤が撃ちますがそれは外れ。
26-36とFEがリードで前半終了の笛。
しかし直前のプレーでアクシデントの浩陸はうつ伏せで倒れたまま起き上がれません。
ノーファール判定自体は仕方ないにせよ、起き上がれない状態の負傷者がいるのです。
レフェリーストップやなにかしらのアクションを起こせたはずなのに、レフェリー陣は何もせず。
むしろ「ハーフタイムに入ったから早くしろ」と言わんばかりの高圧的な態度。
猛烈に抗議するFE側に対してもにべもなく。
更にそれに対して何やら言い分があったっぽいDのベンチ首脳陣に対しても「関係ない、早く下がれ」と言った感じ。
コーチ陣と佐土原が最後まで猛抗議を続けるも取り付く島もありません。
判定の有利不利にはグチグチと文句は言わない主義です。(その場で「なんでだよ」ってなることはあります←)
レフェリーと闘っても意味が無いですし、彼らに対してのリスペクトもあるので。
それでも目の前に傷んでいる選手がいたのに自らアクションを起こさなかったことは事実。
今回のレフェリー陣には前日から選手たちとのコミニュケーションをあまり取らず、どこか高圧的というか事務的な印象を抱いていました。
オマラと張本天傑の接触をきちんと吹かなかったが為にオマラが余計なアンスポを吹かれ、両軍に不穏な空気が流れたのを彼らは忘れてしまったのでしょうか。
この日もコミニュケーション不足によって無駄なファールやそこから発生するアクシデントが起きないか危惧していたのですが…最悪の形で起こってしまいました。
浩陸は何とか自力で立ち上がって裏へ下がったものの、後半は戻ってこず。
肩の脱臼で全治3ヶ月という重傷であることが翌日に発表されました。
レフェリーの技術向上はもちろん必要ですが、それ以上に彼らの待遇改善が急務だと感じる出来事でした。
B1リーグ自体はS級ライセンスを持っていれば裁けますが、レフェリーとして飯が食べられているプロレフェリーは僅かに4人だけです。
プロ以外のレフェリーが適当にやっているとは言いませんが、プロの4人と比べると微妙な裁きをする人がいるのも事実。
報酬と責任が増せばそれだけ雑な判定やディスコミニュケーションは出来なくなるはず。
つまりレフェリーの質が上がれば、こういった残念な事象は減らせるはずです。
浩陸の怪我自体は今回の判定に沿って言うのならば、勝手に転んで負傷した…ということになり、納得は出来ませんが仕方ありません。
今季中の復帰は絶望的ですが、しっかりと治してまたコートで暴れ回る姿を見せて欲しいです。
浩陸はもうしっかり前を向いています。
俺たちも前を向いて浩陸の頑張りに応えましょう!
そんな出来事が前半終了時に発生、少し不穏な空気をはらみながら後半開始。
ドルフィンズ側がどう思っていたかは定かではありませんが、FE側は「頑張ってくれた浩陸の為にも絶対に負けない!負けてなるものか!」と心に火がついていました🔥
Dの先手でしたが、須田侑太郎がスリーを落とすとルークがリバウンドを確保。
川嶋を経由して再びルークにボールが渡るとルークはこれを落ち着いて決め、後半もFEが先制。
この日は、というかここ最近はルークの攻守両面での貢献が素晴らしいです。
攻撃面ではスリーを決めたかと思えばインサイドでゴリゴリ、守備では大きい身体ながら脚を懸命に動かし相手に隙を与えない、そしてリバウンドの意識が高い。
まさに「ストレッチ4」と呼ぶに相応しい活躍です。
しかし簡単に突き放させてくれないのが今季のDの強さ。
須田、レイ・パークスJr.と前日大活躍のシューターふたりが連続スリー。
32-40と1桁点差に詰められたところで泰三HCがタイムアウト要求。
「絶対に後手には回らない」というベンチの強い意志が垣間見えます。
タイムアウト明けは浩陸負傷シーンで猛抗議していた佐土原が魂のスリー。
オフコートでは優しくフワッとした雰囲気のサドですが、オンコートでは「燃える男」と形容したいくらいアツい男です。
それでも喰らいついてくるD。
流石優勝争いをしているチームです。
3Q残り3:52には速攻で走った中東泰斗がレイアップを決め41-47と6点差まできたところでFEベンチは後半2回目のタイムアウト。
