ヨーダさん、どうして”やってみる”じゃダメなの?
こんにちは、天歩りなです。
今日も、スターウォーズについてお話ししたいと思います。
それでは、いってみましょう!
前回、ヨーダについてお話ししましたけども、ヨーダってスターウォーズの中でたくさん名言を残してるんですよね。
今日は、その中の一つを取り上げます。
前回も出てきた、ルークがヨーダを訪ねてダゴバを訪れた時の話です。
ヨーダが、ルークの修行のためフォースの使い方を教えてるシーンです。
分かりやすく言うと、”フォース”と呼ばれる力を使って、物に触れずに物を動かす、そんな訓練をしていました。
ルークは訓練の成果として、小さな石ころぐらいなら触れずに持ち上げることができるようになっていました。
そんな中、ルークが乗ってきた戦闘機の X ウイングが、沼にズブズブズブズブ~っと沈みかけます。
ルークは「沈んじゃう!」と慌てるのですが、ヨーダは「フォースを使って戦闘機を沼から持ち上げなさい」と言います。
でもルークは、「そんなの無理ですよ!石を持ち上げるのとはちょっと訳が違う。無理です。」そう答えるんです。
それを聞いたヨーダは、「いや、何も違わない。お前がそう思い込んでいるだけだ。固定概念を捨てなさい。」そう諭します。
ルークは、(は~、仕方ないな…)といった感じで、
「分かった。やってみるよ。」と答えます。
そこで、ヨーダの渇が入ります。
「やってみる、じゃない。やるか、やらないか、だ。やってみる、などない。」
これ、これが名言となるんです。
じゃあ、どうして、”やってみる”じゃダメなんでしょう?
”やってみる”って、二つ意味があると私は思います。
まず一つは、”チャレンジする”という意味の”やってみる”。
二つ目は、”無理かもしれないけど…、失敗するかもしれないけど、とりあえずやってみる”という意味。少し逃げ腰というか、逃げ道を含んだ”やってみる”ですね。
ルークはどっちの”やってみる”だったか?
後者ですよね。
戦闘機を持ち上げることなんてできないだろう、という思いがある。だからヨーダはそこに喝を入れたわけです。
実際、ルークは沼から戦闘機を持ち上げることに失敗します。そして、ふて腐れるんです。やっぱりできなかったじゃん!というように。
それを見たヨーダは、仕方ないので自分でその戦闘機を持ち上げて移動させるところをルークに見せます。それを見たルークは、こう言います。
「信じられない」
信じられない、ということは、ルークはヨーダでさえ、その戦闘機を持ち上げることは出来ないと思っていた。もっと言えば、フォースの力でそんなことができるということを信じてなかった、ということです。ヨーダはそこを見抜いていたんですね。
信じてないのにできるわけない。だから、”やってみる”はないんだと諭したのです。
みなさんは、どうですか?
私は、日常的に”やってみる”と結構軽々しく使っていますが、だいたい逃げ道を含んだ、失敗するかもしれないけど許してね♪、みたいな感じの”やってみる”を多用している気がします。汗
自分が”やってみる”という言葉を発した時、それがチャレンジという前向きなものなのか、それとも失敗するかも…を含んだものなのか、どっちなのかというのは少し意識した方がいいのかなと思いました。
失敗するかも…という考えが少しでもあると、やっぱり成功しにくいですしね。
どうしてもやり遂げなきゃいけないことがある時は、その時の”やってみる”は、逃げ道を含んだ”やってみる”じゃダメなんですよね。やっぱり、”やる”のひと言に尽きるのかな、そう思います。
ま、口で言うのは簡単なんですけど…苦笑。
同じ言葉を使うとしても、そこに乗る心理状況によって、言葉の意味合いが違ってくる、という例でもありますね。
今日、あなたが発した”やってみる”は、どちらの”やってみる”でしたか?
それでは、また。