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観戦!1月26日 @アオーレ長岡[酔狂自己満籠球備忘録(SJBB)#37]
さいたまブロンコス、東京羽田ヴィッキーズ、(たまにアルバルク東京)を応援している凡人バスケファンが、自分のためだけにバスケをいろいろ語りまくる気まぐれ連載企画、酔狂自己満籠球備忘録(SJBB)。1月26日、アオーレ長岡への日帰りアウェイダブルヘッダー参戦記。読んでいただけたら幸いである。
今シーズンの日程が発表になってからずっと楽しみにしていた日である。この喜びを伝えたい。
奇跡がおわかりいただけるだろうか。
推しチームであるヴィッキーズとブロンコスが、なんとともにアウェイゲームで同日同会場開催という僕得な一日である。ありがとうございます。
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Wリーグ 新潟vs東京羽田
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歩さんのサインボールをゲットして試合前から歓喜である。むふふ。
前日の試合では二桁得点と古巣新潟の地で躍動。この試合でも30分近い出場で、攻守で安定したプレーを見せた。残り3試合も怪我なく頑張ってほしい。
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2階自由席でもこの距離感。アオーレ長岡、最高か。
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ヴィッキーズが前日に続き連勝。
相手は前節の結果で既に優勝と昇格の可能性がなくなっていた新潟。だが決して弱いチームではないし、今シーズン1敗を喫しているし、なにより目標を失ったチームを相手にする怖さがあった。しかしヴィッキーズは盤石のたたかいを見せてくれた。
前日に続きディフェンスで勝った。栗林さんがゴール下の守護神となり、新潟の持ち味であるガード陣のペイントアタックを許さなかった。新潟が栗林さんを引っ張り出せなかったのはヴィッキーズが上手くスイッチしているからだと凡人は分析した。
そして新潟のセットオフェンスは完全に読み切っているようだったがこれは采配とスカウティングの巧妙さである。
オフェンスでも栗林さんにボールを集め、空中戦で優位に立った。副産物として軸丸選手のアシストが10。軸丸選手のキャリアハイに縁がある。そして新潟のツインタワーに対してもしっかり勝算を見出せたのは4番ポジションが有能だからだと感じた。加藤選手も前半で二桁得点と好調だった。
リバウンドはいつもの通り全員で意識できていた。後半開始早々に新潟が怒涛の追い上げを見せたが、流れを渡さなかった要因はリバウンドをしっかり取れていたことだと思っている。
楽しみにしていた穴澤さんと松本さんのプレーが観られなかったのは残念だったが、それ以外は言うことない試合である。とはいえ、長い中断期間の後に首位攻防戦を控えていることを考えると、さらなるレベルアップが求められる。
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新潟アルビレックスBBラビッツ
既に昇格の可能性は途絶えているが、ここまで10勝12敗。数年前までは1勝するのに苦労していたことを考えれば大躍進である。
昨シーズンのルーキーとして加入した本田選手と金澤英里選手は当初から脅威に感じていた。インサイドが安定したことでチームは地力をつけてきた。主力の移籍はあったが若手も成長していて、今後も楽しみなチームである。
試合後にはホーム最終戦のセレモニーが行われた。
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ひそかに応援している新井寧々選手。再びプレーする姿が見られることを楽しみにしている。
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進化が止まらない河村美侑。高身長ガード好きなので以前から注目していたが、今シーズンはさらに進化を遂げてチームを引っ張っている。
昨シーズンから全試合スタメン出場。得点とアシストは既に昨シーズンの合計を上回っており、タイトルを獲得したスティールは今シーズンもフューチャーリーグでトップである。ボールを持つとひとりでズレをつくれる上手さがあり、わかっていても止められない系の選手である。
ドライブも魅力だしスリーポイントも決める。視野が広くてアシストも巧みだし、ディフェンスも上手いし美人だしスレンダーだし専修大。栗林美和選手とは札幌山の手の同級生で、試合前には楽しそうに談笑していた。これからも推していきたい。
東京羽田ヴィッキーズ
既に2位以上は確定している。中断期間後に勝敗で並ぶ三菱電機とホームで首位攻防戦。1ヶ月近い中断があるので、どこまで成長できるか、そして良いコンディションで臨めるかがポイントになるが、その点では我がヴィッキーズはアーリーエントリーでビッグマンを獲得できたことが大きいし、なによりホームアドバンテージがある。現時点で直接対決の勝敗で下回っているためなんとしても連勝したい状況だが、空回りしないように、強い気持ちを持って、ヴィッキーズのバスケを貫いてほしい。
連勝すれば優勝
連敗すれば2位
1勝1敗なら最終戦の結果次第だが三菱優位
得失点差は関係なし
松本新湖推しが初見で確定したこともお伝えしておきたい。実物は想像していた以上に美人である。出場はなかったが、アップでは華麗なワンハンドシュートでコーナースリーをバシバシ決めていた。いつか花開くと信じている。
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B3リーグ 新潟vsさいたま
17時からブロンコスの試合。軽食をとったりお土産を買ったりしていたら意外とあっという間だった。
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bjリーグのオリジナル6として紹介していただけたことが嬉しかった。お互いB3にいることは不本意だが、これからもバスケを盛り上げていきたい。
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ブロンコスの試合はベンチ裏で後押しさせていただいた。近い。が、座席は狭くて座りづらかった。そしてアウェイ応援席にも普通に乗り込んでくる新潟ブースターマインドは、bjリーグ草創期から変わっていない。喧嘩になるわけでもないので悪い気はしなかった。「37番うまいねぇ。」という会話が聞こえてきて嬉しかった。
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ブロンコスWIN!