タイムアウト明けもエサトン、中東が連続得点。
更に川嶋のパスが通らず、またしても中東に走られ45-47とこの日最小点差、ワンポゼッション差まで猛追されます。
しかし川嶋はタダで黙っているような男ではありません。
JJのショットは落ちるもオマラがオフェンスリバウンド→川嶋が先程のお返しとなるツー。
セカンドチャンスをモノにし、ここから再び突き放しにかかります。
3Q残り1:29にJJがオフェンスリバウンドからこの日1本目の得点を決めると直後のポゼッションではスティール。
これを中東が強引に止めツースロー。
JJは当然のようにCOOLに2本揃えます。
欲しい時に決めてくれる、これが「エース」の活躍です。
なおも追いすがってくるDでしたが、この日のFEはオンコート・ベンチ・客席とFE FAMILY一丸となってDに襲い掛かります。
3Q終了間際にオマラが渾身のダンクを叩き込むとスタンドは狂喜乱舞。
4Qは早々にキャプテン・笹山貴哉がスリー。
守備でも圧力を維持しターンオーバーを誘発。
客席もヒートアップしアウェイではいままであまり無かったきっちり揃った「GO GO EAGLES」のコール。
多少点を取られてもその分きっちりと返すことで点差は詰まらず10点前後で推移。
点差が縮まらないことに痺れを切らしたのか4Q残り6:10エサトンがファールドローンしたところでDがタイムアウト。
タイムアウト明けDはサードチャンスまでリバウンドを頑張りソアレスがファールドローンでツースロー。
ここはソアレスが2本揃えるも、直後のポゼッションでルークがバスケットカウント!
ルークがワンスローを沈め、更に川嶋のスリー、JJのスリーとビッグプレーが連発。
この1分あまりの間に起きたプレーで流れはFEへ。
Dも齋藤のスリーなどで対抗もここで相手の勢いを完全に止めたのが佐土原。
4Q残り3:59に力強いDFでスティールするとヘンリーが繋いでJJが決めきって加点。
サドはその後もハードに守り、ボールを追いかけ観客席まで突っ込む激アツさ。
そしてこの試合最大のハイライト。
4Q残り1:14、JJからのパスをコーナーで受けた佐土原がスリー、慌ててマークにきたパークスJr.がファール…シュートは綺麗にゴールへ吸い込まれ、バスケットカウント!
FE側からは歓喜の大歓声。
「俺たちの佐土原」ここにあり、です︎︎👍︎︎
FTは失敗し4点プレーこそ完成しませんでしたが、Dの戦意を削ぐのには十分過ぎるプレーでした。
最後の最後まで守備の強度、そしてFE Intensityを貫いたFE名古屋が67-84で快勝。
連敗を阻止、名古屋Dとの今季対戦成績を五分に戻すと共にCS争いを首の皮一枚で踏み留まりました。
28勝25敗で中地区5位(全体12位)、CSワイルドカード②・島根、中地区2位・三河が共に勝利した為ゲーム差は共に3のままですが、依然射程圏内です。
対する名古屋Dはホームで手痛い黒星。
西地区首位琉球も敗戦した為、こちらもゲーム差は3のまま。
琉球との直接対決も2戦残しており、まだ逆転の可能性は十分にあります。
ダービー期間中はバチバチしましたが、同じ名古屋を本拠地とするチームですし、試合が終わればノーサイドです。
初の西地区優勝を達成することを祈り、陰ながら応援しています💎🐬
前日はDにやりたいことを貫かれ、そこに自分たちのミスも重なり接戦を落としましたが、この日は自分たちのやりたいバスケを貫き通せたと思います。
守備からの速攻、速い展開でズレを作り躊躇無く撃つ、リバウンドや50:50は必ず勝負にいく。
「当たり前を当たり前にやる」という基本中の基本を信じてやり切ったことが勝利を引き寄せることになったのだと思います。
チーム公式がGood play集をあげてくれていますので、余韻に浸りたい方は是非🦅
浩陸の負傷という残念なアクシデントもありましたが、シーズン終盤の大事な時期に大事な試合で勝てたことは本当に大きいです。
若いチームにとっては前日の悔しい敗戦を含めて全てが今後の成長の糧になるはずです。
大アウェイのドルフィンズアリーナで勝ち切れたことに自信を持って次節もしっかりやり切りましょう📣
よくやった!ナイスゲーム!Good Win!
