(キャリア)本当に、仕事が楽になってきたときが「稼ぎ時」だった。
おはようござます。
今日は「仕事が楽になってきたときが稼ぎ時(付加価値を産んでいる)」という話です。
この話は、生粋のカツマーである私が勝間和代さんがどこかで言っていた話であり、おぼろげな記憶に基づくものなのですが、
・仕事が楽になってきたということは、ほとんどの問題にも対応できる
・楽になってきた(=”つまらなくなってきた”)ときが、実は仕事で付加価値を産んでいる状態
ということです。
ワーママが向いていない仕事をはじめたとき
こちらの記事で書いた通り、私は常に「自分に最も向いていない仕事」をしています。かれこれ10年です。
言ってしまえば、私は「できなくて向いていない仕事をやる」という分野においての、エキスパートでもあります。
今の仕事を始めた最初の1-2年は、向いていないことをやって怒られたり反省ばかりしているため、「けっこうシンドイ」「いつ辞めようか」などと思っていました。
それでも仕事はしていたかったので、地道にマラソンのように、分からないことを調べては学び、調べては学びを繰り返して、5年が経ちました。
人との関係を築くことだけは、なんとなくできたので、とにかく笑顔でいろいろな人から話を聞いて学ぶようにしました。
少なくとも100回くらいは辞めようかとか、違う仕事をしようかとか、いろいろと逡巡していたと思います。
育児との両立もあり、最初の3年はそれなりに、かなりシンドイ日々でした。
3年経ったころ
3年くらいすると、仕事のパターンが一巡してだんだんと分かってくるようになります。業界用語など、一般的な話は通じるようになります。
それでも毎日変化球ばかりで、点と点がどうしてもすぐにつながらないレベル。たまに「そういうことか!」と気づくことがあります。
苦手な分野を仕事にしている以上、応用問題にすぐに行けないのは仕方がない!と思っている状態です。
3年やってもこのレベルにしかならんとは・・・!なんて難しい仕事だ!とある意味感心している状態です(関心している場合ではないですが)
それでもマラソンを走っている以上は、同じように、毎日地道に勉強を続けていきます。知っている人も増えて、いろいろと教えてもらえる先が増えてきました。
5年経った今
今現在、「よっぽどの変化球」以外は、日々問題なくこなしています。
そして、5年目を過ぎたあたりから、急になぜだか仕事が楽になりました。肩の荷がスッと下りたような感覚です。ずっと上にいた上司が異動し、責任感が増し裁量権が増えたせいでもあります。
そして、それと同時に仕事が「とんでもなく、つまらなく」なりました。
ある程度回答が分かっていたり、ちょっとした変化球であればすぐに打ち返せる状態。また、新しい人がチームに入るなど新陳代謝により、どんどん自分が「お局」のような立場になっていきます。
一言で言うと「慣れ」です。
若手だったはずなのに、急にベテランになってしまい、超楽なコースでヨガの資格をとっただけで「先生」と呼ばれてしまい戸惑うような感覚になります。(註:実体験)
やっていること自体は右から左ではないのですが、頭を悩ませて使うことがなく、「作業」のような感覚に陥ってしまいます。
人にずっと教えてもらっていたはずなのですが、気づいたら教える立場になっていました。
そこで、ハタと気づきました。
「これが勝間さんの言っていた、つまらないけど、付加価値を産みだしている状態か!」
と。
つまらないので、転職してスキルアップしたくなるところですが、実はこれはスキルが成熟して、自分にとっては楽に思えている一方、仕事はしっかりとこなしているため付加価値はしっかり生み出している状態。
不動産で言うと、借金を払い終えてスーパーフリーキャッシュフローを得ている状態、ゲームで言うと、スターを取ったマリオ状態。
でも実は、スターを取っているマリオは最強すぎて、ちょっとつまらないのです。
周りから見ると、そこそこ仕事ができる人に見えているのかもしれません(あんなにもともと仕事ができなかったのに、です)。
人生においても、苦難の道のりがあった方が、張り合いがあったり報酬になるとは言いますが、アウトプットにだけフォーカスして考えてみると、本当に自分が価値を産みだしているとき、それは必ずしもその人にとっての「やりがい」ではないのです。
このレベルに達するまでに、相当の時間がかかり、忍耐もしてきていると思いますが・・・
結論
「今が付加価値提供フェーズ」
このことに気づいてからは、せっかくなので「人生イージーモード」で行こうと思っています。
ただでさえ根本的にブラックな日本のワーママですので、変に上昇志向で「転職するぞー!」などとは思わず、楽に付加価値を出せる状況を、より楽しもうと思っています。
基本的には、マラソンのように続いてきた5年間の下積み経験を経て、やっと自分なりに仕事ができるようになった、という意味だと、自分の過去の苦労を称えながら、本業にも副業にも専念したいと思います。
元気があれば、次の仕事を探すかもしれませんが、とりあえず、今はイージーモードでスーパーマリオ生活を楽しみたいと思います。
苦しみ=成長であるフェーズがありながらも、実は自分が価値を出せるのは苦しみのない段階なのだ、というお話でした。
皆さんの参考になりましたら幸いです。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。