過敏性腸症候群を腸内フローラ移植(DIY)で治した話
電気焼灼手術の数日後から下痢が1か月以上続いたんです。昼も夜もずっとずっとお腹がゴロゴロ言って。こんなこと今までになくて気味が悪いやら。大腸カメラを入れても異常はなくて、IBSといわれました。
ほんとにつらくて、治らないのかと思うと泣けて不安で眠れませんでした。
ネットで、治す方法を検索して見つけたのが、腸内フローラ移植(FMT、糞便移植)でした。
重症の潰瘍性大腸炎が治った話なんかが出てくる。FMTは、IBSに効くという記事もあれば効かないという記事も。一体どっちなんだ。
【腸内フローラ移植(FMT、糞便移植)とは】
歴史は古く、中国では4世紀の晋の時代に、ヒトの食中毒や重症下痢の治療として糞便移植(FMT)が行われていた。
FMTは、健康な人の便中にある正常腸管フローラを溶かした溶液を、経肛門的に注入する治療法。メリットとしては、無麻酔ででき、痛みや苦痛は伴わないこと、短時間で移植できるところなどがある。
FMTは保険適応外治療のため全額が自費での診療となる。また、移植による副作用も少数ながら報告されており、下痢や腹痛症状、肥満体型のドナーからの移植後に太ってしまうケースなどがある。
【FMTの臨床例】
抗生物質の乱用などが原因で起こる大腸内のクロストリジウム属の異常増殖。薬剤耐性を持ったクロストリジウムは糞便移植することで約9割の患者が治癒することがわかり、欧米でFMTが標準治療として認められた。
【FMTの事故】
移植ドナーに耐性大腸菌の感染があり、ドナーと、移植された患者が死亡した。
さて。
とても希望が持てるFMTですが、日本ではごく一部の医療機関でしかやってないし、しかも費用が・・・
軽~く100万円を超えます。で、効果がある人もいれば、無い人もいる。
効果があったとしても再発しやすく、再移植の追加費用が。
手をこまねいていると、
とあるサイトに移植の流れが図解してあるではありませんか。
やってることは、すごく原始的。
お金をかけず、自分でやってみようと思いました。
さて、準備の話。
健康なブツをどうやって得るか。これがいちばん大事。
つぎに道具の準備。
使い捨て用品を色々アマゾンで購入。
ブツも道具も全て揃ったところで、満を持して、ついに。
自分の思いつく限りの注意を払い、
移植完了しました。DIYで。
移植その後。
なんと、移植直後から下痢が止まりました。まじで。
しかも次の便が普通便。久々の形ある便に感動したのを覚えています。
ただ、
その次の便は、下痢に戻り。。
そこで後日もう一度移植チャレンジ!
すると、やっぱり下痢は止まって、
普通便が出た後、また下痢の始まり。
そんなサイクルを4,5回繰り返したところで
飲み始めたサプリの効果も相まって
気が付けば、下痢から軟便、そして普通便に。
私の移植体験について、もっと詳しい話を読みたい方は
次回、「過敏性腸症候群を腸内フローラ移植(DIY)で治した話 詳細版」でお会いしましょう。