見出し画像

「魂の光」(ヨーガ・スートラ)の講座でメモをやめて得られた気づき

アリス・ベイリーさんのご著書である「魂の光」の初回の講座を受けた日のことでした。
 
「この本は霊的人間の視座から書かれていますから、その意識に達していないと理解するのは難しいですよ。」

「霊的視座が自分に備わっていないと、真理を伝える書物の真意はわかりません。」
 
このようなことを先生がおっしゃいました。
 
 
 
 
知らない世界を理解する能力がない頭、日常で使う言葉が日常と違う意味で使われていること、精神世界特有の言い回し・・・
 
この本を読むのは難しく、なかなか理解できなかったため、講座を受けるときには先生の解説を一字一句もらさないようにメモを取っていました。
 
 

 
しかし、講座の回数を重ね、この本の世界、精神世界の言葉に慣れてきたころ、先生はこのようなことをおっしゃいます。


「仕事ではメモを取るのが普通かもしれませんが、この講座ではメモを取らずに脳に聞かせなさい。脳は覚えていて、思い出しますから。」


 

 けれども、メモを取らないで聴くという習慣がなく、忘れてしまうことに不安を感じていた私はついメモを取ってしまい、その度に
 
「メモは取らないでください。」
「先生の話を聞きながらメモを取るということは“ザルに水“と同じです。」
 
 といったことを先生に言わせてしまいました。


 

今ではメモは取らずに全神経を集中させて先生のお話に耳を傾け、先生の息遣いやオーラを感じることに集中しています。
 
そして、講座が終わると教室の雰囲気が薄れないうちに、その日教わった内容を忘れないうちに、電車の中で一気に文章にしていきます。
 
電車の中で終わらなければ、ファミレスや図書館で続きを書き終えてから家に帰ります。
 
家に帰ると日常が怒涛のように押し寄せ、お教室で得られた静かな空気感がなくなり、書こうと思ってもお教室で理解したことが消えてしまうためです。
 
 

そのような習慣が定着した今、感じていることは、
 
・メモをやめてから集中力が増し、講座が終わったあとのお教室の空気を身にまとっていられる時間が長くなった。
 
・「メモを取らないと忘れてしまう」という不安は杞憂に過ぎず、集中して全身で聴いた方が忘れない。
 
ということでした。