(ライフ)バックパッカーが語る、行ってよかった子連れ旅行、5選!
おはようございます!
10年前、20か国を幼児と一緒にバックパックした経験がありながら、その経験が「まったく経験が活かされない」社畜のワーママをしている、りもです。
子供が3歳のときにトイレトレーニングしながらバックパックしたため、トイレが綺麗ではない国ではけっこう大変でした。
子連れで行って良かった旅行先、国内と海外合わせてご紹介します。
・トルコ(パムッカレ・カッパドキア・イスタンブールなど)
トルコの人は最高に子供にやさしい。
これに尽きます。
いろいろな国で子供にやさしい人たちに会いましたが、この国の子供好きは異常なレベルでした。
滞在中、ずっと自分は価値のあること(育児)をしていると感じることができました。
我が家は幼児を連れてちょうどラマダン中のトルコに2回行きました。
ラマダン中でおなかがぺこぺこなのに、うれしそうに子供と遊んでくれる人ばかり。
なんて人格者ばかりなんだ!と感動しました。
突然アイスをくれたり、声をかけられたり、気づいたら子供はだれかと遊んでいる、そんな経験ばかりでした。
大人は現地の人とラマダンを一緒に体験し、終了とともに配られるごはん(イフタール)を子供と一緒に食べたこと、
ジャーミー(寺院)越しに美しい月を見たこと、知らない人からたくさん子供がかわいがられたことは今でも忘れられません。
子供を連れているだけで、心底、幸せな気分になれる国です。
ヨルダン・イスラエル・エジプトなど周辺国も行きましたが、
なぜかトルコがとても親日的でした。
イスラム教国の中でも、ヨルダンやモロッコなどのように女性が肌を隠す必要があまりなく、大きい都市では観光客慣れもしているため、とにかくすべてが新鮮で楽しかった思い出しかありません。
一度子を連れて行ってみることを強くお勧めする国です。
テレビやドラマで目にする、西洋文化と全く異なる価値観に触れることは、子どもにとっても刺激的だと思います。
もう一度行くチャンスがあれば、成人した子どもと孫と行ってみたい国の一つでもあります。
・アメリカ(国立公園・グランドサークル)
子供が歩けるようになったら、富士山でも良いのですが、おすすめはグランドサークルです。
日本から飛行機でロサンゼルス、そこから車でフラッグスタフか、ラスベガス経由で、グランドキャニオン、セドナ、アンテロープ、行けたらモニュメントバレー。
とにかく貧富の差を目にすることになりますし、国土の広さと自然のスケールを肌で感じることができます。
6-7歳より上の年齢でいくと、まず、相当カルチャーショックを受けると思います。大人でも、広大な自然を前にすると、頭を殴られたような、神聖な感覚になります。
個人的には、ハワイのリゾートホテルに金をかけるのであれば、レンタカーをしてグランドサークルに行き、ホースシューベンドという死ぬほど怖いけれども美しい絶壁を見て、グランドキャニオンでハイキングをし、がんばって足を伸ばして、モニュメントバレーで朝日を見ることをおすすめします。
(ちなみに、このルートは漫画の「Blue Giant」にも登場します)
帰りにラスベガスに寄っても良いですね。ショーは子供が見られるものもあります。
マイケルジャクソンのショー(シルクドソレイユ)は円安で目玉が飛び出るほど高かったのですが、子連れで見てよかったです。
基本は車移動になりますので、日本であちこち歩きまわるよりも、そこまで大変ではないと思います。車中ではシリーズもののアニメを見るのがおすすめ。
グランドキャニオンも、ヨセミテ国立公園も、簡単なトレッキングができます。日本の山脈とは全く異なる規模感で、圧倒されると思います。
また、トルコ同様、アメリカも、とても子供にやさしい国です。
一方で、自己責任の国ですので、ホームレスも見かけますし、銃も犯罪も身近にあります。
ワイルドな感覚を身に着けるのであれば、子連れでも挑戦することをお勧めします。トイレトレーニングが終わったくらいからいけるルートだと思います。
子供は、汚いトイレや、スーパーにいた缶を集める仕事をしているホームレスの人を多く見たことや、ちょっとボロボロ系のモーテル泊したことをとてもよく覚えているようです。(「いろいろすごかったね」という文脈で)
きっと家族のいい思い出になるはずです。
3・石垣島・沖縄離島
沖縄の離島は学生時代に何度も行っている場所(安民宿泊)なのですが、
最近はじめて「ビーチリゾート」デビューをしました。
これまで泊ったことがあるまともなホテルはエジプトの紅海に面した町にあったハイアットホテル(けっこうボロボロ)くらい。
2泊で15万円は高いな・・・と思いふるさと納税を活用し、費用を抑えました。
泊ったところはフサキリゾート。
ビーチがついているため、そのまま海にもプールにも行けるのがすごい!と思いました。さすがビーチリゾート、とても楽しくて、楽です。
バックパッカーからすると、異常なまでの快適さ。
一方で、こういう豪華なところにいまいち馴染めていない自分もおり、
結局最後は石垣島中心部の居酒屋にタクシーで向かって、居酒屋メニューを食べていました。
子供達はコテージ移動がゴルフカートだったり、新鮮な体験に心から楽しんでいたようで、カスタマイズ可能なところが良い!と思いました。
(一方で、「楽すぎて」体がおかしくなるというのをはじめて体験しました・・・)
一方で、工夫次第で楽しめるリゾート体験だったと思います!
