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好きな人を沼らせる心理学ってありますか?

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【ご質問ここから】

送信者:hhさん

単刀直入に聞きます!好きな人を沼らせる心理学ってありますか??

【ここまで】



いいですねぇ~。すがすがしいくらいに心理学を悪用しようとしてらっしゃるその感じ好感持てます笑



正直に告白するならば、私も心理学との一番最初の出会いは「モテ」でした。



話は高校時代にまで遡るのですが、回りの男友達に次々と彼女ができていく中、それまでテニス漬けで全くもって恋愛沙汰に踏み込んでこなかった私は正直言ってかなり焦っていました。今思えばそんなこと気にすることはないんですけど、10代男子にとっては「周りの友達が彼女持ちだらけになる」というプレッシャーはめちゃくちゃしんどかったのを覚えています。

きっかけは、ふと書店に入ったときのことです。私はそれまで、本と言えば漫画しか読んだことがなかったのですが、平積みされていた「誰でもできる!恋愛心理学で好きな人を落とす本!(タイトル忘れたけどそんな感じ)」的なものが目につき、「ほほーん」と思ってパラパラとページをめくってみたところ、文章の読みやすさもさることながら内容に衝撃を受けまして、当時は部活も引退していて軽くアルバイトもしていたため、迷わず購入しました。お値段はたしか1300円とか1400円とかそういう感じで、「漫画と比べてずいぶんと高いんだな…」と感じたことを覚えています。

そこには、心理学的な視点から解説した恋愛についてのあらゆるノウハウが解説してありました。例えば、「向き合って対話してる時に相手を心地良くさせるノウハウ」ですとか、「相手を心地よくさせて落とす会話術」ですとか、「相手を抜け出せなくするセックス・テクニック」ですとかそういう感じです。今思えばキモイんですけど、当時の私は超真剣にそういうものにハマりこんでいました。



それで、恋愛心理学のノウハウで武装したRyuta少年に彼女ができたのかと言えば、、、

残念ながらできませんでした。そういう恋愛心理学みたいなテクニックを使おうとすればするほど、ぎこちなさとか緊張感が勝ってしまい、ただでさえ女子と話すのに慣れてなかった私が余計に「非モテ」っぽい挙動になってしまうわけです。恋愛とは難しいものだ。



でも、彼女はできませんでしたが、その「恋愛心理本」との出会いは文字通り私の人生を変えました。書店に行くたびに、目につく本は漫画ではなく恋愛心理の本や対人心理の本、純粋に心理学を統計的に扱った本になり、はたまた高校生だったのに、セールス・パーソン向けに心理学を利用した本や、部下を持つマネージャー向けの心理学本まで手に取るようになりました。さすがに全てを新品で買うのは費用がかさみすぎたため、BOOKOFFなども利用しながら心理学のあれこれを貪欲に吸収していきました。

今こうして、RKメンバーの前でうんたらかんたらと文章を書いてるのは、高校時代のあの経験が無ければきっとなかったでしょう。心理学に出会わなければ、今頃私は何をやってたんだろうと思うことがしばしばあります。不器用な人間なので、きっとうだつの上がらないサラリーマンか何かでしょう。



青春時代に心理学と出会い、学生時代、起業家時代、カウンセラー時代と心理学とともにすごし、そして今こうして心理学の文章を書いてる。大学に所属する心理学の研究者ではないにせよ、心理学のプロを名乗っても誰にも怒られないでしょう。

そんな私からhhさんに「好きな人を沼らせる心理学」を伝授するならば、それは、

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