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(ライフ)レーシック手術が控えめに言って最高だった件

おはようございます!

東北大震災後に「逃げ遅れ」が怖くなったため、レーシックをして13年くらい経ったのですが、その後の経過を含めて「ぶっちゃけ、レーシックってどうなの?」という話をしたいと思います。

レーシックとICL


こちらがレーシック。

レーシック(Lasik)とは、Laser in Situ Keratomileusis「レーザーを角膜に照射し、修正する」という意味の頭文字を取った略語になります。

その名の通り、レーザー(エキシマレーザー)を使用して、眼の角膜を薄く削り、屈折力を調整して、視力を回復させる手術です。治療も10分程度で終わり、近視・遠視・乱視といった屈折異常による視力低下の改善が期待できます。

全米でのレーシックの症例数は、年間130万件以上にのぼります。日本では2000年1月厚生労働省(旧:厚生省)に、エキシマレーザーの安全性が認められ、メガネやコンタクトに代わる第3の視力矯正方法として、注目を浴びています。

品川近視クリニックHP


で、こちらが最近よく聞くICL。

ICLで使用するレンズは、安全性の高い素材で出来ており、眼内に挿入することには実績がありますので問題ありません。また、眼の中にレンズを挿入するため角膜を削る必要がなく、コンタクトレンズのような違和感もありません。
世界的にみると、レーシックを含む視力矯正手術の全体の約10%はICLで矯正されています。
当院で使用しているレンズは、ホールICLとよばれるレンズの中心に穴のあいたレンズを使用しています。
これにより、治療後の合併症である白内障のリスクが軽減され、より安全性の高い治療が可能です。

品川近視クリニックHP


角膜を削るか、削らないけどレンズをいれるかの違いで、目のフラップ(ふた)をあけて施術するのと、少し切ってレンズを入れるのと、ちょっと施術方法も違うみたいです。

当時はICLがなかったのですが、大地震が起きたときに強度近視の自分が眼鏡がないと何も行動できないという不便さを感じ、レーシックに踏み切りました。

当時で20万くらいだったと思いますが、いまだと35万くらいがスタンダートでしょうか。

その時の経験談、そして感想を書きたいと思います。


レーシック、控えめに言って最高です。


13年経っているのですが、結論としては「レーシック最高」です。むしろ、角膜が薄くてもできるICLという技術がある今、なぜやらずに眼鏡やコンタクトレンズを使っている人がいるのかという方が疑問なくらいの素晴らしい技術です。

震災後、特に育児・家事・仕事に忙しい毎日を送り、コンタクトレンズを仕入れたり装着したりつけたまま寝て目が痛くなったりするわずらわしさがなくなり、あまりに快適で「本当にレーシック受けてよかった」と日々感謝しています。

あれほど小学生のころから10年以上悩んできたぶ厚い眼鏡とコンタクトレンズ。

片方の親が近視だったせいだと親を責めていることすら、ありました。

海外ではコンタクトも手に入らず、苦労しました。

近眼は人格形成にも影響を与えます。

東北大震災後、育休中だったこともあり、レーシックという技術、リスクについてかなり集中的に勉強しました。その結果、「ダウンサイドはありそうだけれども、許容範囲」という結論になり、施術を決意。

育休中ではそこそこ大金でしたが、今の結論としては、自分の子供も近眼であれば20歳以降にでも、レーシックをさせると思います。

・レーシック
・歯科矯正
・(女子だったら)脱毛

は公文よりも必須!