仕事に疲れたら、また癒されに行きたいなと思う場所です。
乳幼児がいる人は気軽にリゾート気分を味わえ、かつバーもあり、大人の時間も楽しめて、楽しいと思います!
石垣島からフェリーで離島にアクセスできる点も、ポイントが高いですね。
渡嘉敷諸島や、波照間島、小浜島も1-2泊がおすすめです。
次回は、子供と南十字星を見に行きたいと思います。
4・千葉全域
何を隠そう、私はピーナッツ県・千葉が大好きです。
東京都民のみなさんなら、海ほたるも大好きですよね?
千葉は、ひたすら趣味の人が集まる超絶クールでおもしろい県だと思っています。
ポルシェ用のサーキットがあったり、バイク好きがツーリングしていたり、
鋸山のハイキングなんかは、でっかい大仏やら観音様やらがでてきて
わけのわからない面白さです。
外国人だったら、やたら巨大なブッダに、さらに感銘を受けると思います。
養老渓谷も、季節を感じる美しいスポットです。
グルメスポットも大量にあり、廃校になった小学校が道の駅になっていたりします。
中でも、市原にある「さゆりワールド」というキリンやら象やらがいる動物園は異常なレベルで面白いです。
象が歌ったり絵を描いたりするのを見て、感動して以来、子どもと通っています。なかなか見かけないドムドムバーガーが園内にて食べられるのもポイントです。
最近だと宿泊もでき、キリンと朝ごはんも食べられるらしいです。
また、カヌー、ワカサギ釣り、登山、フルーツ狩り、サーフィン、ゴルフなどいろいろなアクティビティがワイルドに楽しめます。グランピング場もたくさんあります。
都心から1時間ー1時間半でアクセスできる、山や海があるところがポイント。アクアラインの渋滞を避けて1ー2泊するのが良いと思います。
自然の中で週末を過ごすとかなりリフレッシュできると思います。
温泉やリゾートホテル、テーマパーク(ドイツ村・マザー牧場)や水族館(鴨川シーワールド)もあります。
みんな大好きなディズニーランド方面ではなく、マニアが集まる房総半島側がとてもおすすめです。
特に、菜の花の季節の小港鉄道の電車はとてもかわいいので、一度見てみてください。
宝の山のような県だと思っています。
5・東北地方・震災の跡地
東北大震災の跡地は、一度子連れて行ってみることを強くおすすめします。
私はボランティアで何度か訪れています。
東京から仙台などアクセスのよい場所でしたら、新幹線で1時間半で着きます。
女川シーパルピアなど、津波で影響を受けた海岸地域には、やたらと綺麗な商店街と、海鮮丼など美味しいグルメがあります。
跡地に作られているので、建物もやたらと綺麗で物悲しい気分になります。
荒浜小学校は震災以降よく取り上げられましたのでご存じの方もいるかもしれません。
10歳以上であれば、子供と一緒に何が起きたのかをしっかり勉強する機会になると思います。
閖上(ゆりあげ)の朝市もおすすめです。
石巻まで行くと、石ノ森章太郎のおもしろい漫画美術館もあります。男の子ならとても楽しいミュージアムです。
時間に余裕がある方は、合わせて岩手方面も訪れてみると良いかもしれません。
いわゆるレジャーとして、動物と触れ合ったり、自然を楽しむことも大事ですが、同時に「自然の脅威」を学ぶことも大事だと思います。
当時の映像などはもう見られないことも多いのですが、震災や津波の影響がどれだけのものであったのか、写真や展示を通して学ぶこともできます。
災害への備えについて考えながらも、海産物を楽しんだり、美味しいお土産などを買って、ぜひ復興に貢献してほしいな、と思います。
アドレナリンが出るタイプの旅行にはなりませんが、きっと記憶に残ると思います。
余談:
ちなみに、余談ですが、20か国以上バックパックした際に思ったのは、「日本はダントツで子供と、子持ち女性に冷たい」でした。
なんだか、とても不名誉なことですよね・・・
アジア圏においても、最も子供に冷たい国だと思いました。
少子化になった原因は、やはりこの「子供への風当たり」があると思っています。
みんなで子供を育てよう!という感じはないですよね。
私も、子どもが泣いているとイライラしてしまうので、この「雰囲気」は不思議なものです。
アジア圏、ヨーロッパ、アメリカ、どこの国でもみなさんとても子供に対してとてもやさしかったので、日本に帰国したときはとても寂しく思いました。
まわりの子連れママたちには優しくしましょうね!
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