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日本沈没2020・・・(閲覧注意画像・ネタバレあり)

どうも。ふと日曜日の晩から見始めたNetflixオリジナルアニメシリーズの「日本沈没2020」。
いろんな意味で急展開の連続で気づいたら2日で全話見終わってしまった。
モヤモヤする気持ちでいてもたってもいられず、ここにメモを残したいと思う。殴り書きなので感想としては薄っぺらいですがご了承を。

原作は小松左京氏日本沈没で、登場人物はWikipediaを見るあたり同じ名前の人もちらほらといるらしい。過去に何度かメディアミックス的な展開はあったようだが私はいずれも未視聴、未読である。

アニメでの展開は今作が初めてのようだ。実際私も過去にドラマ?がやっていたときに存在というか作品名だけは認知していたため、あの作品かな?というおぼろげな?検討はついていた。

ストーリーは読んで字の如く。日本が地殻変動によって沈没する話である。大筋はどのメディアミックスでも同じであろうが、今作「日本沈没2020」ではタイトルの通り2020年にそれがおこったという話のため内容が現代風味にアレンジされている。

まあ前置きをダラダラと書いても実際のところ感想はそれほど厚くなるわけでもないのでこのあたりにして、本編全10話を一気に視聴した感想を書こうと思う。

感想

先述の通り、本作は10話構成となっている。1話〜9話までは一つの救いもない(光を見せてはもっと濃い闇で上塗りする)ような展開だった。
兎にも角にも人が死ぬ。死にまくる。タイトルがタイトルなのでまあ死ぬのはわかるんだけども、主要キャラだろうがなんだろうが一握りの情けもなくいとも簡単に死んでいった。まさに「まったく、ユメもキボーもありゃしない」とはこのことだった。

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お父さんが芋掘りしてたら不発弾で吹っ飛ぶシーン。本作中での主要キャラクターの扱いを悟った。あっけなかった。

以下で各話を一行ずつをまとめてみた。※スマホで見たら一行でも何でもなかった。すません。

1話 オワリノハジマリ

日本沈没の始まり。みんな死ぬ。友達も死ぬ。でも家族は無事だった。

2話 トウキョーサヨウナラ

主人公の好きな芋掘り中にお父さんが爆散。なるほどそういう作品か。

3話 マイオリタキボウ

立ちションに向かった近所のおばちゃんが毒死。Youtuberでてきた。

4話 ヒラカレタトビラ

薬中のおじいさんと変な外国人と出会う。初めて主要人物が死ななかった。

5話 カナシキゲンソウ

宗教施設に迷い込む。宗教ではなく、コミュニティらしい。

6話 コノセカイノオワリ

薬中おじいさん、モルヒネ切れで奇行。モールスおじさん登場。施設陥落。
※薬中おじいさんと施設のみなさん死亡。変な外国人はどっかいった。

7話 ニッポンノヨアケ

マイナンバー宝くじ。元陸上の根暗くんの肩が貫かれる。夜明けはどこに?

8話 ママサイテー

漂流記。助けてくれた船長、おかん死亡。あと謎ラップバトル。

9話 ニッポンチンボツ

根暗陸上くん、アドレナリンをばらまいて死亡。Youtuberどっかいった。

10話 ハジマリノアサ

え、最終話?

まとめ

人間の命の儚さはとにかく伝わってきたが、それにしても人死すぎだろ。毎話毎話、人狼ゲームの如く、主要人物が死んでいく。ところどころにその死に意味をもたせようとしているのかしていないのかぼやけさせてくるのだが結局無意味な死になっている気がしてならなかった。

あまりの死の軽さに(天変地異の前で人の命はその程度なのかもしれないが)悲しむ間もなく(作中のキャラも多分追いついてない)次の展開、死を迎えていくので見てるこっちも「あ、死んだ。やっぱりか。」といった薄い反応にならざるを得なかった。

9話まで本当に救いがない中で、10話で突然物語がたたまれていって、また驚きを感じた。(普通に12話で完結だと思いこんでたのでまさか10話でハッピーエンドを迎えるとは思っても見なかった)

他の方もレビュー等で書かれているが、詰め込みすぎてよくわかんなくなっちゃったのかな?と思う。はだしのゲンみたいな作品を作りたかったけど、あれもこれも入れた結果よくわかんない、みたいな。グリザイアの果実の遭難事故を思い出しつつ、ところどころハイスクール・オブ・ザ・デッドの世紀末感を感じた。そんな作品だった。

勢いはすごかったし、とりあえず気になって最後まで見てしまったものの、ツッコミどころや不明な点も多く、モヤモヤする作品であった。

もっとよくわかりやすいまとめ記事をnoteでも投稿されている方がいたので細かいツッコミどころやストーリーが気になる方はぜひ以下を参照してみると良いかと思う。

まあ、良くも悪くもこういうぶっ飛んだ作品と出会えるのがNetflixの面白みだと思う。また、気が向いたらこういう記事もたまには書いてみよう。

追記

noteで本作のタグを辿ってみたのだが、予想以上に沢山の人が感想記事を書いていることに驚いた。何かとツッコミどころは多いが、なんだかんだ言いつつも最後まで見させる、という観点からすると引き寄せられる要素があったのかもしれない。そうふと感じた。

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