明日方舟の推しオペをバーーッて喋るから
8月末で自身がアークナイツを始めてから4年が経過したらしい。ゲーム性自体にとても深みがあるので今まであまり腰を据えた話はしてこなかったのだが、4年も継続してきたならそろそろ好きなオペレーターの話くらいは許されるだろう…ということで改めてメガネも込みで話していこう。
アカフユ [CV:内山夕実]
キャラデザのはなし
典型的な武者属性のオペレーター。
デフォルトでは黒と赤のコントラストの鎧がカッコよく、タカアシガニをモチーフとして持つことから髪先や衣装に細い赤のラインが入っているデザインの伝わりやすさも面白い。稽古を欠かさず早寝早起きな武士道を地で行くところもありつつ、実はゲーム好きだったり…現代文化に疎さを見せない適応力の高さは意外なかわいさを持つギャップになっており、そこを大きな魅力と感じている。
武人ながら視力が低いので、メガネコーデを与えられている説得力があるのも良い。オシャレというよりは私服に近いニュアンスなのだろう。一気に近代寄りの衣装になりながらも明治ごろのような絶妙なレトロっぽさが残っており、役どころから逸脱せずに落ち着いた色味を纏う流麗さがめちゃくちゃにカッコかわいい。
オペレーター性能 [前衛]
作戦では医療の回復を受けない自己完結した吸血アタッカーで、まさに武者の如く僻地でタイマンを張ることに特化している。直近では「この炎が照らす先(復刻ライト)」でダブリンのゴツい騎士を個人で切り伏せてくれて非常に助かった。
武者は役職上どうしても勇士や闘士といったタイマンキャラと比較されて劣る部分を見せてしまいがちなのだが…ミッションが進むほど僻地で面倒な動きをする敵が増えるので、そんな時S2ひとつで役割を果たす仕事人ぶりにとてもお世話になる。
アンドレアナ [CV:佐倉薫]
キャラデザのはなし
やれやれ系銃器マニアなオペレーター。
デフォルトでは全身黒のラフコーデで、モチーフがイカということで墨を吐く様をそのままデザインに投影したシンプルさが特徴的。銃器が好きすぎるあまりクロスボウを無理やりライフル型に改造するオタク気質がある一方、ローテンションな外見ながら面倒見がよく、些細な気配りをしてしまう健気さに心をやられた。
分かりやすくツンデレ好きなオタクなのだが、アンドレアナは姿勢そのものに微かなソレを感じられるようで…そういった点でも気に入っている。
コーデでかけているのはメガネというよりオシャレ用のサングラスなので突き詰めていくと違うモノなのだが…未だ本作ではメガネの母数が少ないので疑似的にメガネオペである、と解釈することにしている。
嘆きはさておき白ジャケットと髪には白のエクステと、本来おしゃれそのものをアピールしてくれるコーデ枠を元々のモチーフに立ち返る形にしているのが特に珍しく映る。趣味である銃型クロスボウをパッケージして持ち歩けるようにしているなど、本人の好みであろうミニマルチックな色数の少なさの中で最大限のデザイン性を出しているところも印象深い。
オペレーター性能 [狙撃]
作戦では広範囲をカバーできるスナイパーで、低防御の敵を優先して狙ったり、HP50%以下の敵をスルーしながら攻撃できるなど…前線の負担を減らす後衛ならではの特性を多く持っている。
アビサル陣営ということでアビサルバフを掛け合わせることでより強くなるが、自身は未だスカジを持っていないのでフルパワーを味わえてはいない。しかし単体で見てもターゲット誘導の無視やゴースト兵の狙撃など面倒な連中を的確に処理できるので、乱戦時に大いに活躍してくれている。
エラト [CV:藍原ことみ]
キャラデザのはなし
気品高い演奏家のオペレーター。
デフォルトでは白のドレスに緑の差し色が爽やかで、ヘビクイワシをモチーフに持つためか目元が繊細であったり、黒く立った髪先を持っている。ヘビクイワシは名の通りヘビを捕食するために美しい脚で思いっきり蹴り付けるやや野蛮な鳥だが…エラトは現状そうした描写が見られず、その美しさのみがデザインに抽出されているようだ。よかった…吟遊詩人としての矜持か「英雄の裏の不完全なさまこそ語り継がれるべきである」として英雄に理想像を求め、焦がれてきた英雄との対面ではその完璧ぶりに失望して喧嘩別れをしてしまう、という少々鋭角なプライドを抱いている。誰にも譲れない芯を真っすぐ放つ内面性こそ、彼女に虜になった理由だ。
コーデからはその気高さも鳴りを潜め、ラフにかけたメガネから一層おだやかな印象を得られ、多くのクッションに包まれてふんわりとリラックスしているところが非常にかわいい。本人曰く”愛は勇気と同じく隠す必要ない熱さであるべき”とのことで窓にはドクターの落書きがされている。ドクターにデレ200%なのは推すしかないだろ。
