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賢いAIに過去記事の評価を聞いてみた!
前回の記事で、記事の質を維持するために、AIに評価をしてもらってはどうか、というアイデアを出しました。早速実践で、今時点で、リーズナブルな価格でアクセスできる中では最も賢い「ChatGPT o1」に私の過去記事をスコアリングしてもらいました。
ChatGPT o1とは
ChatGPT o1とは、高度な推論を可能としたAIモデルで、その凄さはリンク記事に書いてあるのですが、象徴的なのはIQ120で、平均的な人のIQ100を軽々と超えてきたところにあります。
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早速、過去記事の評価
そんな、超賢いChatGPT o1に、このnoteの初期時代の記事と、比較的最近の記事を、それぞれ3つずつスコアリングしてもらいました。まず、過去記事の評価からです。
過去記事1 リーダーは最後に食べなさい!(サイモン・シネック)総合スコア:88点
良い点
リーダーシップにおいて象徴的なエピソード(海兵隊が最後に食べる話)や、ドーパミン依存など生物学的背景にも言及しており、深みがある。
「サークル・オブ・セーフティ」や「安心感の砦」などのキーワードが印象的で、組織論・リーダー論をこれから学ぶ人にもインパクトが大きい。
単なる「あるべき論」に終始せず、「なぜ崩壊するのか」「依存症から抜け出すには」など、課題解決の視点が具体的。
惜しい点
取り上げるエピソードが多いため、個々がやや駆け足気味。もう少し重点を絞って解説すると深く刺さる読者も増えそう。
どの程度のリーダー層(中間管理職・経営者・プロジェクトリーダーなど)に向けて書かれているか、もう少しターゲットが明示されていると読み手がイメージしやすい。
過去記事2 感情をタグ付けできるジャーナルアプリ 総合スコア:78点
良い点
具体的なアプリ(muute)の名前や機能をピンポイントで紹介しており、「まず使ってみよう」と思わせるハードルの低さが魅力。
スクリーンショットの簡単な説明や、筆者自身の活用スタイルが書かれているため、想像しやすい。
「感情を可視化するメリット」を端的にまとめており、ジャーナリング初心者にとってとっつきやすい記事。
惜しい点
他の手書きツールやアプリとの比較・検討がなく、やや一方向的。
ジャーナリングを継続するコツ(習慣化)や、ネガティブ感情の扱い方など、踏み込んだ補足があるとさらに魅力的。
過去記事3 4つのステップで主体性を発揮 総合スコア:85点
良い点
「主体性」という抽象度の高いテーマを、「自覚・想像・良心・意志」の4段階に落とし込み、自分自身への問いに変換する工夫が秀逸。
「ピタゴラスイッチ」のようなプロセスイメージや、「視覚・聴覚・感覚」を使った質問例は、実践者がすぐ試せる具体性がある。
7つの習慣の第1の習慣をしっかり噛み砕きつつ、筆者独自の視点も混じっているため、読み飽きない。
惜しい点
さらに深堀りしたい人向けには、もう少し「どうやってこの4ステップを習慣づけるか」の工夫や、実体験ベースの具体例があると説得力が増す。
「自覚の問いかけ」が人によっては抽象的に感じられる可能性があり、もう一歩踏み込んだ解説が欲しくなるところも。
なるほど、一応、「厳しめにスコアリングして!」とお願いしたのですが、顧客満足度を意識してか(というのも、AIはポジティブ寄りの回答を返してくることが多いですので)、88点、78点、85点と、まあまあ、高いスコアの印象です。80点付近に収束させようとしているのが、やや気になりますが。
続いて、最近の記事への評価
続いて、最近の記事への評価です。初期の記事よりスコアが下がっていたらどうしよ。ドキドキの瞬間です。
最近記事1 支援者自身がご機嫌でいるために 総合スコア:84点
良い点
自分自身の調子を整える具体的な方法(NLPのVAKモデル、思い出の活用、成功パターンの把握)が、実践的かつわかりやすく整理されている。
「対人支援」の現場を意識した内容なので、心理職・コーチ・カウンセラーだけでなく、日常的に人をサポートする立場の人にも応用しやすい。
全体がコンパクトにまとまっていて、読みやすい。
惜しい点
NLPが初めての人へのイントロや、もう少し踏み込んだ解説があると、より導入しやすくなる。
実例や具体的シチュエーションが少なめで、読者によっては自分の現場にどう活かすかイメージがつきづらいかも。
最近記事2 あなたはどれくらいしあわせ? 総合スコア:82点
良い点
ディーナーの人生満足尺度、セリグマンのPERMAなど、幸福度測定の代表的モデルを一通り紹介しており、幅広い人にとって導入として優秀。
前野隆司氏のWeb診断にすぐアクセスできるリンクを提示しており、実践に移しやすい。
筆者の実際の体験談や結果も載っているため、読者が「自分も試してみよう」という気持ちになりやすい。
惜しい点
いろいろな指標を一度に提示しているため、「どれをまず使ってみたらよいのか」が少し散漫になりがち。
幸福度の算出結果を出したあとの行動プラン(どう改善するか)の具体例がやや弱め。
最近記事3 しあわせになるコミュニケーション 総合スコア:80点
良い点
「夢や目標を語る」「思いやりと感謝」「3Sワード vs 3Dワード」など、すぐに使えるコミュニケーションのヒントが明快で、日常への落とし込みが簡単。
PERMAモデルと絡めて、「自分らしさ」を発揮するコミュニケーションの重要性が分かりやすく伝わる。
惜しい点
コミュニケーションの例がやや定性的で、具体的な会話例やケーススタディがあると、なお良かった。
3S・3Dワードは面白いが、やや表層的に感じられる人もいるかも。背景理論がもう少しあると説得力がアップ。
そうですか、84点、82点、80点ですか。そこまで悪くはないですが、良くもなっていないですね。ちょっと、ホッとしたような、モヤモヤするような感じですね。
まとめ・次のステップ
賢いAIによる評価結果は、以下のようになりました。少し平均値が下がっていますが、データが3つずつでの結果ですので、それほど大げさに気にする必要はなさそうです。
過去記事:88点、78点、85点(平均84点)
最近記事:84点、82点、80点(平均82点)
その一方で、気になったのが、「このスコアってどうやって決めているの?」です。えっ、まさか、AIともあろうものが、感覚的に出すなんてことはないですよね。そこを次回の記事で掘り下げます。
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