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「リーダーはアスリートのように過ごさなければならない」のか?

リーダーは、高い判断力と瞬発力が求められる仕事において、まさに「アスリート」のような存在…という説明を聞いて、非常にしっくりきたことを記しておきます。成功するためには、日々のルーティンや自己管理を厳格にし、健康を保ちながら長期的にサステナブルなキャリアを築く必要があります。例えば、早朝に起床、豊富な情報収集、運動習慣、対面でのコミュニケーションの重視、そして家族との時間を大切にするなど、リーダーたちはプライベートやフィジカル・メンタルの健康管理にも配慮しています。これにより、突発的な事象にも迅速に対応できる判断力と持久力を維持しているのだといいます。

Michael Porter & NohriaによるHBRの記事「How CEOs Manage Time」によると、CEOの平均睡眠時間は7時間、エクササイズに1時間、そして家族との時間に3~4時間を充てています。これは意外でした。アメリカのCEOというと非常にcompetitiveであり、睡眠時間も短く家族との時間を取る間もなく飛び回っているイメージがありましたが、実際は、常に適切な判断を下せる状態をキープするために、「レーシングカーがホームピットに戻るように」セルフケアの時間を取っているのです。

CEOが公私のバランスを取り、忙しい毎日を回すためには、priorityとdelegationが何より重要。そしてそれは、CEOだけに限ったことではないように思います。仮にグローバルの大会社のCEOが一日7時間寝て、3時間家族と過ごし、1時間エクササイズをしているならば、CEO以外のホワイトカラー労働者が似た生活パターンを目指していけないことはないはずです。睡眠時間が油断するともっと短くなり、家族とのクオリティタイムは3~4時間も取れないことが多い日々を、言い訳ばかりせずに改善しなくてはいけないと感じました。

ということで、「CEOだけでなくて、私たちも実は、アスリートのように過ごさなくてはならない」のかもしれませんね。という意味のタイトルでした。

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