エイコン、50歳、かく語りき。
00年代半ばに彗星のように現れ、特徴的な歌声を武器に「Lonely」などなど大ヒットを連発していたシンガーのエイコン。
久しぶりに聴きましたが独特の明るさと切なさがないまぜになったいい曲ですね。
エミネムとの共演が記憶に残っている人も多いでしょうか。
そんなエイコン、今では50歳を迎え、BBCのインタビューに答えています。
(ということはデビュー作『Trouble』をリリースした2004年には既に30歳を過ぎていて、わりと遅咲きだったんですね。)
エイコンは合衆国を中心とした音楽シーンでこそ目立たなくなりましたが、アフリカで都市開発からファッション、TikTokとの提携まで幅広く手掛けるビジネスマンとして大成功しており、ヒットを生むために曲を作る必要はなくなっています。
そして合衆国のレコード会社とのしがらみもなくなったので、セネガル生まれである自らのバックグラウンドが持つアフリカの要素を自由に取り入れられるようになったと語っています。
その後、2021年にウィズキッドがグラミー賞を獲得し、2024年現在までアフロビーツやアマピアノといったアフリカの音楽が大きなトレンドになっているのはご存知の通り。
ここで訳したのはごく一部なので、ぜひ本編を読んでみてください。
エイコンの現時点での最新作『Afro Freak』(2023年)。
ナイジェリアのラゴスで撮影された"Loco"。
BLM運動が盛り上がっていた2020年には星条旗を背負って"Ain't No Peace"と繰り返すMVを撮っています。
2019年にはラテンポップの盛り上がりを見逃さず、スペイン語圏で大ヒットさせています。
ここ数年のエイコンの音楽活動はアフリカやスペイン語圏をターゲットにしていたのでUS中心のシーンからは見えにくいものになっていましたが、また改めて掘り下げてまとめていきたいと思っています。