持続化補助金に採択されたカフェの事例から学ぶ計画書の書き方(4)
同店は、首都圏に立地するカフェですが、新型コロナウイルスの感染リスクを避けるべく、密閉された店内を避け、店外のテラス席で飲食をする顧客が増加しました。しかし、老朽化が目立っており、床が抜けるなど顧客に怪我をさせてしまうリスクもあることから、当該部分の改修をすることにしました。
そこで、改修費用の一部を小規模事業者持続化補助金で調達することとし、計画書を作成した上で申請したところ、無事採択されました。そこで、同店の計画書をもとに採択を引き寄せたポイントを述べていきますが、今回は<経営計画>「4.経営方針・目標と今後のプラン」を採り上げます。
1. 持続化補助金に採択されたカフェの事例から学ぶ計画書の書き方[経営方針・目標と今後のプラン編]
持続化補助金に採択されたカフェの事例から学ぶ計画書の書き方[経営方針・目標と今後のプラン編]ポイント①内容を切り分ける
同店は当欄に【経営方針】【目標】【今後のプラン】と見出しを設けました。これにより、内容がグルーピングされるため、読みやすくなり、理解も深まりやすくなります。
この際に、見出しの適切性がポイントとなりますが、同店は当欄のタイトル「経営方針・目標と今後のプラン」を分割したものを見出しとして設け、適切性を担保した点は、採択を引き寄せたポイントと言えるでしょう。
持続化補助金に採択されたカフェの事例から学ぶ計画書の書き方[経営方針・目標と今後のプラン編]ポイント②目標を数値で示す
同店は、目標として売上高を示しましたが、このように目標を数値で示すことは、達成できたか否かが分かりますので、効果的な目標設定の仕方と言えるでしょう。
また、1,2、3年後の売上高目標を示したこともポイントと言えます。3年後の売上高目標だけでなく、それを達成するための通過点である1,2年後の売上高目標を示したことで、3年後の売上高目標を達成するための道のりが分かり、進捗管理ができることになります。よって、目標達成の可能性が高まったと言えるでしょう。
今回の記事では、持続化補助金に採択されたカフェの<経営計画>「4.経営方針・目標と今後のプラン」の記載ポイントとして、①内容を切り分ける、②目標を数値で示す、を挙げました。次回は<補助事業計画>「2.販路開等(生産性向上)の取組内容」を見ていきます。
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