(読書)「プレミアム」と「ラグジュアリー」の違い、言えますか?
おはようございます。
ワーママの天敵であり、サバゲーの季節がやってきました。
はい、子どもの夏休みです。
子どもが家にいて気が休まる時間がありません。休めるのは社畜の時間だけです。さらなるブラック産業化の季節です。
インターだと2か月半夏休みがあります。
おかげですっかり余暇やら副業から遠ざかっていましたが、久々にNote執筆を始めたら、減退していた読書欲が湧いてきて、本が読みたくなったのでぼちぼち読んでいます。
とにかく食わず嫌いのない読書、が目標のわたしですが、普段からできるだけ「自分が読まなさそうな本」を読むようにしています。
つまり、MOREやJJをアラフォーになっても読んでいます。
週刊誌もばりばり読みます。
なぜなら、自分が読みそうな本は放っておいても読みますが、それだと視界狭窄になるので、前頭葉の強化のために、関係ないものを進んで読むようにしています。
ということで、今回も、自分が読まなさそうな本を手に取ってみました。
なんと、これが意外に面白かったのでご紹介します。
富裕層の生態系
こちらの本、一言で言うと、「ホリエモン系」です。
結構とがってて、最近のトレンドを説明しそしていて、役に立ちます。
ホリエモンの本を読んでから、ピロリ菌の検査をしたり、定期的に歯の検診に通うようになったりしましたが、こちらも行動の変化が出てくる本です。
芸人だったらしい著者を、普段テレビを見ない私は知らないのですが、絵本作家というのはなんとなく知っていました。
そんなトンガリ君の著者の考える「お金の稼ぎ方」。
まずは、「プレミアム」と「ラグジュアリー」の違い。
ぱっと聞かれても分からないですよね。
それは「プレミアム」には競合がいて、
「ラグジュアリー」にはいないことだそうです。
つまりは「オンリーワン」の意味に途方もない金額を支払うのがラグジュアリー。ラグジュアリーが大好きなのが、富裕層。
エルメスのバーキン30を40歳までに買う目標を立てているわたくしですが、他の人が買えないアイコンバッグ(実際には多くの人がすでにバーキン保有者ですが)に対しての「オンリーワン」という価値を富裕層は求めている。
ランボルギーニなどのスーパーカーも、同じ原理。
機能ではなく、そこには「パーソナライズ」や「オンリーワン」といった「One of them (群衆の1人)」のプレミアムには無い価値を見出すのが富裕層。そのためならいくらでも天井なく払います。
この富裕層心理を理解しないと、ビジネスにならないし、お金にならないですよ、という話です。
結局、金を持ってる人が何を考えるのかを理解しなければ、ビジネスは成り立たないということですね。
ぶっちゃけ、税金たくさん払っているのは富裕層ですし、ワーママの私もそれなりに絞られてますので、皆さんは富裕層を恨むのではなく、感謝すべきですね。
富裕層の皆さん、社会を支えてくれてありがとう。
皆さんにお金を使ってもらえるビジネスをできるように私もがんばります。
ちなみに、モナ・リザの価値が1000億相当というのもすごい話です。
絵画こそ、二度と同じものを描けないという意味で、オンリーワンの世界です。
もろもろが、「オーバースペック」な日本
この本で、とても面白かった比喩が、ラーメンの話。
昔は不味いラーメン屋がありましたが、今は食べログなどで点数化されるため、町から消えました。すべてほぼ美味しいラーメン屋さんです。
ということで、仮にあなたがラーメン屋を始めるとしたら、95点を目指し、そして100点を目指すでしょう。
でも、それは誤りだという話。
人は、85点以上のラーメンの味はすべて「美味しい」と感じる。
そうして、無駄なオーバースペックな努力をするのが日本、という指摘です。
要は、顧客を無視して、無駄な努力をしている人が多い。
その努力っていらなくない?
