何故かゆるい気持ちで応援できる「長瀬有花」さんの話
1.はじめに
どうも、いくら時代が進んでも「推し」と「俺の嫁(死語)」は使い分ける古のヲタク、るるシアです。
いつの間にか世間一般で多用されはじめ、今では市民権を得た「推し」という言葉と「推し活」という言葉。
皆さんはこの言葉を聞いた時、どんなイメージをするだろう。
恐らく、所謂「アイドルオタク」のような、ひたすらにライブに行き、全力で推しを応援する、そんなイメージではないだろうか。
今回はそんな「推し」、「推し活」というものに対して不思議と、
「まったり、ゆるい気持ちで応援してもいいんだな」
と思わせてくれる「長瀬有花(ながせゆか)」さんの紹介をしたい。
2.「長瀬有花(ながせゆか)」とは
「長瀬有花」さんは、「RIOT MUSIC」に所属する「だつりょく系バーチャルアーティスト」。
聞きなれないかもしれないが、所謂「バーチャルYouTuber(2次元)」として、オリジナル楽曲の投稿はもちろん、カバー楽曲やライブ配信(3次元)を中心に活動している2.5次元アーティストだ。
特筆すべきは、その独特な世界観。
「だつりょく系」をコンセプトにするだけあり、幼さの残る儚いウィスパーボイスと、独創的な楽曲の数々が聴く者を魅了してしまう。
3.なんでもない出会い
そんな「長瀬有花」さんとの出会いは、ある日曜の深夜にたまたま流れてきたひとつのツイートと動画だった。
「いや歌じゃないのかよ」
そう思った方々、ごもっともである。
筆者、サイドテールの女の子が結構好みなので、なんとなくこの動画を拝見したのだ。
これが運命の出会いだった。
独特な気の抜けたBGM、なんてことない日常の出来事、ゆるかわいいイラスト、聴いていて心地のいい声。
全てが絶妙なマッチをしていて、気づけばその世界観の虜になっていた。
いつからどんな活動をしている人なのか、どんな歌を歌っているのか、過去にはどんな動画を投稿しているのか。
日曜深夜に偶然出会った「たった1分にも満たない短い動画」には、不思議と、「もっと彼女を知りたい」という気持ちにさせるナニかがあった。
4.“ゆっくり”とハマっていく世界観
筆者が「長瀬有花」さんを知ったのは「2022年8月」。
「2020年9月」から活動をしている彼女の活動2周年記念の他、「2月17日」の誕生日企画に向けた諸々が動き出している時期だった。
普通、一度ファンになってしまえば、直近で開催されるイベントへの参加やグッズを買い漁るなど、どっぷり腰まで沼にハマってしまうのがヲタクの性ではないだろうか。
しかし、「長瀬有花」という世界ではそうはいかない。
原理は分からないが、何故か徐々に徐々に、ゆっくりとハマっていくのだ。
投稿されているオリジナル楽曲はもちろん、カバー楽曲の選曲まで全てが独創的で、「あ、この曲いいかも」と思っていると、自然と他の曲も再生している。そうさせる魅力が、彼女の歌声にはあるのだ。
ちなみに、筆者にトドメを刺したのは、カバー楽曲の「POP STAR」だ。
たった3枚の立ち絵、1枚の背景による動画なのだが、動画概要欄のひと言コメントと併せて、筆者を「長瀬有花」という世界に染めるには充分な破壊力だった。
以下のリンクは、「2023年2月」に行われた「バースデー記念番組」なのだが、「記念番組?配信じゃなくて?」と思った貴方の感性は間違っていない。
なんとこの配信、
「90年代の教育番組風(子ども向けニュースバラエティ)」
というコンセプトで配信を行ったのだ。
全編を通してノイズのようなエフェクトがかかっており、まさに昔のVHS、ビデオテープに録画されたような番組風に仕上がっている。
正直、この記念配信を見て「What is this?(これはなんですか)」と聞かれても、「I don't know…(私も知りません)」としか答えられない。
我々も「But…This is Yuka-Nagase.(でもこれが長瀬有花です)」しか答えを持ち合わせていない。
確実に言えるのは、それこそが彼女の世界観であり、我々を魅了してやまない要因のひとつなのだ。
5.現在の活動
新曲の公開はもちろんだが、定期的に行われる以下の活動がこれまた魅力的なので紹介したい。
①生配信:長瀬有花を垂れ流す枠(仮)
毎週月曜日に定期配信している弾き語り配信、通称「たれながせ」。
月曜日に配信してくれるため、憂鬱な気分が吹き飛んでいくとてもありがたい配信だ。
アーカイブは残らないので、「長瀬有花さんという世界観を手軽に浴びてみたい…」という方には、是非見てみてもらいたい。
②作業用ラジオ:ながせの部屋
毎週金曜日19時から土曜日の19時まで24時間配信をしている作業用ラジオ。
ご本人が出るわけではないのだが、ゆるっとしたBGMやカバー楽曲などが良い雰囲気を醸し出しており、これを聴くと「一週間終わったなぁ」と脱力して休日を楽しめる。
個人的に時報が大好きで、「ぴーんぽーんぱーんぽーん、長瀬有花が午前○○時をお知らせします。」を聴けると謎に嬉しい。
③SNSわーるど
X(旧Twitter)のポストがこれまた独特で、見ていて謎に癒される。
日常の呟きはもちろんだが、その中でも特に鳩へのダル絡みは必見。
長瀬有花さんが鳩にダル絡みをしている姿を想像するだけで頬が緩む。
一体どのような感性を持っていたら路上の鳩に「こんにちわぁー、フフッごめんねぇー、こんにちわぁー。」などと謝りながら挨拶をするのか。
6.おわりに
以上が、「長瀬有花」さんの世界観、そしてその生態である。
今年で活動3周年を迎え、つい先日は初の有観客ワンマンライブ「Eureka」の開催や新作ミニアルバムも発売し、益々波に乗っている。(なお、筆者は仕事が入ってしまい、ライブへの参加は叶わなかった。弊社を一生恨むことだろう。)
これからも「長瀬有花わーるど」が広がり続け、誰かの「だつりょく」の一助になれば嬉しい。
そしてもし、この記事を読んで少しでも興味が湧いてくれたら、一緒に「長瀬有花」さんを観測してみてはどうだろうか。
きっと、疲れた貴方の心に癒しをもたらせてくれるはずだ。