オペレーター性能 [狙撃]
作戦では破城射手として頑丈な敵の処理に長けていて、スキルでの睡眠付与に素質の防御無視が加わって強烈な遅延が可能となっている。スキルの回転率が異常なほど高いため、砲兵のような湧いた瞬間から面倒な動きをしてくる連中を出待ちで倒すこともできてしまう。
もとはビジュアル10割で育成リソースを注いだキャラだったが、その自己完結ぶりに救われる場面が増えてきた。竪琴と融合したような弓から放たれる音色から、活躍するほど美しく映る点も面白く感じている。
ウタゲ [CV:吉岡茉祐]
キャラデザのはなし
ダウナーギャルなオペレーター。
デフォルトではオーバーサイズの白ジャケットとセーターで気だるい印象がさらに強まっていて、輪郭がぼやけることからやや幼くも見える。本人がギャル属性なのでファッションにも強いこだわりが感じられるが…
モチーフに鵺(ぬえ、いわゆるキメラの妖怪)を持ち、ファッション好き、自身の心理コントロールが得意…とまさに変幻自在という名が相応しい。
ジャケットの上で縦に並ぶ色とりどりのボタン、堅牢そうな黄色い裾もあってかユーザーからはレジギガスと呼ばれている。あながち間違っちゃいない
変幻自在なウタゲはコーデでも著しく変化する。
ギャル属性はどこ吹く風か、黒のトップスにスカート、ベレー帽に大きなオーバルメガネとクールな女学生キャラに豹変。しかしそれでも赤いリボンのワンポイントやカラータイツで全身通しての色味のバランスを合わせていて、自身の属性から離れながらも自己表現をしっかり怠らない本人の強いこだわりを感じられるのがとても良い。
オペレーター性能 [前衛]
作戦ではアカフユと同じく職分を武者とするが、居座りもできるあちらに対してウタゲは瞬間的な火力を出すことを得意としている。配置した瞬間から即座に強力なバフを得て術ダメージをたたき出すことで、いわゆる低速再配置としての差し込み運用がメインとなっている。
高レアの高速再配置キャラにはさすがに劣る(というか次元が2つくらい違う)ものの、配置枠を占有せずに好きな地点に術火力を投下できる…というのは全体で見ても少ないユニークさがある。他の差し込みオペが物理ダメージを主としているために、遠くでぼーっとしている硬い敵に先手を決め込める点から重宝している。
サイレンス [CV:鬼頭明里]
キャラデザのはなし
静かな研究員オペレーター。
デフォルトではマントのようなベージュのアウターに黄緑色の差し色が合わさって温和な空気が強く、モチーフであるミミズクの柔らかさが伝わりやすい。本人が所属する陣営[ライン生命]のイメージカラーも黄緑色で両者同じ色を持つことから、組織への帰属意識のようなモノも感じられる。
理知的な印象、またその役職通りに医療系オペレーターとしての本分を全うするが…所属陣営が何かと一枚岩ではないことから不審な過去が多く見られる深みも、彼女の魅力と言えるだろう。
コーデはイメージを崩さない正統進化のようで、崩れた軽装ぶりから一気に大人っぽさを感じられる。羽毛の意匠を示すアウターに大きく翼を広げた左腕と、モチーフの存在感も消えていない。差し色が黄緑から青緑になったことで暖色の割合が減り、帰属デザインはそのままに寒色多めの引き締まった色味がカッコいい。
ところでHypergryph………
どうして異格でメガネを外したのか説明してもらえるか???
”決意”でメガネキャラからメガネを取るなって言ったハズだよな?????
オペレーター性能[医療]
作戦ではオーソドックスな医療オペレーターとして広く活躍の場を持ち、クセのあるステータスもなくひたすらヒール行動に徹してくれる。さらにスキルによって展開できるドローンによって任意の地点、タイミングでさらにヒールを重ね掛けすることもでき、疑似的な食いしばり付与のように運用することもできる。
医療は届かず、常時のヒールこそいらないがたまのカバーは欲しい…重装で数発は受けられるが単体医療では回復が追い付かない…そんなあらゆる場面でもりもりと回復してくれるハイスタンダードぶりは、無数のオペレーターが揃った今でもなおチームの土台として機能してくれている。
つまるところ
思いつきで推しオペレーターについて書き殴ってみたワケだが、自分が想像していた以上に物量のあるものになってしまった。日頃からもっと気軽に話しておくべきだったな…
ともあれ常日頃遊び続けているソシャゲのキャラに対して面と向かって好きなポイントを言語化できて楽しかったし、気持ちを溜めていた分スッキリすることもできた。今回はメガネコーデも込みで5人としたが、また気が向いたらそれ以外の属性を持つキャラも話してみたいと思う。
ひとまず文章化で理性が0なので、回復したらまた次回。