見出し画像

イエスと言わせるテクニック「フット・イン・ザ・ドア」|ムダ図解

人に何かをお願いしたい、セールス商品の契約をしてもらいたい、アフィリエイトで商品を購入して欲しい、仕事をしているとそんな場面が結構あります。

そんなときは人にイエスと言わせるテクニック「フット・イン・ザ・ドア」が有効かもしれません。イエス!高須テクニック。

⭕️こんなときに使える
・セールスの成約をしたい
・うまく誘導するライティングをしたい

「フット・イン・ザ・ドア」の由来

画像4

なんか長いです。「フット・イン・ザ・ドア」。
名前の由来としては、セールスマンが訪問先で足をドアに挟んで閉まらないようにし、相手が商談を断れないようにする動作のようです。
すごい困るやつです。
あの足を挟んでくる行為ってちゃんと考えると"不法侵入"ですよね。こっちはドアを閉めようとしているのに、足を入れて侵入する。どう考えても軽犯罪にあたると思うんですよ。そりゃ、セクシーな網タイツの美脚がスラっと挟まってきたら、こっちもオヤオヤっと思って話を聞く気になりますけど、大抵は汗臭いおじさんのスラックスですからタチが悪い。やっぱり「フット・イン・ザ・ドア」は不法侵入です。よくありません。

フットインザドアの例

ちなみに直訳すると「ドアの中に足」。なんだかことわざみたいです。
「籠の中の鳥」「井の中の蛙」「ドアの中に足」。ことわざのようです。
ドアの中の足、臭うべからず。深みがありそうで、全くないですね。

関係のない話ですが、会社の同僚が電車に乗り遅れそうになったことがありました。ドアが閉まりかけたそのとき、彼は無理やり乗り込もとうして、ギリギリ間に合わず。なんと顔がドアに挟まってしまいました。なぜ顔を前に出したのかは謎です。そして、仕方なく彼がドアに挟まれた顔をスッと抜くと、そこには彼のメガネだけが奇跡的な力関係で浮いていました。
この場合は「メガネ・イン・ザ・トレイン」になります。全然関係のない話です。

ちなみに足裏マッサージ機の名前は「フット・イン・マッサージャー」です。
ちょっと欲しいです。誰かください。

「フット・イン・ザ・ドア」とは

画像5

フット・イン・ザ・ドアとは、"段階的要請法"とも呼ばれており、まずは小さな要求を承諾させてから、だんだんと大きな要求を承諾させていくといった手法です。

【フット・イン・ザ・ドア】とは
小さな要求を承諾させてから、だんだんとに大きな要求を承諾させていく手法

”フット・イン・ザ・ドア”には、「一貫性の原理」というものが大きく関わっています。 「一貫性の原理」とは、一度イエスと言ったらノーと答えにくくなるという心理を活かしたテクニックです。

なので最初に「1分だけお時間いいですか?」と比較的断りにくい要求をして、徐々に「簡単なアンケートにお答えしてもらっていいですか?」「アンケートお答えいただいた方に特別にこちらを割引で販売してます」と、成約に結び付けて行きます。

ただ、この手法は個人的には好きじゃないんですよね。
なんか気分悪いんですよね、くらうと。「無料なので読んで損はありません」「みなさんの相談にのりたいです」とかって言いながら、最終的ににメルマガ登録促されたり、有料記事を紹介されると、なんか損した気分になります。
結局、金とんのかいー!って哀しい気持ちになります。
それまでの誠意のあるやりとりは全部ウソだったのね。そして、断るとそれ以降はパッタリ連絡が来なくなる。まぁビジネスですからね。
特に久々の同級生の「今度相談に乗るよ、飲もう!」からのマルチ商法紹介のコンボは、切ない。あーあ、そっちかぁって思っちゃいます。
ま、それだけ必死なんでしょうけどね。そんなこと抜きにバカ話をするんじゃダメなのかい? なぁ、フレンドよ!!
誰もが通る切ない思いです。

なんか湿っぽくなってきちゃいましたので、話を変えましょう。

上司もときどき「フット・イン・ザ・ドア」手法を使ってきます。
ロクなことがありません。
「一瞬いい?」と断れない要求で急に呼び出され、大抵1時間くらいガッツリと捕まった挙句に、でっかいタスクをひとつのせられています。
最初っから「こんな仕事をお願いしたいから、1時間ミーティングしたい」ってハッキリと言って欲しい。できないものはできないし、やれることはやるから。

フットインザドアのイヤな例

やっぱりこの手法は個人的に好きじゃないみたいです。

逆の手法は「ドア・イン・ザ・フェイス」と言います。
大きなムリな要求をして断らせてから、本来の要求を承諾させるテクニック。
「フット・イン・ザ・ドア」と「ドア・イン・ザ・フェイス」。どちらも覚えておきましょう。
…ん? 「ドアの中の足」と「顔の中のドア」。…顔の中の…ドア?? なんで文法的に逆なんですかね。おかしいですね。
これじゃ、「カエルの中の井」「鳥の中の籠」みたいになっちゃいます。
「スイカに塩」じゃなくて「塩にスイカ」。スイカを食べてるんじゃなくて、塩を食べるためにスイカにかけていることになります。
なぜ、文法まで逆になるのかナゾです。
まぁ、どうでもいいですね。

正しい使い方

⭕️正しい使用例
街のマジシャン「手品見て行きませんか?」
客「おー面白そう」
街のマジシャン「ジャジャーン!」
客「おー!!」
街のマジシャン「よかったら寄付をお願いします!」
客「…じゃ、500円だけ」
❌間違った使用例
「すみません、足をマッサージするやつってありますか?」
販売員「フット・イン・マッサージャーですね。こちらになります。」

「フット・イン・ザ・ドア」まとめ

Webマーケティングなどでも、「いいね」を押して!から始める"フット・イン・ザ・ドア"テクニックが活用できます。
交渉を優位に進めるためにぜひ活用してみましょう。

フットムダ図解まとめ


いいなと思ったら応援しよう!

でにろう@意識ゆるい系
よろしければサポート頂けると調子にのります。 ゆるーくタメになる情報をお届けできるようにゆるーくガンバりつづけます!!

この記事が参加している募集