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DeepLが翻訳品質でChatGPT、Google、Microsoftを上回る大規模言語モデルを公開

[読了目安: 3分]

AI系のポッドキャスト(耳で学ぶAI)を運営している矢野哲平(@robothink_jp)です。この記事では翻訳ツールを提供するDeepLが発表した次世代大規模言語モデルについて解説します。

👨‍💻対象読者

  • DeepLを使っている人

  • DeepLに課金している人

🎉記事を読むとできること

  • 新しい大規模言語モデルについての情報

  • 使い方についての情報

DeepLが次世代言語モデルを発表

言語翻訳と文章校正に特化した大規模言語モデルがDeepLから発表されました。

プレスリリースでは特にこのモデルに名前は付けてないみたいです。
DeepLが実施したブラインドテストでは

  • Google翻訳の1.3倍

  • ChatGPT-4の1.7倍

  • Microsoft翻訳の2.3倍

DeepLの翻訳出力が好ましいと回答されたそうです。翻訳のタスクは日常的に行っているのでありがたい🙏

使い方

前提として有料ユーザーのみ利用できます。
DeepL課金ユーザーなのでさっそく使ってみることにしました。が…ない!
プレスリリースではWeb版のDeepLから言語モデルを選択できるとありましたが、ない…
どうしたものかと悩みましたが解決方法は簡単でした。
対象のテキストを入力したら表示されます。

良かった😇

比較

新旧で比較してみます。
こちらのBBC Newsの一文を翻訳してみます。

The chatbots will have "personality" and specialise in certain subjects, like holidays or cooking advice.
It is the latest salvo in a chatbot arms race between tech companies desperate to produce more accurate and personalised artificial intelligence.

https://www.bbc.com/news/technology-66941337

旧言語モデル

チャットボットは「個性」を持ち、休暇や料理のアドバイスなど特定のテーマに特化する。
これは、より正確でパーソナライズされた人工知能を作り出そうと必死になっているテック企業間のチャットボット軍拡競争における最新の一撃である。

新言語モデル

チャットボットは「個性」を持ち、休暇や料理アドバイスなど特定のテーマを専門とするようになります。
これは、より正確でパーソナライズされた人工知能の開発に躍起になっているテクノロジー企業間のチャットボット開発競争における最新の攻撃です。

若干、表現方法は変わっていますね。新言語モデルの方が自然な表現のような..?

元に戻す方法

オプションから元に戻すこともできます。元に戻したい場合は"クラシック言語モデル"を選択します。

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