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ロバート下北沢、第2回目のアート展示のお知らせです。


週末フォトグラファー、Michael Yoshiokaさんによる第1回の展示会が大好評で幕を閉じた8月、お盆前。

8月9日〜13日までの1週間、ロバート下北沢はお盆休みにはいり、16日(月)の再稼働とともに第2回目の展示会を開催いたします。

ロバート下北沢の会員さんたちに「何かが壁にある」と、いつもは止まらない壁の前で足を止めていただいたり、作品への感想を展示ノートに書いていただいたり。この展示会をきっかけに、ロバート下北沢をはじめて知る方とロバート下北沢にゆかりがある方の間に交流が生まれたり…。

美術館やギャラリーに比べて低い敷居のアート展示だからこそ、さまざまな方から反応をいただき、少しずつアートと働くことが一体となった場所での可能性を感じ始めています。

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\展示をしてみたい、という方の募集もしております/
最後にあるお問い合わせにぜひご連絡ください。


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Michaelさんからのバトンを受け継ぐ第2回目の展示は、Michaelさんと同じくyosemicのメンバーであり、イラスト・ライティング・作曲もされるマルチタレントのasoさんです。

07_月曜日をスキップ

無意識なうちに取捨選択することで考えずに通り過ぎてしまっているモノや現象。誰しもが見慣れている身近なそれらを、別の角度から切り込むasoさんのイラストやストーリーが、私たちを思考の旅へと導きます。

今回も開催に先駆けて、asoさんの人物像にせまるテキストインタビューを行いました。

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Q. 絵を描いたり、文章を書き始めたきっかけはなんですか?

aso もともと絵を描くことや、日常のいろんなところに意識を向けて考えを巡らせることは好きで、それを書き起こしてメモをしたり…ということはしていたんですけど、継続的に書いてみようと思ったのは学生の頃ですね。
美大に行った友人と数年ぶりに会って話したとき、「1日1つのイラストを描いているんだ」と言って作品を見せてくれたことにすごく刺激されました。私もせっかくならちゃんと作品と呼べるものを生み出したいと思うようになりまして。まずはやり方を真似っ子させてもらって、小さなノートを買ってそこに毎日絵を描くようになったという感じです。

▼その当時のノート

作品ノート

そういう背景で描き始めた絵をSNSで発信していこうと思った時に、せっかくだからその絵に関連するような物事について考えを巡らせてみて、文章に起こしてみようと書き始めました。そこから、今は絵と文章をまとめて1つの作品にしています。


Q. どのようにイラストのモチーフを選定されていますか?

aso シュールレアリスム的な発想におもしろさを感じるタイプなので、「あるべきものがなかったら」とか「ある要素を別のものに置き換えてみたら」とか「共通点のあるものをくっつけてみたら」など、そういう妄想を普段から癖のようにしていて、それを絵に起こしているという感じです。なのでその対象としては何気ない日常にある身近なものがほとんどです。

あと、人間の手をよく描いているんですけど、それは私が人間っていう生き物に興味があるからですかね。
自分が発言した内容や行動を自覚している性格ってどこまでが本当なんだろうとか、自分の深層心理にある本音といちいち真剣に向き合って生活する人はそんなに多くはないと思っていて、自分はそこに向き合って考えてみたいと思うんです。

例えば、本心でめでたいなんて思ってなくても今日誕生日の人には「おめでとう」って言えちゃってますし、具合が悪い人には本心で思ってなくても「大丈夫ですか」ってとりあえず言えちゃうみたいな。何が良い悪いではないんですけど、気づくだけでちょっと新しい視点が得られたりすることもあっておもしろいなと思うんです。
一緒に投稿している文章も含めて、そういう人間について考えてみる作品にしたいので、敢えて入れているという感じです。

Q. yosemicに入ったきっかけをお教えください。

aso メンバーの植田響君に誘われたことがきっかけです。もともとは友人の友人という関係だったんですが、なんやかんやあって突然、「世界平和について考えよう」という電話がかかってくるような関係になったんです。なんとも説明し難いので端折るのですが(笑)。もともとニューヨークを活動拠点にしていたyosemicを東京でも本格化していこうという時に一緒にやろうと誘ってくれて。それまで個人でイラストや文章を発信していたものの、ほかの表現者との交流はほとんどなかった私にとっては、いろんな表現をする人やいろんな考えを持っている人と関われるyosemicというコミュニティはとても刺激を受けられる場所だなと思って、仲間に入れさせてもらいました。

