空撮:地理:北海道・道東の集落形態
【空撮】北海道厚岸町床潭
集落形態は道路に沿って民家が並ぶ路村の形を取り、浜辺に広く干し場を設けてある。北海道・道東の典型的な集落形態だ。
丘陵が海に迫っているため、集落立地に適した海辺の平坦地となると谷戸状になった沖積低地の谷口となり、後背に湖沼が控えていることも多い。
地理院地図を見ると、郵便局の記号がある。平成29年(2017年)に閉校になったがかつては小学校もあり、それなりの拠点集落だった。
北海道浜中町奔幌戸(ポンポロト)
谷戸状になった沖積低地の谷口に集落が形成される例。丘陵を下った先の谷間に集落がある。
地名のポンポロトはアイヌ語由来で「大沼の隣の小さな沼」の意味。隣の幌戸(ポロト=大きな沼の意味)も同様の立地だ。
【空撮】北海道根室市歯舞
浜辺が乏しく段丘上に集落が形成されている。集村の形だが、各家の隣接して昆布の干し場が設けられていて家と家の間隔が空いている。写真右下には昆布が干されているのが見える。
【空撮】北海道浜中町霧多布
陸繋砂州に成立した町で、浜中町の役場もある。1960年(昭和35年)チリ沖地震の津波で侵食されて水道ができて、霧多布大橋が架かっている。
先端の岬は霧多布岬と呼ばれることが多く現地の標柱も霧多布だが、「島」の部分の地名は湯沸(とうふつ)。地理院地図では湯沸岬を主に記している。
2020.07