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視点移動+時間軸移動のワーク作ってみた!

 私はコーチングの中で時間軸移動をよくするのですが、いつも、主語が「自分(=クライアント)」になっていることに、やや、物足りなさを感じていました。せっかく、コーチングには視点の移動という考え方もあるのだから、何とかならんか。そういった思いで、一つのワークを考えてみました。ご紹介させてください。


天使と悪魔のワーク

 天使と悪魔が、自分の過去の行いを見てあなたに語りかけ、また、未来に向けてのそれぞれの期待感を述べるというワークです。宗教的なものが一切NGな方や、天使と悪魔は子どもっぽくて嫌、という方は、まあ、例えば、あなたの尊敬する人、あなたの事を邪魔する人、とかに置き換えて頂いてもOKです。

天使と悪魔のワーク

天使と悪魔からのつぶやき(過去→現在)

 まず、過去→現在のこれまでのあなたの行いを見て、天使と悪魔が、あなたのように以下のようにつぶやきます。

天使:あなたは、〇〇を頑張ってきたから、ここまで来れたんだね!

悪魔:せっかく仕掛けた〇〇の最悪の状況を乗り切れるとは・・・!

 ここで、「〇〇」に入るものを考えながら、ワークを進めていきます。

  • あなたが、ここまでやって来れたのは、どんな努力があったから?

  • その努力を支えてくれた人は誰?

  • その努力を続けられたのは、あなたのどんな強みを活かせたから?

  • ここまでに起きた最悪のピンチって何だった?

  • その最悪のピンチを、あなたはどうやって乗り切った?

  • 乗り切る人に、誰が助けてくれた?

天使と悪魔からのつぶやき(現在→未来)

 次に、現在→未来のこれまでのあなたの行いを予見して、天使と悪魔が、あなたのように以下のようにつぶやきます。

天使:私の見えている未来からは、あなたは〇〇の努力をもっと頑張れば、素晴らしい未来が手に入るよ!

悪魔:あのピンチを乗り切れたのだから、もっと最悪な〇〇を用意しておいてやる!

 ここでも、「〇〇」に入るものを考えながら、ワークを進めていきます。

  • 天使が予見している未来とはどんな未来?

  • その未来を手に入れるために、天使がアドバイスしている努力とは?

  • その努力をするためには、誰の助けが支えてくれそう?

  • 悪魔が用意している更に最悪のピンチってどんなもの?

  • その最悪のピンチを避けるためには、どんな準備ができそう?

  • 更にピンチのリスクを避けるためには、誰の助けが必要?

実際にやってみました

 テーマを、私のこれまでのnote作成過程、として、上記のワークをやってみました。ポイントは、時間軸に沿って私の過去の行動や未来像を予見しているのは、私ではなくて第三者(天使や悪魔)という意識で行うことです。

天使 過去→現在
Q. あなたが、ここまでやって来れたのは、どんな努力があったから?
A. きちんと記事化できるような形でインプットを続けてきたから。

Q. その努力を支えてくれた人は誰?
A. 書籍を届けてくれた著者、編集者、書店さん、配達員さん。

Q. その努力を続けられたのは、あなたのどんな強みを活かせたから?
A. コツコツ読み物を続けるのは若い時からの読書習慣が助けてくれた。

悪魔 過去→現在
Q. ここまでに起きた最悪のピンチって何だった?
A. ネタ切れになりそうなときに、私を体調不良に陥れた。

Q. その最悪のピンチを、あなたはどうやって乗り切った?
A. 体調が悪い時でも、何とか頑張って記事にするネタを振り絞った。

Q. 乗り切る人に、誰が助けてくれた?
A. 他のnoterさんの記事を参考にしたり、自分の刺激にしたりした。

天使 現在→未来
Q. 天使が予見している未来とはどんな未来?
A. 自分の記事が注目記事などに取り上げられて多くの人に読まれている。

Q. その未来を手に入れるために、天使がアドバイスしている努力とは?
A. 自分の書いたものがニーズを満たす役に立つものになっているか見直す。

Q. その努力をするためには、誰の助けが支えてくれそう?
A. AIに記事の質を聞いてみても良いかもしれない。

悪魔 現在→未来
Q. 悪魔が用意している更に最悪のピンチってどんなもの?
A. 途中で習慣化のエンジンを失ってnoteの更新自体をやめてしまう(ネタ切れ、体調不良、ビューやスキがなくなる)

Q. その最悪のピンチを避けるためには、どんな準備ができそう?
A. 記事のストックを作っておいて、一定の質のものを定期的に出せるようにすること。ビューやスキの多い記事を読んで研究する。

Q. 更にピンチのリスクを避けるためには、誰の助けが必要?
A. 他のnoterさんの良記事を参考にさせていただく。

やってみた感想とまとめ

 天使と悪魔という第三者視点を意識することで、自分視点よりも発想力が広がった気がしました。また、いわゆるハイドリーム・ロードリームを出しやすくなりましたし、付随するアクションプランも自然に出せるようにも思えます。GROWモデルのうち、GOの要素を含んでいますので、手っ取り早く、10分くらいでコーチングをするのに向いているかもしれません。

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