人生 出会い
出来上がった道を追いかけてたんだ。そしたら君にぶつかったんだ。
君はずっと美しかった。だから僕は惹かれてったんだ。
今考えてみれば あの一つの出会いから 私の生きる道が
私と貴方との出会いは突然でした。それは2009年の春。
出来上がった道の上を、平凡に歩きながら帰宅路目指す
一節の人生を終えた私にお疲れ様でしたと言って
数分後帰宅した家を目の前にしてこんなことを思うの。
ああ、誰か 知らない誰でも構わない。だからお願い、
“一節の人生を終えた私の心に小さな祝福の言葉を”と。
そう思っていた矢先に、とてもタイミングが良いんだ
兄の部屋から聴こえてきた音。ああ聴き心地が美しい。
♬〜 誰かを愛せたあの時の気持ちで いつもいれたら
誰かを傷つける言葉もこの世にはなかっただろうなあ
満ちていて 枯れていて 心はいつも誰かを
つきはなして また求めて いつも時のせいにして
微かな言葉だけを頼りにして、歌詞の一部を検索した結果が
“RADWIMPS” “愛し(かなし)” “野田 洋次郎”にヒット。
これこそが私と貴方との出会いでした。兄に感謝です…。
白と黒の狭間でオーダーメイド
私の人生は第二章を歩み始めようとしていた。
当たり前のような日常が続いたのが
束の間だということをこの時はまだ知るよしもなかった。
前回noteを初めて綴った時に書かせて貰ったが
私は生まれつき先天性の“脳性麻痺による障がい”を身体に抱えている。
この障がいを邪気と思っている人々たちが
言葉や行動を凶器に変えて心ないいじめを私に浴びせてきたのだった。
並べ始めたらキリがないほどの
見た目と上目の判断だけの差別に私はズタズタボロボロに壊れていた。
こんな時も私の心の支えは…
洋次郎さんが紡ぐ真っ直ぐな優しさと愛のある言葉の数々でした。
『オーダーメイド』を初めて聴いた時には
自分の体内からぐわぁぁぁぁぁと溢れ出してきたこの大きな安堵感。
言葉のひとつひとつに人生が重なった様に
身近にないはずの洋次郎さんに素っ裸にされて見透かされてるの?と。
元々言葉に敏感になってしまう私の性格に
何かを問われている気がして 正解を求めて。
不思議な気持ちになったけど自由に近づけた気がした。
とても奥深い人情味が溢れていて
言葉に重みがあって世界観が生きていて
繊細な命の授業を聞いている感覚に 聴く度に溺れてしまうんだ…。
RADWIMPSさんは、洋次郎さんは
「人間」という生き物を様々な角度、視点から描いてくれます。
愛や希望、恋も理想も。闇、そして怒り。
そして何かを大切にしようと思わせてくれる。
ここまで人間、心情を理解しているのに
かと思えば空や月、海、山、街の壁、
もしかしたら空気にまでにも
人情を与えて真っ直ぐに寄り添っている。
あらゆる場所に自分の“目”を持ってるのかもしれない。
そんな風に自分をオーダーメイドしたのかもしれない。
ラリルレ論
私の心を支え人生に彩りを与えてくれている洋次郎さんが
一日 一日の日記のようなものですが… と
曲作りの思いや過去の自分考え方などを書き下ろしたエッセイ。
オーダーメイドの歌詞に助けられた後に、
私の五感の感情は見る感じる世界観の捉え方が明るくなりました。
そんな矢先に発売されたこの重みある一冊
図書室に神々しくたてられていて
瞳と心を輝かせながら読み込んでいた懐かしい日を思い出したので
当たり前の日常が思うようにいかなくなったこの瞬間、
人情味ある優しさや愛を触れられず人恋しいこの瞬間、
貴方の真っ直ぐな愛と優しさにもう一度溺れてみます。
今となっては私の人生に見つめ直しと愛を与えてくれる教科書です。
最後に一つだけいいですか
私は今日を迎えるまでに
貴方が支え寄り添ってくれた人生を
私だけのもの。と独り占めしたくて
言葉にせず心に隠し持っていたの。
貴方の言葉と音楽も耳に聞かせて。
でもこれから違う、貴方と共有ね。
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一番近くにある音が
いつもカッコ良くて
いつもドキドキしている
聴くたびに 聴くほどに
この音に感じさせられていく
この音からはどう考えても 離れられず
この音を死ぬまで 聴いていたいと思う
死ぬまでこの音に包まれたい
死ぬまでこの一音一音全てを
身体のいたる所にまで 染み渡らせたい
いく所まで一緒に 生きていきたい
いつも音は新しい 貴方はいつも新しい
いつもこの音が愛しい いつも貴方が愛しい
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