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夜になると目を閉じるから
夜
目を閉じると
膨大で、莫大な、漠然とした何かに襲われる。
その正体が何か分かった。
「棒北」
なんか、まだ名前が無かったから勝手に付けたけど、
「棒北」
ぼうきたって読む。
最初、
「某北」
かと思ったけど、
そうだとしたら、あまりにも膨大で莫大で漠然としている、し過ぎていると思ったから、
「棒北」
になった。
ここからは、「棒北」のこと彼と呼ばせていただいてもよろしいだろうか。
ありがとう。
僕の好きな子は、いつも上座に座る
僕の好きな子は、いつも上座に座る。
《春》
僕はもうすぐ満開になるだろう桜を遠巻きに見ながら、青いベンチに座っていた。
隣には、好きな子がクラブサンドを両手で持ち、むしゃむしゃ、食べている。
「おいしい?」
「おいひい」
なんだろう。
「おいひい」って熱いものを食べた時にしか聞けないものだと思っていた。
僕の感覚に奥行きと幅を与えてくれる素敵な子。
《夏》
蝉の声が脳に響く。
ラジオ体
唐揚げ定食のあざとさに関する考察
女子アナ風の女性が満面の笑みで男性と話してる。
男ウケ抜群の服装。
さりげないボディタッチ。
そんな様子を見てると、「あざとい」という感情が湧き起こる。
あざとさを別に否定するわけでは無いが、
その「あざとさ」にまんまと引っ掛かる者の、
「あざとさ返し」を僕は見たい。
あざとさvsあざとさ返し、
その攻防を僕は見たいのだ。
唐揚げ定食の唐揚げが4個。
大体の定食がこの数で提供する。
5個のところ