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育児に行きづまったときに取り入れたい「育児が秒で楽になる」5つの考え方

おはようございます。

今日は、育児がおそらく人生で最も苦手な私が、普段から考えている

育児が楽で楽になる考え方5つ」です


1.子供は天からの「預かりもの」


フランスでは、「子供は自然からの贈り物」と考え、英語でも「A baby was born」とあくまで受動態。

私は、「天から借り物」として預かっている(「授かっている」、ではない)のが自分の子供だ、と思っています。

なので、子供イコール自分、という式など存在せず、

自然からぽん、と生まれた子供という盆栽を、親である自分がチョキチョキ枝葉だけ切って育てている、というイメージです。

子供の妊娠、出産という経験を経て、自分の意志でコントロールできたことはほぼゼロでした。この経験から、子供をコントロールしようと微塵も思いません。

遺伝子検査など出生前診断なども経て、「あ、私って子供を預かっているだけなんだ」というような感覚を強くしました。

もちろん、水や愛情を与えるという最低限のことはやる必要がありますが、すくすく伸びているところを、形を無理に変形させたりする必要はない。

ただ、非行に走りそうになったり、法に触れることをしたり、危険なことをするときは踏み入る

というイメージです。

そして、放っておいてもだいたい親の真似をしたり、親と似たことをしだすところを面白がりながら応援したりするのです。

育児の息苦しさは、だいたい過干渉から生まれる気がしています。

例えば、自分の子供は、家にアメリカや韓国から留学生が遊びにきていて、その子を長期で預かっている、というような考え方をすれば、ほとんどイライラしなくなります。

天から預かったものを、成人したら世の中にお返しするようなイメージでいると、「なんでこの子は言うことをきかないの!?」といった「子供をうまくコントロールできない問題」は解決します。

2.遺伝が7-8割、育ちはそんなに重要ではない


1とは逆説的ですね。

いろいろな意見はありますが、両親の身長が高ければ子供の身長も高くなる。

遺伝する病気のリスクは否定できない。

など、優位に遺伝が肯定される場面と、すべてが育ちだ、とする立場をとる人がいます。

私は、遺伝が7-8割で、子供が歳をとればとるほどその傾向が強く出る、と思っています。

なので、私は「育ち」はいくら頑張ってもそこまで重要ではないのだ、と思っています。

特に、1-3歳のあまり意識がないうちの詰め込み的な教育は(語学系以外は)ほぼ意味がないのでは?と思っています。

特に自分を特段たいしたことのない人間だと思っているので、「台風の中で赤信号で車がいなかったら、赤信号を無視して道を渡っていい(信号は赤ならいつでもわたるな、ではない)」というくらいのこと以外、

子供が親のいうことを聞くくらいなら、本を読んだり読ませた方が子供のためになると思っています。

さきほどの留学生の例ではないですが、自然から預かっている子供の性質がどうなるか、ということに親の責任がそこまであるわけではありません。

なぜならば、子供はその子という遺伝的性質を持って生まれてきており、それを預かっているものとして世に返すところまでをしっかり見守るのが親の役割だから、ということです。

そういう意味では、何を食べたか、どこに連れて行ったか、どんな経験をさせたか、ということは、大事ではあるものの、「そこまで決定的なことではない」ということです。

よくアメリカの犯罪者の親のインタビューで、親が他人事のように子供を語るシーンがありますが、

社会的な問題かもしれないのに、「親の責任」だけをむやみやたらに問う文化は、日本独特だと思います。

知り合いで、別の国からの養子を2人もらっている夫婦がいるのですが、どう育てるかよりも、「毎日子供と楽しく過ごすことが大事」という姿勢です。


3.親はみんな自分と同じ苦労をしている


SNSが広まったことで、完璧な育児を汗もかかずにきれいにこなしている母親がいる、かつ働きながらそれをらくらく達成しているような母親がいる、というようなイメージが出来上がっている気がしますが、

それは誤りです。

私が最も育児に行き詰っているときに有効だったのは、同じ属性のママ友グループ同士での情報共有です。

SNSのイメージが嘘ばかりで、本当はこういう世界なのだ、という「目覚まし機能」があります。

あまりにママ友同士でくっつきすぎると息苦しくなるので、たまに必要なときに集まるイメージですが、これをすると、みんなだいたい自分と同じ悩みを抱えているということが理解できます。

育児で子供だけとじっくり向き合っていると、なぜか自分のなかでぐるぐると完結してしまい、自己嫌悪になり、自分を責めたり被害者意識を持ったり、はたまた人を責めたりしてしまうのですが、そういうときは、

