長野で日本酒づくり体験①
お酒を飲めない私がハマった日本酒。
今回は長野で2泊3日の日本酒の蔵人体験プログラムに参加してきました。
KURABITO STAY
私が日本酒にハマったのは、日本酒をグイグイ飲むうちにハマったというわけではありません。何と言ってもお猪口3杯もあれば酔っぱらうぐらいですから。
私が日本酒に魅かれたのは、発酵の世界を知ったことで、日本酒づくりというお米や麹菌、酵母、乳酸菌、水が作り出す複雑で不思議な過程に興味を持ったからでした。
講座で勉強したり、本を読んだりして知識を得たものの、実際にどんな風に日本酒がつくられているのか、見る機会はなかなかありません。
蔵見学に行っても、ビデオを使っての説明や窓越しに「あのタンクに醪が入っていて」という程度の説明では相変わらず知識は知識のまま。
そのため、この「KURABITO STAY」というプログラムを知ったときは狂喜乱舞。なんたって蔵に入って日本酒づくりを体験できるわけですから。
二泊三日のプログラム初日
①オリエンテーション
集合は金曜日の夕方。5時からオリエンテーションが始まります。
滞在中や酒蔵での作業時の説明や注意事項の伝達と、参加者の自己紹介。
「和醸良酒(わじょうりょうしゅ)」=「参加者みんなで力を合わせて美味しい日本酒をつくりましょう」をモットーに、主催者のMarikaさんが参加者同士の交流を促し、和気あいあいとした雰囲気に。
今回私が参加したときは定員10名のうち香港からの参加者が7名、日本人参加者が3名というインターナショナルな顔ぶれ。日本人チームは元気な香港チームに完全に圧倒されていました(笑)
②夕食会
近くにある和食のお店で催される夕食会では、蔵仕事をさせてもらう日本酒蔵のTyler(タイラー)社長との交流会も兼ねています。
タイラー社長? 外国人?とお会いするまでは悩んでいましたが、ファーストネームが「平(たいら)」さんというところからきた社長さんのニックネームでした。
タイラー社長はお話しもうまくて、上手に座を和ませてくださいます。
とは言え、今回は香港チーム7人がいますから、英⇔日の通訳さんが入り、香港から同行してきたガイドさんの中国語での説明も入りと、さらににぎやかな食事会に。
「私、お酒があまり飲めなくて」と、アルコール19度のお酒を前にタイラー社長に訴えると、「じゃあ、ちょっと飲み方を変えてみましょう」
お店に頼んで氷を用意してもらい、「氷を入れて、オンザロックで飲むと、飲みやすくなりますよ」とタイラー社長のアドバイス。
確かに!
お酒の強さがほどよくまろやかになりました。「日本酒・オンザロック」もありなんですね。
そんな飲み方をしたら「うちのお酒でそんな飲み方は邪道!」とてっきり酒蔵さんから怒られるかと思いましたが、そのお酒をつくっている酒蔵の社長さんからそんなアドバイスをもらえるとは。
タイラー社長、お話し上手で座持ちも上手ですが、柔軟性もバッチリある方のようです。
そういうのスキ・・・です。
③お宿で日本酒飲み放題タイム
夕食後、お宿に戻ると、無料の日本酒サーバーでさらにお酒が進みます。
④おやすみなさい
そして、夜は更け、翌日からの蔵人仕事に向けて就寝です。
いよいよ翌日は蔵人体験。楽しみです。
(つづく)
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