「記事から曲」3曲目 The Nuca Song
「記事から曲」3曲目はつる・るるるさんの「そしてまた、ぬか布教」とコラボしました!
つる・るるるさんと言えば、言わずと知れたnoteぬか漬け部の部長さんです。
気が付いたら、その部長さんが書かれた「ぬか布教」の記事とコラボするというとんでもない事態に陥ってました。
ぬか漬けのトップに、ぬか漬け素人の、ただの通りすがりのギタリストが作ったぬかの曲(ぬかの曲って何だよ)をおいそれとプレゼントなんて、してもいいもんかどうか?!
僕は悩みました。2秒くらい。
悩んだ結果出た答えは、まぁ大丈夫でしょうというものでした。
というのも、僕は彼女に対して既にもっと失礼なことをしているのです。
こちらが確認のVTR(トリビアの泉風)・・・もとい確認の記事です。
ふと、目に留まり気になったので読ませてもらった、つる・るるるさんの記事。
タイトルは「そしてまた、ぬか布教」
意味が分かるようなわからないような、絶妙なセンスを感じる十文字だった。
ページを開いて一文目は、
性懲りもなく、ぬか床の話がしたい。
とのこと。
知らねーよ!
と笑いながら全部読んでしまった。
初対面の全然知らない人に向かって知らねーよとの暴言を吐いてしまったのです。しかもどういうつもりかメンション付きで。
そんな雑文を笑って許してくれた(と、俺は思ってる)つるさんだから、今回のコラボにあたって俺がぬか素人であることが問題になることがあろうか。いやそんなはずはない(と、俺は思ってる)!
ということで、僕の悩みは2秒で解決したというわけです。
さて、茶番はこの辺で終わりますけれど、上述した通りの経緯で今回の記事について僕はかなり前から知っていましたし、よく読んでいました。
したがって今回曲作りのために改めてガッツリ読み込みまくるということはあまりなく、どちらかというとどのようにして曲に落とし込むか?を考える時間が長かったです。
ちなみに、記事についての僕の感想は以下の通り。
僕がこのぬかの記事を読み通してしまった理由は、「タイトルと、一文目のバランスやインパクト」、と言うこともできなくもない。
抽象的なタイトルと、それとは対照的に一文目から単刀直入に本題へ切り込む強引さ。
切れ味の鋭い一文目から、めんどくさいことは抜きにさっさとぬかの話がしたいという気持ちが伝わってきた。
そういう記事が僕は割と好きで、ただ書きたいから書いてる、ただ好きだから好き、そんな雰囲気が自分の性格に惹かれるのかもしれない。
そのこと自体も、フォーマットとして「好きなことを書こう!」っていう逆算して出てきたベクトルに行っちゃうと実はすごくつまらない。方程式は要らん。
※全文を読みたい方はこちらからどうぞ(無料記事です)。
当時の感想にもある通り、この記事のポイントは一言で言うなら偏愛だと思っています。ぬかづけ部員さんたちの事情はわかりませんが、僕の感覚では、ぬか床に感謝の気持ちを込めて晩酌のビールとツマミの堅あげポテトを与えるという発想が、なんというかいろんなものを一気にぶっ飛ばしすぎてる感じがして普通に意味わからなく。
一見すると意味不明な行動をとってしまうほど突き抜けて何かが好きであるということ、これこそ偏愛であり、、、それは自分にもあるじゃないか!
ギターのハードケースを開けたときに漂う塗料の甘い香りにニタニタとか、弾き終わったら手についたその香りを嗅いでニマニマとか、これは偏愛というかどっちかというと変態だが、要するにそういうことでしょう!
この「偏愛」を平たく言いかえるとすると、ストレートとか、好き、というシンプルな言葉になりそうなので、曲もシンプルかつストレートでわかりやすいものを意識して作りました。
「The Nuca Song」
タイトルもストレート。カヴァー画像は、パンクバンドのジャケットをイメージしながらSUM41の「The Hell Song」を文字りました。曲はThe Hell Songとは全く無関係です。
※ちなみになぜパンクロックかという点についてもきちんと理由はあるのですが長くなるので割愛。気になる方はこちらのツイートをご参照ください
とは言うものの、ただストレートというだけでは芸がなく。るるるさんの記事に登場する玉ねぎ・ズッキーニ・アーモンド・ミョウガ・小松菜・堅あげポテトといったぬか漬けの材料もエッセンスとして登場させたく、それぞれ彷彿させるようなメロディをオマージュしながら入れ込んでみました。
・玉ねぎ→La Chanson de l'oignon
18世紀フランスの行進曲。歌詞の概要は「油で揚げたタマネギがうまいから好き」という内容なのだとか。
・ズッキーニ→ズッキーニを食べつくそう!
スーパーマーケット「サミットストア」の売り場ソング?僕は知らなかったですが、ズッキーニに関する歌をネットで調べたら真っ先に出てきたので参考にしました。世の中、いろんな歌があるものですね。僕はロマネスコの歌とか作りました。
・アーモンド→グリコアーモンドチョコレートCMソング
・ミョウガ / 小松菜 →特に思いつかなかったので、自分なりのフレーズ。ミョウガや小松菜をイメージして考えました(白目)。
・堅あげポテト→カルビーのCMソング
堅あげポテトそのもののCMソングはオマージュに向かなかったため、代表してカルビーのメロディを参照しました。
これらをもとにオマージュしたフレーズがところどころで出てきますので、探しながら聴いてみてください。キーが違うのでわかりにくいかもしれませんが。。。
熱く語っていたら思いのほか長くなってしまいました。
楽しんでいただけたら嬉しいです!
つる・るるるさん、楽しいコラボの機会を頂きありがとうございました!
▼つる・るるるさんのプロフィールはこちら
▼つる部長のnoteぬか漬け部はこちら
▼つるさんも審査員を務めるエッセイコンテスト『お花とエッセイ』コンテストはこちら。
※締め切りが近いですが、我こそはという方はぜひ!こっそり僕も応募しました。
ジユンペイ
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おまけ
ちなみに、今回の構想メモはこんな感じでした。
ザックリ構想だけ決めて、細かいところは作りながら考えていった感じです。
さらに余談ですが宅録する際にパートごとにトラックに名前を付けますが、普通は「EG(=エレキギター)」とか、そういう感じのが多いです。
が、今回はエレキで弾くパートがたくさんあったので野菜の名前でパート分けしました。
トラックにOnionだのzucchiniだの入力したのは初めて。笑
楽しかったです!
==今回の制作配信==
今回の制作配信は2回に分かれましたが、実質2回目の配信で全部作ったようなものです。1回目の配信時はうまく思いつかなくて。。。
興味があれば覗いてみてください。
==お知らせ==
■「曲から記事」
現在、「曲から記事」企画の募集を受け付け中です。
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■「記事からフェス」
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