Q. asoさんのもう一つのインスタグラムアカウント(@asokabe)では、壁に着目をされていますが、コンセプトはなんですか?

aso
 世の中に壁は無数にありますけど、普段何も考えずに生活していたら大体見過ごしているじゃないですか。でもどの壁をとってもそれをデザインした人がいるわけです。そう思って街を歩くともうそこら中が作品だらけなんですよね。

シンプルなものや凝ったデザインのもの、新しくできたものや年季が入ってるけどそれもまた味になっているもの、みたいな。
壁に限った話ではないですけど、その1つの切り口として壁を撮って投稿しています。

余談ですが、同じ理由で最近は卵に貼ってあるちっちゃくて丸い賞味期限のシールを集めています(笑)


Q. 今後、どのように活動を広げていきたいですか?

イラストや文章の制作頻度はもう少し上げたいなと思ってます。これからも継続して発信していって、よりたくさんの人におもしろいと思ってもらえるようになれればなと思っています。
今はイラストや文章がメインですが、表現方法に対してそんなに強いこだわりが無くて。「自分が考えたこと」を形にできるなら音楽でも写真でもCGでも何でもいいなと思っています。
幸いyosemicにはいろんな表現者が集まってくるので、そういう人たちの力も貸してもらいつつ、いろんな方法で自分がおもしろいと思うことを実現していければなと思っています。

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展示開始はロバート下北沢のお盆休みあけである8月16日(月)から。下北沢のど真ん中にある場所での展示ですので、下北沢に遊びにきたついでに、ぜひふらっとお越しください!



【展示情報】

「とある世界のおかしな日常」

私たちの身の回りには、あまりにも多くの人や物があり現象がありコミュニケーションがあります。
しかしそれら全てにいちいち目をやっていては生活などしていられないので、必然的に注意を向ける対象を取捨選択することで人生をこなしています。
それはほとんど無意識的に行われており、考えることなく切り捨てたり、自分でも認知していない評価軸で評価したりしており、その結果知らず知らずのうちに

 「これは良いことだ」「これは悪いことだ」
「こうあって当然だ」「こうあるべきではない」

などと判断してしまっていたりします。
そういった無意識のうちに考えていなかったモノゴトについてときに意識的に考えを巡らせてみることで、新しい発見があったり、他者と分かりあえたり、もしかしたら自分の中にある大事な何かを見つけられるかもしれません。

日時:2021年8月16日(月)〜9月10日(金)

   10時〜19時(土日祝は休み)

会場:ロバート下北沢(下北沢駅東口から徒歩1分)

〒155-0031東京都世田谷区北沢2-30-14重宗ビル3F

料金:観覧無料【会場がコワーキングスペースのため、席をご利用の場合は2時間550円(税込)から】


【Artist profile】

あそ|aso
幼少の頃から身の回りの物事を多面的に観照しようとしたり、答えがないことについて考えを巡らせたりすることが好きであり、そういった考えをキャッチーな文章に起こし、自身のイラストと合わせて発信をしている。作品を通して、受け手がこれまで考えてこなかったことやなんとなく良い悪いの判断をしていたことに対して改めて考えるきっかけを与えられることができればという思いで創作活動を行っている。
Instagram


【展示観覧の際のお願い】
・アーティストの展示をご覧になる方は、受付にその旨をお伝えください。
・コワーキングスペースのため、席をご利用の場合は受付で会員登録のうえ、2時間550円(税込)からご利用いただけます。
・ソファスペースでの展示のみ、コワーキングスペース会員様の予約が入っている場合は観覧することができません。こちらから予約状況をご確認のうえ、ご来場ください。
・作業中のお客様もいらっしゃるため、ご配慮いただきながらのご観覧をお願いいたします。


【展示希望アーティスト募集中】
展示をご希望の方は、下記項目への回答とポートフォリオを添付のうえメールにてご連絡ください。
審査のうえ、展示をしていただきたい!と思った方にはこちらからメールを返信いたします。
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・お名前
・メールアドレス
・展示をしようと思ったきっかけ
・作品を発表しているSNSなどあれば教えてください。

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連絡先→info@robert.jp

展示について
場所:ロバート下北沢(下北沢駅東口から徒歩1分)
〒155-0031東京都世田谷区北沢2-30-14重宗ビル3F
展示期間:〜1ヶ月間(要相談)
費用:場所代は無料。展示準備などにかかる費用1500円を、基本料金として頂戴いたします。

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