ハウツーだけでは人は育たない
『先生の言うことが、よくわからないんです…』
今日は、他でも習われている方が体験レッスンにいらっしゃいました。
・喉を開けて
・力を抜いて
何をどうすればいいのかわからない。
そもそも、言っていることがわからない。
私もそうでした。
音大時代、声楽の先生が、
横隔膜を回せだの、
喉を下げろ言うのですが、
内心、
『ど、どうやって?』
体質と同じで喉も人それぞれ。
本来、教え方もトレーニングの仕方も、
その人に合った『オーダーメイド』であるはず。
理子先生が具体的に、言語化しながら、
さらに、
ペットボトルに太めのストローを差した秘密兵器をご持参くださって、
『ブクブク〜〜〜』
生徒さん、みるみる上達!
結果、
喉に力が入らないとても良い歌声が出ました!
『わぁ〜、とても歌いやすい!』
満面の笑顔の花が咲きました。
彼女は、喉に力が入りすぎていて、裏声の切り替えが上手くいかなかったのですが、『頑張らないトレーニング』を重ねた結果、
見事に本来の彼女の声が出ました。
現役シンガーの先生に習っていらっしゃいるようですが、これってよくあること。
『一流プレイヤーが、
一流のコーチとは限らない』
言っていることは正しくても、
相手に伝わらなくては意味がありません。
教えることは、実験の連続です。
たくさんの手の内があること。
言語化してお伝えすること。
相手のお困りごとに寄り添えること。
そういえば、うちの生徒さんて、
お習い事をしているというより、
一緒に追及してる感覚があるなあ。
今の現状を把握した上で、
具体的に指南してあげられると、
ただ否定された感じにはならず
正しい努力をすることによって
思い通りの結果を得ることが出来ます。
教える側だからといって、
偉いわけではありません。
生徒さんから学ぶことも多々あります。
ハウツーだけではなく、
相手の『人生の一部』であることを、
改めて自覚した時間でした。
ちゃんとした講師を育てなきゃ〜
とも思いましたね。
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