連敗を5で止めて2025年初勝利である。前日の反省を活かして最後までエナジー出してタフにたたかえた。そしてディフェンスとリバウンドが勝因だと感じた。
新潟のビッグガード、ネルソン選手を前半完封している。1試合トータルでも5得点。チーム内でどういう優先順位を決めていたかはわからないが、ここのディフェンスがかなり効いていたと感じた。川邉が出場できない状態でも、マークについていたスタメンのモーゼスや途中出場の志冨田がハードなディフェンスを見せる。そして時には佐藤文哉が身長差もある中で絶妙な距離感で仕事をさせなかった。さすがである。
この試合は最後までディフェンスの意識を高く保てたことで、流れを相手に渡さなかった。失点は決して少なくはないがディフェンスの勝利だと言える試合である。勉強になった。
ブロンコスらしくリバウンドで圧倒できたことも大きかった。そして終盤はミルコ劇場となった。4ピリだけで16得点。やはりミルコである。
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新潟アルビレックスBB
開幕節で所沢で対戦した時は出場のなかった川村卓也選手が活躍している。通算500本目のスリーポイントをこの試合の1本目で決めた。こちらのベンチに向けての指差しは見ていて気持ちの良いものではなかったが、さすがのレジェンドである。カワムラという名前の選手はだいたいすごい。
そして圭さんがやはり凄すぎる。コート全体の状況を常に把握できていて最適解を見出せる。まわりを活かしながら自分でも高確率で決める。衰えは隠せないが確実に今シーズンの新潟は圭さんのチームである。
川村卓也、五十嵐圭、松井啓十郎、この3人を同じ試合同じコートで2025年に観ることになるとは、20年前に誰が想像できただろう。鵜澤さんがいてくれたらもっと最高だった。
電撃契約で大活躍していたムトンボ・ジャンピエール選手のプレーを楽しみにしていたのだが、残念ながら2試合ともベンチ外だった。大学のテストか何かかと思ったが帯同はしていたようだった。ブロンコスとしてももしかしたら1戦目はこの選手が出てくる前提で準備をしていたのかもしれない。
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さいたまブロンコス
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試合に出られなくても、裏方でチームのために動く男、それが川邉である。これがブロンコス。川邉に捧げる勝利であり、川邉がもたらしてくれた勝利。
ようやく連敗を脱した。チームの状態は連敗中も悪くなかった。確実に良い方向に進んでいる。なにより雰囲気の良さが伝わってくる。
シーズン前半に比べるとオフェンスで停滞する場面は確実に少なくなっている。時間はかかったが、目指していた今シーズンのオフェンスが完成しつつある。
今節で言えば、GAME1で志冨田選手が見せた積極的なアタックが印象的だった。コート上のチームメイトが上手くスペースを作っているからこそ、気持ち良くアタックできている。GAME2では局面局面でいろんな選手が気持ち良くシュートを放っていて、見たかったオフェンスが見られるようになってきている。そしてどこからでも点が取れるという強みが増し、相手からすると的を絞れないというのが今のブロンコスである。
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勝利は嬉しい。チーム状態に手応えも感じている。が、vs新潟4試合の合計では得失点差-4。この4点が順位を決める可能性もあるわけで、それを考えるとゴール下シュートの精度はもっと上げていきたいし、相手のアンスポで得たチャンスを無得点で失ってるのはもったいない。
終わったことを嘆いても仕方ない。こういう結果になってしまった以上は勝率で上回れるように残り試合をたたかっていくしかないのである。が、細かいところをしっかり積み上げていけるチームになっていかないといけない。今シーズンのスローガン、『WINNING EDGE』を、今こそ思い出してほしい。慢心してはいけないが、今のチーム状態なら確実にもっと上へ行けるはずだ。
バスケのまち 長岡
とにかく駅から近すぎて驚いた。コンコースみたいなところを歩いていったらいつのまにか到着していた。もはや駅そのものである。コンコースにも屋根がついているので雨にも雪にも打たれずに会場に行ける。新幹線停車駅からこんなに近いアリーナが他にあるのだろうか。私が関係者ならもっとアウェイブースターを呼び込めるイベントを企画したいところである。
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そしてもうひとつ驚いたことは、長岡市が異常にバスケを推していることだ。バスケのまちを謳っているとは知らなかった。これはバスケを愛する者としては大感謝である。
と同時に悔しさも感じた次第である。埼玉でここまでバスケが地域に根付くイメージが、今はまだできない。何十年も先のことになるだろう。
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会場の雰囲気もすごく良かった。MCも聴きやすくてわかりやすくて好みだったし、DJの選曲も絶妙だった。はじめて訪れた長岡だが一日で大好きになった。
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おわりに
ヴィッキーズもブロンコスも勝利。
全然カテゴリーの違うふたつのチームを応援していて、そのふたつが同じ日に同じ会場で試合をする。それも、なんと両方ともアウェイゲームである。
そこに居た奇跡、両チームとも勝利した奇跡。
帰りの新幹線で喜びが湧き上がり、新潟限定ビール『風味爽快ニシテ』を飲みながら、真冬だというのに目から汗が止まらなくなってしまった。
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スポーツの世界は勝者と敗者がいる。
悔しい思いもたくさん味わってきた。
勝利した時こそ相手チームと相手ブースターへの敬意を忘れてはいけないと思っている。
まさに僕のための一日となったが、この最高の喜びは勝利だけではない。会場の雰囲気もそうだし、圭さんや河村美侑さんを堪能できた喜びでもある。
ありがとう新潟、ありがとう長岡。最高!初めて行ったけど大好きな街さ。
全ての奇跡に感謝。1982年にトンネルを抜けて、開通してくれた上越新幹線にも感謝である。
読んでいただきありがとうございます。
最後に、タイムアウトの時に流れていたこの曲を聴いてください。
B-DASH 『ちょ』