これは面白いですよね。
一度クオリティ上げて評価されると、それを学んで学習し、それを愚直に繰り返してしまうのです。顧客は評価していないのに。
こちらの本でも挙げられていますが、昔の携帯電話の軽量化もそうです。誰も軽さは求めて居なかったり、もろもろ無駄な機能は携帯に求めておらず、ガラパゴス化した日本の携帯市場はスティーブおじさんの会社に駆逐されました。
一部の日系企業の働き方、日本の教育や、日本の主婦・ワーママが行う家事についても同様だと思います。
日本の家事も、オーバースペック気味です。
料理も、本当は洗わなくてもいい洗濯物も、習い事も。要は誰も求めていないものを追求しているオーバースペックな日本人が作り出しているもの。
ブラックなワーママからすると、そのオーバースペックなおかげでいろいろと苦労しています。本当に60点でOKだと思ってます。
アメリカに毎日サンドイッチで暮らしているらくちんワーママがいることを頭では分かっているのですから。
本当にあなたに必要なのは、「ファン」
ラーメンのクオリティを95%から1%上げるという正しい努力は、実は報われないのです。おもしろいですよね。
ではどう差別化するのか?というと、この本では「ファン」を増やすことである、といいます。
こちらでNoteを書いていて、普段から私も思っていることが言語化されており、スッキリしました。
つまり、現代の人は何かを応援したいのです。
何かに向けて頑張っている人を応援することで、生きがいを感じる人が多いのです。
それは、現代人が自分への諦めだったり、人生へのあきらめをどこかで昇華したいという欲求なのかもしれません。
私の記事も、正しいことを声高に言うよりも、
「私ってほんとクソなんだよね。オワタ。」
みたいなどん底記事や
「〇〇を達成した!ヤター」
みたいな記事がとても人気です。
それは、皆さん私の記事の「ファン」になりつつある(応援したくなる)、ということだと思います。
世の中の推し活ブーム、これで納得がいきますね。
現代人はいろいろと便利になった世の中で、何か別のものを求めているのです。
インフルエンサーも、要は「ファンをどう増やすか」の世界。
「そっか、要は、ファンになってくれる方を増やせばいいんだ!」
と深く納得しました。
著者がオンラインサロンで何万人も集客している著者だからこその説得力ですね。
目からうろこでした。
クラウドファンディングとNFT
こちらの本では著者の得意とするクラウドファンディングについて、そしてNFTについても詳しく解説があります。
クラウドファンディングも、要は「推し活」だということが良く理解できました。これまであまりよくわかっていなかった新しい集金スキームついて理解できた感じです。
要は、「〇〇やるために頑張ります!」という人に、
いろんな人が「1000円出します!」ということに加えて、
「○○できる権利を売ります!」というような工夫をすることで、
よりお金が集まってきて楽しいのがクラウドファンディング。
特にNFTについては、要は「保有権」。なんでもNFTになりうること、そしてクリエイターが増えている世の中、これまで売れなかったものがどんどん売れるようになり、クリエイターの生計を立てていくという夢を現実化できる可能性を感じました。
要は、コミュニケーション。
本の中では声高に言われているわけではないのですが、私が以前ヨガクラスを主催していたときに学んだのは、ヨガクラス自体よりも、クラスの後にみんなで食事する時間やお茶する時間に、生徒さんはお金を払っていたということです。
要はオンラインサロンや富裕層の通う劇場、競技場、競馬場なんかも、すべては「コミュニケーション(社交)」のため。オペラや野球は正直全部見なくてもOKなのです。
人は結局コミュニケーションしたいもの。
人とつながりたいもの。
都会では繋がれないので、会員権があったり、不便すぎること(災害など)を通じてコミュニケーションが生まれる。
それを価値として提供できるかがビジネスの成功にかかっている。
これは正直、本一冊だけの価格で学んでいいもの?と思うくらい価値のある情報でした。
人と人をくっつけると、価値が生まれて満足度もあがる。
つまりは、ファンを増やして、ファン同士を交流させるというビジネスモデル。
私の(保有物ではないですが)勝間和代大先生も同じことをやっています。
私も、起業して5年後に全力で社畜を卒業し、FIREするという目標のために、この本で学んだノウハウを活かして頑張ろう!と前向きな気持ちになりました。
ということで、目標です。
結論として、忙しすぎる社畜で、現在メンタル病みまくりの不眠症な私ですが、5年後までにFIREしようと思います。
そのために起業し、不動産投資をし、ファンの方を増やし、仕事を仕組化して自分が一日8時間も働かずにいる生活を目指します。
富裕層の方も、そうではない方も、予備軍も、みんなダメダメな「ワーママりも」のファンになってもらいたいです。
とてもぼんやりしていますが、たくさんの人をつなげてコミュニケーションが生まれる場を作りたいと思います。
それは私が興味を持っている教育関係なのか、メンタルヘルスなのか、女性の地位なのか、定まっていませんが、とにかくFIREです。資本市場の「支配からの卒業」です。
そのためには投資なりクラウドファンディングなり様々なお金の知識が必要です。
読書して知識をつけながら、自分の社畜生活をお伝えしていくことで、少しでも大変な思いをしているワーママ・ワーパパの助けになれたらな、と思います。
この本、本当に面白いのでぜひ読んでみてください。
きっと目からうろこな、いろいろな発見があると思います。
ぜひ応援よろしくお願いします!
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