銀メダル
東京オリンピック2020(+1)も本日閉会。
最終日に笑顔のバスケットボール女子・銀メダルを見ることができて、何かこう晴れやかな気持ちになった。
「銀メダル」世界で2番目。スゴイ!
しかし、チャンピオン・金メダルを獲るつもりだった選手には、複雑な思いが溢れている。男子体操の北園選手、女子卓球の伊藤選手のインタビューは見ていてこちらも複雑な、そして込み上がるものがあるような思いだった。
私が役員を務めているWRO(World Robot Olympiad)で同じような思い出がある。彼らは高校生競技部門で見事に「銀メダル」世界2位を獲得した、ここまでの道のりの開発努力のモノスゴイことは関係者から聞き及んでおり、その成果に大きな拍手を送った、
しかし、彼らの目指していたのは世界チャンピオン・金メダルだった。
表彰式後に私たちのところに挨拶に来てくれた彼らの第一声は「金メダルとれなくてすみません」だった。もう、そんなこと言われたらこちらの胸はイッパイである。物憂げな顔の選手に「なに言ってんだ、銀メダルすごい、いいもの見させてもらった、ありがとう」と握手を交わすのが精一杯だった。
WRO はオリンピックと同じように、地域予選から勝ち上がり国内決勝で選抜されて国際大会に参加する。そこまでもが厳しい道のりな上に、さらにメダルを目指すには「なんであんなことができるんだ」と他チームが驚くような課題攻略戦術、ロボット制御、チームワークが必要であり、しかも100回やったら100回できるように準備、テストが必要である。
予選で、国内決勝で、そして国際大会で、喜びと悔しさを体験した若者達がその後、各所でがんばっていることを聞くと嬉しくなる。
若者達の挑戦する機会、育成環境を継続して提供していきたいと思う。
WRO 2019 ハンガリー国際大会 開会式 大臣ご挨拶
WRO 2019 ハンガリー国際大会 競技会場
WRO 2019 ハンガリー国際大会 閉会式
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?