というのが私の考えです。

もちろん、怖いとか、別の理由でやりたくなかったら別ですが。

レーシックの施術について


レーシックに躊躇する方は、診断に行っていただいて説明を聞いてほしいのですが、かなりの経験値の医者でも「これまで何か異常があったことはなく、施術後にフラップがずれてしまったケースは剣道をやっていて目に直撃した1件です」という感じで、「失敗」というのがあまりないということが理解できます。

ただ、おそらくほとんどの方が躊躇する「手術」

これは、ちょっと怖いです。

「自分の目が見えなくなるかも」という不安に加えて、「目を閉じる」とか「意識を失ってる間に終わる」のではなく、

・意識がある状態で
・目をあけたままフラップをつくる(レーザーをあてる)

というのが怖い!という気持ちはよくわかります。


実際の手術は、目に点眼麻酔をして、とにかく目をずっと開けていると、光で明るくなり、何かが行われているうちに終わります。かなりあっという間です。まったく痛みはありません。

そんな施術よりも、少し休んで帰宅する時に、「まわりの世界が鮮やかに見える」という経験の方が100倍ワンダホーです。


しっかり傷を治すために、しばらく目を夜中にかかないような処置は必要でしたが、その「施術後に病院を出た後、世界が裸眼で鮮やかに見えた」経験は人生の素晴らしい経験No.10くらいに入るくらいの衝撃でした。


13年後の現在どうなっているか


手術後13年ですが、両目で1・2ずつまだ見えています。日常生活で不便はありません。

この間、眼底検査で引っ掛かり精密検査を新しい病院で行ったところ、

「レーシックしたかどうかわからないほどに、きれいに傷が治っていますね!」と先生も太鼓判でした。

基本的に、体の手術と一緒で、跡があまり残らずにしっかり目も治るみたいです。

一方で、「最高」ではありつつも、気を付けた方がいいことがいくつかありますので、こちらも書いていきたいと思います。


気を付けた方が良いこと その1ー過度な矯正


これは、あまり聞いたことがないのですが、私はレーシック後視力が1.5から2.0になったため、パソコンに長時間向かっていると頭痛や目の痛みが現れました。

おそらく、過度に矯正されたことで、目が見えすぎて疲れるのです。

仕事をしている中で頭痛がかなり続いたことから、当時はあまり流通していなかった「ブルーライトカット」と「近くをあえて見えにくくする」眼鏡を購入。

仕事をするとき、ブルーライトを浴びるときだけ限定ではありますが、また眼鏡生活に戻ってしまいました。

今ではJINSやゾフのような安価な眼鏡ショップがありますので、おしゃれの一環としていくつか眼鏡を作って楽しむようにはしています。

現在は時間が経過して、両目1.2くらいに落ちましたので、ブルーライトカット・度なしでいろいろデザインを試しています。

当時も医者から「今後、視力下がるかもしれないけど、下がったらまたレーシックできるよ」と言われており、この程度に落ち着くのであれば当初の過度矯正は仕方がないのかな、と思います。


気を付けた方が良いこと その2ーグレア


レーシックをすると、光の具合なのか、一般的な「モノの見え方」が若干変わります。おそらく、近視になる前の見え方とは「どこかが何か違う」感じがします。

角膜を変形させているので、ある程度は仕方のないことだと思いますが、とりあえずくっきりは見えているのでOKという感じです。

一方で、ネオンライトなど夜の光がまぶしく見える、一般的な副作用である「グレア」、これは想像以上でした。

夜のネオン街を歩くのはOKですが、かなりまぶしいです。
目を細めないと光で眩しくて歩けません。

夜の運転は対向車のライトなどがかなりまぶしく感じます。

夜の長距離運転をされる可能性がある方は、レーシック前によーく考えた方が良いかもしれません。対向車ハイビームの場合かなり事故りそうになります。

私は基本的に夜の運転はしませんし、そういった意味ではグレアが一番注意だと思います。


気を付けた方が良いこと その3ードライアイ


個人的にはドライアイはそこまで気にならないのですが、目薬は常に持ち歩き、カラーコンタクトを入れることができません。

おしゃれで度なしのカラコンを試そうと思ったのですが、モイスチャータイプにしても目がすぐに乾いてしまい、乾いてほぼ前が見えない状態になります。

個人差もありますし、日常生活に支障はないので、問題はないのですが、もしどうしてもカラコンしたい!と思う方は施術前に相談したほうが良いと思います。


以上、レーシックの体験記と、13年経った結果についてでした。

手術を受ける方、経過が気になる方のご参考になれば幸いです。


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