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ヨーガの教えを日常で、仕事を通して実践している上司の話


何がきっかけでこのような話になったのかは忘れてしまったのですが、所長が「強く思えば物事は好転していくんだよ」と話し始めました。



弱気な自分が出てきたら、「大丈夫、大丈夫だから」と繰り返し自分に言い聞かせる。

そして、自分の中にしっかりとした軸を持つ。
自分の仕事の目的をしっかり心に持つ。

そうすれば思ったとおりに物事は動いていくから。



ベテランはああした方がよい、こうした方がよいと言う。
上司はそれとは違うことを言う。

それを真に受けてどうしよう、どうしよう😞💨とフラフラしてしまうと不安が膨らんでくる。

でもね、そんなときは「先輩が~」「上司が~」といった無駄な話を削ぎ落とし、仕事の目的、お客様にとって何が大切かだけを自問しながら対応策を考える。

そうするとよい解決策が生まれ、人から横やりを入れられることはなく、もし、仮に誰から何を言われても動じることはないんだよ。


社長に説明するときでも、ああ言われたらどうしよう、と不安に思うことはなくなり、いくらでも話せるから。




あとね、自分の頭の中に失敗した記憶がわいてきて、「そんなことしてまた失敗したらどうするの?」と言ってくる奴、謂わば失敗チェック担当が出てきても、「まぁまぁ、それではこうしたらどう?」と対策を考える担当もでてきてさ、「あの時こうやってだめだったから今度はこうしよう」ってなるんだよね。



そのように所長がおっしゃるので、「統合するリーダーが脳の中にいるのですか?」と尋ねると


「うーん。色んな役割の奴が頭の中にいて、それが集まってひとつになる感じ。ロボットもののアニメで合体してひとつになるやつあるでしょ?ああいう感じ。」



昔、所長は一生懸命仕事をしているのに何で評価されないのだろうと鬱屈している頃、管理職昇格の面接中にプチ脳梗塞を発症して会話が上手くできず試験に落ちてすごくガックリしたとき、

「たかが試験に落ちただけだから」

という上司の一言で心が楽になり、「お客様に安心していただける製品をいつでも提供することに集中すればいいだけ」と吹っ切れて、余計な悩みがなくなり、翌年管理職になった。



そう話される所長の座右の銘は「七息思案」。


「葉隠」に出てくる言葉でさ、鎮まった心で七つ呼吸をする間に思案をまとめる。

気持ちがふらふらしているようでは決断力が鈍って管理職としてはだめでしょ?

静かな自分を確立できるように曲を作って演奏したり、トレーニングジムで筋トレをして、ひとりになって、ひとつのことだけに集中する時間は大切だよ。

そうにこやかに話す所長。



心の波を鎮めて、軸足を自分ではなくお客様に置き、意志を使ってそこに意識を向けて集中して仕事をしていく。


ヨーガの教えとピタリと当てはまってストンと納得し、「覚醒のヨーガ」の一節を思い出しました。

魂で生きる人が一人また一人と増えていくことで、自分の仕事や家庭生活の中に、子育てや教育、医療など、あらゆる社会活動に高次元の智慧が具現化され、私たちの社会に新天地が創造されていきます。

「覚醒のヨーガ」(畠山桂子先生著)P.91


私もそのような世界に寄与できるようヨーガの教えを日常生活で実践していきたいと思います。