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【米国株】Celsius Holdings, Inc. (CELH) の直近のアナリスト評価まとめ

Celsius Holdingsは、健康志向のエナジードリンクブランドとして、特に「砂糖不使用」「低カロリー」を強調した製品を提供しており、フィットネスや健康志向の強い消費者から支持されています。直近の決算の Earnings Call の議事録は以下にまとめた通りです。

株価はこの一年で大きく下落しており、「そろそろ底なのでは?」という見方が増えてきているので、2025年にリバウンドが期待されるのかどうか、直近のアナリストの評価を簡単にまとめてみました。

CELH株価チャート(2025年1月22日時点)

尚、本記事は、特定の銘柄や金融商品の購入や売却等を推奨するものではありません。投資に関する最終的な意思決定は、読者ご自身の判断と責任において行っていただきますようお願い申し上げます。


Matt Farley 氏

Seeking Alpha に掲載されていた内容の要約です。

  • 株価の変動要因: PepsiCoとの流通契約に基づく過剰発注が原因で2024年第3四半期に売上高が前年比31%減少し、株価は70%下落。ただし、第4四半期からは在庫問題が解消し、単一桁成長が期待される。

  • 将来予測: 2024年通年の売上成長率は3~6%と控えめであるものの、2025年には成長が加速し、粗利率と純利益率の改善が期待される。2025年末の株価目標は35ドルと設定し、ウォール街の予測40ドルより保守的。

  • 投資判断: 現在の調整後の株価収益率は20~25倍であり、ブランド力と国際的な拡大による長期成長のポテンシャルを考慮し「買い」と評価。ただし短期的にはリスクも残るため注意が必要。

筆者は、2024 年第 4 四半期の決算が予想以上に好調であれば、株価は 2025 年末までに 35 ドルに達すると予想。これは現在の株価から約 30% の上昇に相当する。ただし、ウォール街が予測する 40 ドルにはやや届かないだろう。

同氏

Kenio Fontes 氏

こちらも Seeking Alpha に掲載されていたアナリストレポートの要約です。

  • 成長と課題: ブランド戦略とPepsiCoとのパートナーシップで大きな成長を遂げたが、最近の売上停滞やマージンの圧迫が短期的課題となり、競争激化やPepsiCo依存がリスクとして挙げられる。

  • 市場と展望: 健康志向のエナジードリンク市場の成長見通し(CAGR 8.5%)やブランドロイヤルティによる国際展開が、長期的な成長余地を支えている。

  • 投資判断: 割安感はないが、効果的な経営と市場拡大によりリターンが期待でき、高リスク・高リターンの「買い」対象と評価される。

適切なコスト削減や価格戦略の実行が成功すれば、収益性が向上し、株価の再評価につながる可能性がある。

同氏

Stone Fox Capital 氏

同じく Seeking Alpha に記載されているアナリストレポートの要約です。

  • PepsiCoの在庫調整終了: 2024年の売上低迷はPepsiCoの在庫調整が主因だが、2025年からは売上回復が期待され、成長に専念できる環境が整う見通し。

  • 成長要因: Amazonでのオンライン販売、オーストラリアやフランスなどの国際市場拡大、PepsiCoとの提携強化が主要な成長ドライバーとなる。

  • 投資判断: 現在の株価は割安とされ、2025年の15%成長と利益拡大により株価が2倍になる可能性がある。ただし、PepsiCoとの在庫調整リスクが引き続き注意点。

同氏「海外市場が CELH の成長ドライバー」

JR Research 氏

Seeking Alpha に発表されたレポートの要約です。

  • 成長の停滞と競争の激化: MonsterやRed Bullとの競争がCelsiusの成長モメンタムを鈍化させ、PepsiCoへの依存が収益リスクを増加させた。

  • 収益の偏りと課題: 国際市場での成長が遅れており、収益の大部分が北米市場に依存。ビジネスモデルの根本的なリスクが浮き彫りに。

  • 投資判断の見直し: バリュエーション改善の兆しはあるが、成長率がピークに達した可能性が高く、競争環境の激化を考慮して「保有」に格下げ。

Celsiusの株価は現在、長期トレンドの範囲内にありますが、回復の可能性は大幅に弱まっている。投資家は、強気の見解を維持する理由はなく、むしろ「落ちるナイフを掴む」ことを避けるべきである。

同氏

Ramdom People from X

(1) The Long Investor 氏

長期で保有する場合に期待するリバウンドは恐ろしく時間が掛かりそう。

筆者感想

(2) Sean Jackson 氏

長期で見た場合の良い仕込みタイミング。4-5年のアップトレンドの下限側にいる。

筆者感想

(3) Benjamin Brunie 氏

Do Your Own Research!! ただ、X を見てノイズに負ける可能性はある。

筆者感想

(4) BKLZ 氏

価格はこの時点から 4% 弱減でとどまっている。短期的なリバウンドが期待されるかどうかは恐らく次の決算次第。決算への期待で上がるかもしれないが、テクニカルなトレンドは下げ。

筆者感想

(5) Investing visuals 氏

ファンダメンタル的には借金はなくてキャッシュはあるけど成長が止まっていてフリーキャッシュフローも当期純利益もイマイチ。成長性が重要とされるため嫌われて低価格になっている。一時的な反発は次の決算次第。

筆者感想
出典: TradingView

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ネイト
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