#個人雑感
ルーク 7.5👑
攻守に躍動しチームを牽引、FGが8/9は凄まじい
9REB、4AST、2BLKも流石の一言
根來 ー
コート上での出番こそなかったが、高い士気を維持できたのはネゴさんが声を出し続けてくれたおかげ
佐土原 7.0
守備でハッスル→勝負を決めるスリー🔥
天昇 ー
病み上がりを考慮してか出番無し
ヘンリー 7.0
得点こそ控えめも6ASTはGood
浩陸 6.5
負傷は残念だが、「らしさ」は見せてくれた
元気に戻ってくる日を待ってる
川嶋 7.0
メインのハンドラーとしてチームを制御
黒子として勝利に貢献した
満尾 ー
こういう試合でも起用されるように成長しよう
笹山 6.5
PT短時間も勝負勘を存分に発揮した
JJ 7.0
荒れそうな試合でもCOOLを貫く
5STLは流石、後半はエースの働き
鍵冨 ー
練習などを見る限り好調そうなのだが…
オマラ 7.0
いつも通りの守護神、そしてマークがキツいと見るやAST配給と臨機応変な活躍
川辺 7.5
前日の悔しい敗戦から見事にバウンスバックさせた
名古屋DD MIP
中東 6.5
苦戦するチームの中で安定感を発揮し要として機能
勝つ為の采配を振るった以上、DNPが出てくるのは仕方ないのですが、流石に4人もいるのは少しまずいかな?と。
次節からは浩陸が離脱しますので特にハンドラーが不足します。
この試合に出られなかったメンバーたちの力も絶対に必要になる瞬間が訪れます。
全員で抜かりなく準備をして次へ備えましょう!
#次節に向けて
名古屋ダービーを終えて一息吐きたいところですが、直ぐに水曜ナイターです。
ホームに戻って川崎ブレイブサンダースとのCS出場への生き残りをかけた天王山となります。
またこの試合は今シーズン最後の枇杷島スポーツセンターでの試合です。
川崎は29勝24敗の中地区3位(全体10位)とFEの真上にいるチーム。
本来の彼らの実力を考えると案外な順位にいますが、ここ最近は3連勝中と好調です。
ラストシーズンを送るレジェンドのニック・ファジーカスを筆頭に、篠山竜青、藤井祐眞、ロスコ・アレン、トーマス・ウィンブッシュなどタレント集団です。
誰が出てきてもしっかり自分の仕事をやりきる…俺が川崎に持ってる印象はそういう「やることはやる」というFEともよく似たメンタリティを持ったチームだということです。
間違いなく難敵ですし、相手も生き残りをかけて死にものぐるいで立ち向かってくるでしょう。
そして我々のことをよく知る「静かに燃えるファイター」野﨑零也が枇杷島に帰ってきます。
お互いに負けられない、こんなアツいシュチュエーションで零也のいる川崎と戦えるのは本当に幸せなことだと思います。
零也のことです…きっと「FEにだけは負けん!」と気合いが入っていることでしょう。
勝敗は別として彼のアツいプレーが見られるのは個人として彼を推してる身としては嬉しいですね。
結果がどうなるかは神のみぞ知る、ですが熱戦になることは間違いないでしょう。
FEにとっても、川崎にとっても悔いの残らないような今シーズンラスト対戦になって欲しいです。
もちろん勝つのは俺たちFEだけどね( ー`дー´)キリッ
水曜ナイターなので現地は欠勤ですが、現地組に負けないように勝利への念とファイアー🔥を飛ばします!
バスケットライブ組のみなさん、各々の場所で頑張って後押ししましょうね。
現地組のみなさん、共に応援出来ないのは寂しいですが、熱い現地応援よろしくお願いします!
それでは次回noteで。アディオス👍