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’21/6/7 ゲームチェンジに必要な精神。

自身の言語化能力のトレーニングとして思いついたことをNOTEで執筆していくトライをしてます(落合さんとか最近見た外資系コンサルの方のアメブロを見て、やっぱり広告抜きのブログっておもろいなと思ったことが理由)。

簡単な自己紹介だけ先にしておくと、メーカーで働いている他の人よりも少しだけ日本の将来と日本の製造業の発展を強く願っているただのサラリーマンです。

今日は、2030年のカーボンニュートラル目標に向けたキーワードである「ゲームチェンジ」に必要な精神について考えてみましょう。

ゲームチェンジってのはいわゆる既存の市場を見直して、改めて市場を作り直すといったニュアンスで使われる言葉です。電力関連で言うと、1局集中型の化石燃料で発電を行う火力発電メインである市場が、再エネを中心とした発電メインとした市場に置き換える(小型原子炉で安定化を図る)ような市場に変更するような意味をざっくりと示します。

この記事の文脈としては、このカーボンニュートラルのような「新しい価値観をベースとした市場変化」という意味合いで「ゲームチェンジ」を定義しましょう。

平たく言うと、市場が大きく変化する市場で生き残るために何が大事か?ということ。

私なりに必要と考える3つの精神を紹介していきたいと思います。

①VUCAの精神

VUCA(ブーカ)とは、現代のような変動の大きい時代を表現した次の4つの英単語の頭文字をとった言葉です。

Volatility(変動性・不安定さ)
Uncertainty(不確実性・不確定さ)
Complexity(複雑性)
Ambiguity(曖昧性・不明確さ)

ゲームチェンジの時代で生き残るためには、VUCAと向き合うことがが求められます。例えば、顧客と業務する中でも急に今までの仕事の仕方と異なる方法を求めてくることがあります。こういった際には従来の方法を捨てて、新たに検討する必要があります。

例えば、自動車メーカーがモデルベース開発などを始める際には、サプライアに対して、CAEなどを駆使してフロントローディングで設計検証を強く要求するようになりました。こういった際に、今までの方法が適用できなくなると、なんとか今までの方法を流用しようとしてしまいがちです。

そういうことをしてしまうと、客先担当者自身もわからない不確定な状況で対応しているなかで、社内への説明ができなくなり、担当部門の進捗が悪化してしまうことで、評判が劇的に下がってしまいます。

こういうVUCAに対応できない担当者は客先からクレームが入り担当を外れてしまい、VUCAに対応できる人だけが残ることになります。

今後ゲームチェンジが加速すると、よりVUCAへの適応能力が求められるため、この精神が必要であると感じます。

②未来志向の精神

ゲームチェンジする中で大切になってくる考え方として、未来志向の精神を持つ必要があります。

これは日々の業務に忙殺されてしまい、ついつい目の前の業務や周囲の人へのストレスを感じてしまいます。加えて、視野が狭くなり、負のループに入ってしまいます。

しかし、ゲームチェンジでは新しい市場を作ることが必要で、圧倒的に今の視野から広い視野を見ながら周囲を巻き込んで仕事をしていく必要があります。

今の仕事をいかにスピーディに終わらせて、未来のことを考えながらどのように今の業務がゲームチェンジで変わっていくのかを考えながら仕事に取り組む、未来志向の精神が必要です。

私の所属する事業でも未来への憂いが多く出ますが、ふと会社を俯瞰してみると幅広い事業を行っており、この中からゲームチェンジを行う事業を選び、考えていけばいいんだと思い直し、未来志向の精神を持てるようになりました。


③未来を実現するために行動する精神

ゲームチェンジは別に自身の事業にこだわる必要はありません。なんとなく長くいる会社だからという理由だけで、興味を捨てて働き続ける必要は全くないと思います。

自分が一番楽しいと思えることをその時にやっていることが最もゲームチェンジに貢献している状態であると言えます。

なぜこんなことを言うかと言うと、個々人が想い描く暮らしたい未来に向かって突き進まない限りその未来が描かれないからです。

例えば、自動車が全て自動運転になり、乗りたい時に乗りたい場所で乗りたいだけ移動し、その中でNETFLIXを見たり、PCで作業したりできる時間を確保できる未来。もしくは、会社の垣根を越えた生産性の向上が相互にできる社会になり、日本の生産性が向上することで15時には仕事が終わる社会。

こんなふうに考えながらも、自動車を必要性に迫られて惰性で買い続けたり、生産性を向上しないまま仕事を惰性で続けるとどうなるでしょうか?

社会には慣性がありますから惰性で継続することになります。本当に個人が思い描く未来を実現するためには、その未来のために必要な行動をしていかなければいけません。

会社においても同じでゲームチェンジをしていくためには、その描く未来のために行動していく必要があります。


今回紹介した3つはあくまでも私が必要だと思う3つのことを挙げましたが、これ以外にも重要な要素はいくつもあります。ただ総じて言えるのは、未来を見ながら変化を楽しみ続けていくことが大切と言うことでしょう。


必要な精神を意識しながら「ゲームチェンジ」を楽しみましょう。

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