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【ごまかし力】 話を聞いてなかったときの9のスマートな対処法

コロナ禍になりリモートミーティングでの会議が増えた。
社内ミーティングではカメラもオフですることも多い。

そうなれば、もちろん話なぞ聞いていられない。

なにしろPCがポップアップで色々と通知してくるのだ。リモートミーティングなぞしている場合ではない。

ヤマト運輸からの荷物のお届けの知らせ、Amazonセール開始のお知らせ、LINEで友人が骨折した報告。さまざまな通知がひっきりなしにやってくる。

ああ、忙しい。
リモート会議など上の空。こればっかりはしかたがない。

しかし、油断大敵だ。突然訪れる質問。

「君はどう思う?」

!!

さあ困った。何の話をしているか全くわからない。正直に言ったほうがいいだろうか? Wifiがつながらないせいにしようか?
 

安心してほしい。そんなときにも誰にでもできるスマートに返す方法がある。
私の過去の経験の集大成をここにまとめてある。

これをマスターすれば、話を聞いてなかったと思われることはない。それどころかむしろ、みんなよりも良く考えているのではないかと、一目を置かれることうけあいだ。

では、そのスマートな対処法を紹介しよう。

1.抽象的に返す

まず、最初に気をつけたいのは、具体的に答えようとすることだ。なんせ何も聞いてなかったんだから、具体的に話そうとすればするほどボロが出る。

そこで抽象的に返すというテクニックを使おう。

「これによって我々は一体何を実現できるのだろうか」と抽象的に答えよう。「答えは一つではないと思う」と謎めいた言葉も有効だ。

重要な疑問をみんなに投げかけるように、ゆっくりと自信を持って言ってみよう。きっとそこから議論が始まるはずだ。

そうしたらしめたものだ。あとはみんなに任せて、さっさとLINEの返信を済ませてしまおう。

2.ゴールの確認をする

「このミーティングのゴールはなんだっけ?」と疑問を投げかけよう。

目の前の問題に囚われすぎじゃないのかい? 本当の目的を忘れていないかい? というスタンスで、みんなに本来の目的を考えさせよう。きっと、みんなはあなたのことを、根本的な問題を常に視野に入れている思慮深い人だと尊敬するはずだ。

もちろんゴールを知らないのはあなた1人だけだ。

3.もっともらしいこと言う

当たり前のことをもっともらしく言う。これはかなり雰囲気が出る。
「緊張感を持って対応するべきだ」
「慎重に議論を重ねるべきだ」

なにやら色々な可能性を考えて、言葉を選んでいるような雰囲気が出る。

政治家の答弁を参考にして、汎用的なワードの引き出しを増やしておこう。バリエーションが出てくる。政治家のように、何も答えていないことに気が付かせてはいけない。

4.逆質問をする

「この状況で君ならどう判断する?」
そう逆に質問をしよう。

君の考えに強く興味を持っているんだ、という気持ちが伝わるように言おう。そう言われて悪い気がする人はいないはずだ。相手は意気揚々と自分の意見を述べてくるはずだ。

すかさず「僕も君と同じようなことを考えていた」と付けたせば、任務完了だ。これで何も答えずに済むし、なんなら相手との信頼関係が強くなる。

5.リスクの予感を伝える

まだ、別のリスクがあるかもしれないことを伝えよう。

「何かまだ見落としているリスクがある気がするんだ」こう答えることで、誰よりも慎重に考えを巡らせている雰囲気が出せる。だから、安易に答えを出さない。決して話を聞いていないからじゃない、という雰囲気を出そう。

みんなが考えが及んでいない部分まで、考えているというスタンスの表情を作って欲しい。

そもそも、議論をしているということは、みんな何かしらのリスクがあるからに決まっている。そのリスクを再度考えるきっかけをみんなに与えるだけで、十分に役目を果たしているといっていい。

あなたは内容を何も知らなくても大丈夫だ。

6.整理を提案する

あなたに意見を聞くということは、きっと議論が紛糾しているはずだ。
そこで、このキラーフレーズが有効だ。

「ねえ、一旦整理しない?」

こう提案しよう。みんなが心に思っていたことを、よくぞ代弁してくれたと尊敬の眼差しで見られるに違いない。

みんなが整理しているのを聞きながら、あなたはゆっくりと把握することが可能だ。

7.決定権を確認する

「結局、これって誰が決めることなんだっけ?」と決裁権を誰が持っているのかを確認しよう。

立場を明確にし、あなたが最終的な責任者ではないことを仄めかそう。私の意見より最終決定者の意志が大事なのではないかと言う問題提起を行うことができる。

もちろん、あなたが責任者の場合はこの方法は使ってはいけない。

8.現場を懸念する

「大切なことを忘れてない? 現場の意見も聞いた方がいい」とあたかも現場主義であるかのように発言してみよう。風通しのいい組織を目指しているフラットな考えの持ち主であることを醸し出せる。

そのときには忘れずに「君から現場の意見を聞いてみてもらえないか?」と添えるのを忘れないようにしよう。なにせ、あなたは何の話をしているのか把握していないのだから。

9.前提を覆す

「そもそもそれって本当に今やる必要があるのかな?」と疑問を口にしてみよう。

「それを今言うか?」という雰囲気が流れるが、気にしてはいけない。物事の本質を常に考えているブレない人間として評価が高まるに違いない。

議論すべきかどうかを議論してもらおう。あとは勝手にずっと議論しているはずだ。そして、何も結論が出ないことがなぜなのか改めて議論してもらえればいい。

その間に、あなたは新しい知識をTwitterのトレンドから仕入れることが可能だ。

さいごに

どうだろうか。これらのテクニックを駆使すれば、たとえ話を聞いていなかったとしても、より深く考えているかのような印象を与えることができる。安心してネットニュースを読むことができる。

ただ、どのテクニックも「たとえば?」と聞かれると1発でボロが出る。「たとえば攻撃」には十分注意してほしい。

とにかく考えている感じを出すことが大事だ。
思慮深い話し方で話すことが肝心だ。できればボイストレーニングに通うと説得力は増すだろう。

しかし、何よりも一番大切なのは、ミーティングをちゃんと聞いておくことだ。SNSの通知は切っておくことを強くオススメする。


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