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東京おのぼり旅日記⑧(最終回)~羽田空港編~

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【前回までのあらすじ】
アルロ木君がこの旅行にリバウンドとガッツを加えてくれた(溜池山王)。
アル城君がスピードと感性を(神保町)。
アル井君はかつて混乱を。ほっほっ……のちに知性ととっておきの飛び道具を(東京駅)。
アル川君は爆発力と勝利への意志を(赤坂)。
赤木(アル憲)君とアル暮君がずっと支えてきた土台の上にこれだけのものが加わった(日本橋)。

それがアルロンだ。

byアル西先生




これは、創作大賞授賞式のその後を書いた、汗と冷や汗の旅行記である。

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観光を楽しみ、おみやげも買い、北海道へ帰るために羽田空港へ向かった。
行きたいところ、食べたいもの、まだまだたくさんあるけれど、限界がありますからね。もし金銭的・時間的・体力的・精神的にたっぷり楽しめるなら、どうしようかなぁ。カントー地方のポケモンセンター制覇してー、事前予約制の各種コラボカフェ行って―、ハリー・ポッタースタジオツアー行ってー、御朱印集めに回ってー、吉原のソーおっとあぶない。

とにかく、一度の旅行でなんでもかんでもできるわけではないから、しばらく経ってからまた来たいなぁと思った次第で。

そんなことをぼんやりと考えながら、羽田空港へ向かうモノレールへ乗り込んだ。めちゃくちゃ混んどる。

モノレールの右隣に、20代前半と思しき女性が座った。普段そういうシチュエーションになることがないので、なんか無駄にドキドキする。なんなんだろうね、あれ。ちなみにその人は大井競馬場前で降りた。ご武運を祈る。


そんなこんなで羽田空港に到着した。よう久しぶりだな。2日前とは大違いだ。僕の時間的余裕が。
時間に余裕があるというのは、なんと気の楽なことか。まったく、だれだよあんなギリギリの時間で行きの日程組んだ奴。僕か。

飛行機の出発までまだ1時間以上もある。腹も減ったことだし、どこかでお昼ごはんにしよう。僕は持ち前の優柔不断を存分に発揮して、昼食会場を探した。よしここに決定だ(この間、約20分)。

通行人がまったく写らない奇跡の一枚

GGG CAFÉ。ガオガイガーに出てくる組織みたいな名前だな。勇者シリーズのファンがこういうオシャレカフェにやってくると見越してのネーミングだろうか。だとすれば名付け親はかなりのロボアニ好きだ。ぜひ一度酒を酌み交わしたい。オーナーはどこだろう。あー、すまないが君、ここのオーナーを呼んでくれたまえ。いや、やっぱやめとく。オムライスプレートとポテトとコーヒーにします、はい。お金はあげます。

店頭でやりとりをしている間、自分の席に置いてきたキャリーケースとおみやげたちの方を何度も何度もチラ見した。用心深いがゆえに、だれか悪者に奪われやしないかと不安になるのだ。先に席を確保してから注文なんて、一人旅の者にとってはなかなかハードルが高い。あ、安心してほしい、荷物は無事だった。

美&味

ふう、お腹いっぱい。あれだな、満腹って幸せだな。飽食のこの時代、食べ物が当たり前のようにあるけれど、それって実はとても贅沢なことなんじゃないか。非日常を通すことで大切な日常の忘れがちなことに気づ

出発時間まであと15分じゃん! 急げ!


(おしまい)

応援ありがとうございました!
アルロン先生の次回作にご期待ください!




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アルロン
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