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空撮:道路:ループ橋:花の丘ループ橋(長野県伊那市)

高遠城址は桜の名所として知られ、新型コロナの流行前は、人口5,600人(2019年4月1日現在)の町に20万人もの花見客が押し寄せたという。そうした過剰な人流とそれに伴う交通渋滞を解消とするために、町を南北に貫いている国道152号に高遠バイパスが建設され、そのバイパスから段丘上の高遠城址へのアクセス路として花の丘ループ橋が架けられた。
市道であるが、長野県による地方道路整備事業(過疎代行)として建設されたようである。

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ぐるりと円を描くループ橋は長さ290m、6本の橋脚が支えていて径間が7つあるが、その全部が一体化されている7径間連続箱桁橋である。平面線形で半径50m(R=50)
花の丘ループ橋にはエスカルゴという愛称が付けられている。ループ橋→カタツムリ(巻貝)→エスカルゴという連想だろうか。わざわざ愛称の銘板まで取り付けられている。

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ちなみに高遠城は三峰(みぶ)川と藤沢川に挟まれた舌状台地の上に築かれた城で、杖突街道・秋葉街道(現国道152号)と権兵衛街道(同361号)が集まる交通の要衝を押さえていた。城の前面の低位の段丘面に武家地が、藤沢川を挟んで町人地が配されていた。

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