ほかの人も同じくらい、もしくはもっと大変なのだ

という事実を知ることが最もよい解決策になります。

私は、自分と同じくらい激務でフルタイムのワーママがなかなか見つけられずに困っていましたが、それでも数名知り合いをつくってたまに話をするようにしています。

毎日タスクに没頭していると、この事実をすぐに忘れてしまうので、四半期1回くらいは目覚ましした方がいいと思います。

「自分だけが大変症候群」はワーママでも、新米ママでも同じ現象がみられる気がしています。たまに外部に耳を傾けてみましょう。

4.育児は外注が基本(自分が得意なこと以外)


私は育児が苦手なので、間違っても苦手なことを自分でやろうとしないようにしています。

そもそも、育児は保育園、幼稚園、習い事などを含めて、育児はかなりの部分が、外注しよう!と思わなくても基本は「外注」です。

私は、母親のメンタル安定のためにも、自分が得意なこと(例えば料理、家事、掃除、勉強を教える)がある場合以外、すべて外注すべきだと思っています。

料理はさすがに毎日のことなので、私はホットクックとヘルシオで仕組化することですべて外注しないようにしていますが、

掃除は外注(私はお掃除ロボに代替)、習い事は外注、

すべて人に頼ることが基本だと思うと、そこまで自分を責めなくて済みます。

すべて外注している場合は「いい外注先を見つけることが親としての仕事」だと思えばいいのです。

最近私も、子供が家で暇そうにしていることがあるので、スキーという自分が最も苦手なものに一緒に行くのではなく、スキーキャンプに外注すればよいのだ、と思いました。

なにごとも、家族内で完結しようと思うと苦しくなります。

育児は外注が基本、自分が得意なことだけ育児を家庭内で行う

と思っておけば良いと思います。

育児には確実に得意・不得意があり、私は不得意側のくじをひいてしまったので、このあたりはかなり合理的かつ楽観的に考えるようにしています。

育児が得意なママがいる家庭のお子さんと比べたら、ちょっとかわいそうなことをしているなーとは思いますが、自分の選択肢の中でベストを尽くすことで楽しく過ごせると思っています。


5.とりあえず親が幸せであれば、育児はうまくいく


子供のために自己犠牲を払った母親が美談化されることがよくあります。

しかし、それは昭和以前の、重々しい時代の話です。

ふわ~とした令和はまったく違う価値観で動いていると思います。

私は、15年近く育児をしてきて、母親も、父親も、まずは自分が幸せにならないと、子供も幸せになれない、ということに気づきました

スポーツや音楽などに取り組んでいる子供の親がそうなのですが、子供の達成を通してしか幸せになれない親というのは、どこかさみしそうです。

小学校受験に大失敗して以降、私は「自分がハッピーになることが一番大成功育児への近道だ」と確信しました。

これ、気づくのに15年かかっています。。。

親が幸せそうに働いていれば、子供もそれを見て育つ。

親が幸せそうに趣味に取り組んでいれば、子供もそれを見て育つ。

それだけのことです。

いつの時代も、どの国でも、鼻歌でも歌いながら友達と仲良く幸せそうに笑顔で生きている親のもとで育つ子供が、一番幸せなのです。

アルコールに依存していたり、子供の食べ残しを食べていたり、子供優先で自分のことがないがしろになっている場合は、辛い育児になると思います。

まずは、自分が幸せになるように、毎日スキンケアをしっかりしたり、いちばんいいカップでコーヒーを飲み、いちばんご機嫌になる服を着て、必要なものは遠慮なく買い、

親である自分を一番大事にするようにしてください。

子供を大事にしたいのであれば、なおさら。

やりたかった趣味があるなら、いくら子供が小さくてもはじめてください。

副業があるなら、仕事にも楽しく取り組んでください。

子供にフルベット(すべての労力をささげる)しているお受験ママやスポーツママを見ていると、「子供いなくなったらどうするのかなあ」などと心配になってしまいます。

その子供はいつか巣立ってしまう、社会に返す預かりものなのですが。

過干渉と子供への関わりすぎという悪害を避けるためにも、「親の幸せ」がとても大事だと思います。この記事を読んでいる人は、車に子供を残してパチンコ行くような親ではないと思いますので、自分優先=ネグレクト(放置)にはならないと思います。

先にコップに水を入れて、あふれた分を人に与えるイメージでいると、わかりやすいと思います。水が入ってないのに人に与えることはできません。

特に育児は親がイライラすると何もいいことがないので、まずは楽しく親が過ごし、その延長線上に子供がいる、というくらいでちょうどだと思います。

ということで、育児が秒で楽になる考え方5つをご紹介しました。

1・子供は天からの「預かりもの」
2・遺伝が7-8割
3・親はみんな苦労している
4・育児は外注が基本
5・親が幸せであればうまくいく

参考になりましたら幸いです。


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